摂津国老朗おじさんのスローな日々

関西の四季を楽しむ老朗おじさんがゆるゆると瞑想しながら、植物観察と徘徊のスローな日々を楽しんでいます。

6月の風が吹く

2022年06月11日 | 関西の四季

(今月の風)
 平年よりも遅く、さらに関東甲信地方よりも遅く6月14日、関西も遂に梅雨入りしたらしいね。今までもしっかりと雨は降り続け、ジメジメとした空気のうっとうしい日が続いていたんだよね。かと思えば、カンカン照りの太陽が照り付ける日もあったし、あら不思議秋晴れの高原のような涼しい爽やかな風が吹く日もあった。気温と湿度の乱高下が目まぐるしい。でもそんな空気の中を吹く風を詠んだ句がある。この句を詠めば、俺も六月もええもんやと思うのだ。
 六月を綺麗な風の吹くことよ  正岡子規  子規はやっぱり偉大やな。この句を評価した虚子も偉大やで。参照 https://sectpoclit.com/hashimoto-87/ 子規をテーマにした虚子の本もあれば、子規と虚子のことを取り上げた大岡信の本もあるらしい。いっぺん読んでみたい。閑話休題。
(今月の趣味の園芸)
 晴れ間を利用してタマスダレの鉢の土をほじくり出し、整理するつもりでいた。すると…根詰まり気味だったサフランモドキが急に元気になって、大きな花をいっぱいつけた。何かタマスダレがサフランモドキに突然変異を起こしたような気がした。見出し写真はそのサフランモドキと秋口に咲いたタマスダレのコラージュ。サフランモドキとタマスダレは同じ属らしいな。どちらもヒガンバナ科タマスダレ属。
(久しぶりに絵手紙)
気候不順な時季は、屋内作業が向いている。
公民館講座で絵手紙をやってていた。久しぶりに絵筆を持った。不思議なものでこれでも去年よりはうまく描けたように思うよ。目で見たものを自分の頭で再構成してから描いたら、納得のいく絵になった。実際のナスやキュウリはこの絵よりももっと細長かったし、リンゴももっと歪んでいたんだけど、俺の脳の中で再構成(デフォルメゆうてもええんか?)した結果がこれや。去年の出来は自分でもゲンナリする出来映えだった。写実にこだわりすぎて失敗したんやろな。




と、いうわけで今はガクアジサイを絵手紙らしく描きたいと思っているところ。よーく観察して描いたつもりなんやけど出来上がった絵はイマイチやな。腕を上げるその前に、どうとらえるかが大事なんやな。ただ見るだけでなく、どう見るかが大事なんや。これが絵手紙の最初のハードルや。