難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

なぜ今要約筆記者養成事業なのか。

2011年03月21日 21時51分26秒 | 要約筆記事業
地震の影響で電車の本数も減り、街の灯りも暗い中、A県中途失聴・難聴者協会の依頼で、「要約筆記者養成カリキュラム」について話してほしいと依頼があった。

中止になるかと半分そう思っていたのだがこれを逃したらもう後がないというつもりで来てくださいという。
ならばと、レジメを作り始めたが支援活動で疲れた身には辛い。

要約筆記事業の移り変わりをまとめた後、家を出るまでもう30分しかないという時にノートに書き留めておいた「なぜ今要約筆記者事業か」をレジメにした。
会場に着いた時参加者を見てどっちのレジメを使うか決めた。家を出る間際に書いた方を話そうと。

難聴者の毎日の日常から、聞こえないというだけでふつうの生活、コミュニケーションができないことから始めた。
要約筆記が権利擁護事業であることを理解するには自分たちの生活から考える必要があると考えた。

大震災でなぜ難聴者は災害に弱い立場なのかを難聴という障害の特性から説明した。

それから、ノーマライゼーション、社会福祉事業、障害者自立支援法のコミュニケーション支援事業、要約筆記の専門性、人権を護る意味と続けた。

ラビット 記
※写真は会場の敷地に咲いていたこぶしの花。
春が来ていた。

ツイッターがソフトバンクの聴覚障害者支援を引き出す。

2011年03月21日 13時58分40秒 | 東北地方太平洋沖地震
「ソフトバンク孫社長、みやぎ・せんだい中途失聴難聴者協会に支援表明!」が全難聴災害対策本部ブログに掲載された。
https://blog.goo.ne.jp/zennan_saigai/e/82643d03615cfe1c275b29a495d45d76?f=m

これは、宮城県仙台市中途失聴・難聴者協会の副理事長松崎丈さんがソフトバンク孫正義社長@masasonに直接ツイートしたものが孫社長の目に留まったものと思われる。

これで、プラスヴォイス社の聴覚障害者の遠隔代理電話サービスを使った支援が実施できる。

エジプトの革命が青年のツイッターによる呼びかけで始まったように、今やツイッターは社会変革のツールとなっている。
一日に何千と来るだろうツイッターに目を止めて「やりましょう。」と即断即決する孫社長。
企業経営のあり方まで換えている。

現地はガソリンもなく交通網が復活していないが、それでも今朝プラスヴォイス社に協会理事長たちが集まって今後を相談する。

難聴者にもツイッターを始める人が増えている。

ラビット 記