誰が初めに思いついたか
全国で(たぶん)愛されているこのツマミ。
気の利いた固有名詞があるのかどうか知らぬが
キュウリちくわなどと呼べば大概の人は、ああこれのことねとピンとくる。
もちろん自分もこれが好物で、わさび醤油で食べるのがお気に入りである。
それにしても、ちくわも大変だ。
当人は、まさか穴にキュウリを突っ込まれるとは思いもしなかったろう。
あの穴はもともと、すり身を棒に巻きつけて焼いた、その痕跡である。
火炙りという苦行を乗り越えて、
棒を抜かれやっとのことで風通し良く暮らせるようになったのに
異物混入で人生は一変する。
うまく料理してくれればよいが、運が悪けりゃ調理人が未熟だったりして
キュウリが太すぎ、身が裂けたりした日には目も当てられないのである。
キュウリが苦手という人間がたまにいるように
せめて、ちくわがきゅうり嫌いでなければ良いと願うばかりなのだ。
美味しい料理、良い肴はイマジネーションを増幅する。
全国で(たぶん)愛されているこのツマミ。
気の利いた固有名詞があるのかどうか知らぬが
キュウリちくわなどと呼べば大概の人は、ああこれのことねとピンとくる。
もちろん自分もこれが好物で、わさび醤油で食べるのがお気に入りである。
それにしても、ちくわも大変だ。
当人は、まさか穴にキュウリを突っ込まれるとは思いもしなかったろう。
あの穴はもともと、すり身を棒に巻きつけて焼いた、その痕跡である。
火炙りという苦行を乗り越えて、
棒を抜かれやっとのことで風通し良く暮らせるようになったのに
異物混入で人生は一変する。
うまく料理してくれればよいが、運が悪けりゃ調理人が未熟だったりして
キュウリが太すぎ、身が裂けたりした日には目も当てられないのである。
キュウリが苦手という人間がたまにいるように
せめて、ちくわがきゅうり嫌いでなければ良いと願うばかりなのだ。
美味しい料理、良い肴はイマジネーションを増幅する。