摂津国老朗おじさんのスローな日々

関西の四季を楽しむ老朗おじさんがゆるゆると瞑想しながら、植物観察と徘徊のスローな日々を楽しんでいます。

海からの風が吹く淡路島公園

2023年09月10日 | 関西の四季

9月の第1木曜日は淡路島公園に行った。その日は幸いなことに久しぶりに猛暑から脱し、海からの風が涼しく何ヶ月ぶりかに生き返る思いがした。明石海峡大橋を渡った高速バスを降りたすぐのところに展望デッキが広がり開放的な気分になった。

見出し写真は草影にひっそりと夏越しをするライムライト(紫陽花)


淡路島公園に入ってすぐに百日紅の夏らしいピンク色とシマトネリコの涼し気な白と緑が対照的だった。
 

オーストラリア原産のマキハブラシ。オーストラリアでしばしば発生する森林火災に出会うと種が四方にはじけ跳んで子孫を増やしていくんだとか。ゴワゴワした松ぼっくり様の手触りの実。乾燥地帯を生き抜く生命力を感じた。

こちらも同じくオーストラリア原産のブラシノキ。マキハブラシの近縁種。ラテン語語の学名ではではちらもカリステモンの名が付く。

里山に秋の訪れを感じさせる紫式部(コムラサキ)

瀬戸内の雨の少ないところに自生するシダはコシダ。ウラジロの代用品として重宝される。


コブシの実を見た。コブシのような恰好をしているね。

ところで金魚葉椿(キンギョバツバキ)って聞いたことあるかい?日本の山野に自生するヤブツバキの突然変異種で葉の先が分かれて金魚のように見えるところから名付けられたもので、東京都神社庁のHPになるほどと思わせる写真があった。

一見どこが金魚かわからないが、じーっと見ていると「あっ、金魚や

 

 

斎藤先生に引率された我々一行が見たのはこのキンギョバツバキ。はじめはチンプンカンプンで何がキンギョバで何がボンテンなのか、さっぱりわからなかった。実物と写真を見比べたりしているうちにやっと意味が判ったような次第だったね。植物の突然変異を発見して歩くのもウォーキングの楽しみの一つ。

淡路島公園で出会ったよ