あおしろみどりくろ

楽園ニュージーランドで見た空の青、雪の白、森の緑、闇の黒の話である。

7月13日 BrokenRiver

2013-07-14 | 最新雪情報
ホームゲレンデという言葉があるが、僕にとってはブロークンリバーがホームである。
今年もやっとホームへ行く機会があった。
半年振りの帰還に山もそこにいる人々も温かく僕を迎えてくれた。
シーズン出だしはアクセストーが壊れたりとあったが、今は全てオープン。
雪の量も豊富で、この時期にしてはとても良い状況である。
今年はホワイトスターができて60周年ということで週末にはパーティーがあるそうだ。


毎年何かしらの進化がある。今年はグッズリフトの内部に手すりがついた。


マネージャーのサムがお客さんにナッツクラッカーの使い方を教えていた。


通称『天国への階段』誰が名づけたんだろう。


世界で一番好きな山小屋をあげよ、と問われたら即答でパーマーロッジと答える。


新雪が降ってから二日。これぐらいの踏まれぐあい。


雲海から突き出た山頂は、海に浮かぶ島のようだ。


稜線へ上がると雲が切れはじめた。


そして抜けた。


古くからのメンバーのジョックはグリーンストーンバレーで生まれ育ったそうだ。


ちなみに彼の苗字はSoutherland。


雪の量、質ともに申し分ない。


パーマーロッジに日が当たり始めた。


思えばここのバーベキューで色々作ったなあ。ホットドッグ、お好み焼き、焼きそば、チャーハン。
今年は何をやろうかな。


まだ残っている。


滑って下る途中、そりを引っぱった人が上がってきた。人力とは人の力なのだ。


この山で最初にできた山小屋がこのホワイトスター。60年前からここの山と人を見ている。
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7月11日 Porters

2013-07-12 | 最新雪情報
ポーターズ、オープン二日め。
天気にも恵まれ全面オープンとなった。
無風快晴、新雪は10cmほど。
斜面によって底突きはするものの、下の面が滑らかなので滑りやすい。
吹き溜まっている場所は20cmぐらいはあろうか。
雪はドライ、冬休みが始まる前なので人も少ない。
シーズンインの前からいろいろある年だが、雪の量と質は最高の状態である。


昨日開かなかったT3が開いた。


多少風で飛ばされてはいるものの、この時期としては文句のつけようが無い。


パトロールが滑った跡がついていた。


平日、そしてどのスキー場も開いたので人は少ない。


そして今日の1本目。途中まで刻んだのだがチマチマ滑るのがバカらしくなった。


2本目。まあ、こんなエイトもありかな。


無風快晴、カンタベリー平野も晴れが広がった。


名物バーン、ビッグママも全面開いた。トラバースラインから下は昨日開いた部分だ。


ビッグママ上部。日当たりが良いので雪が緩むのが早い。


T3がしばらく止まった。こんな時、人が多いと殺気立つ雰囲気になるが、この日は皆のんびりモード。
「久しぶり」「夏はどうしてた?」リフト乗り場が社交の場になった。


T3が動き山頂に立ってみれば、誰かが裏を滑った跡が見えた。


いつ来ても、ここの景色が好きだ。


パトロールが「ブラフフェイスが良いみたいだぞ」と教えてくれた。こういう話は素直に聞くものだ。


行ってみると、固い場所はあるものの溜まっている所は上物のパウダーである。ジャンキーにはたまらない。


ブラフフェイスは全く日が当たらないので雪が腐らない。
ママとブラフ、2大バーンが開き、ウィンターシーズンの幕が開いた。
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7月10日 Porters

2013-07-10 | 最新雪情報
ポーターズが開いた。
シーズンインの前に雪崩でメチャクチャになったのだが、皆がんばってなんとかオープンにこぎつけた。
この日は視界不良のため、オープンはT1とT2。
明日は天気も回復する予報なので全面開くことだろう。
積雪150cm、昨日の新雪10cm。
雪質はドライ。
7月頭としてはまずまずの状況である。


午前中、下部はクリアーだが上部はガスの中。視界悪し。


ポーターズ名物、カーパークバーベキュー。車にバーベキューセット一式を積んでくるのがローカルのやり方。
慣れた人だと椅子とかテーブルも持ってきて駐車場でバーベキューパーティーである。


初心者コースが雪崩にやられ、マジックカーペットもダメになってしまった。今週末から冬休みなのでそれにむけて急ピッチでマジックカーペット設置の作業をする。


T1乗り場付近の柵も流された。


T2がお昼ごろに開いた。


下まで雪が降った。冬本番である。

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7月9日 Mt.Lyford

2013-07-09 | 最新雪情報
昨日はチーズマン、今日はライフォルド。
日替わりで違うスキー場で滑れるのは嬉しい限りである。
ライフォルドは2年ぶりに行った。
山道も変っていたし、ロープトーもレイアウトが変っていた。
天気は曇り後雪。
光の加減が悪いので写真はほとんど撮らなかった。
パウダーは吹き溜まりが少々、それ以外は固いバーンだ。


ロッジの裏に見えている山がここの名物バーンなのだが、風で雪がほとんど飛ばされてしまった。


この山には犬が常に居る。スタッフの飼い犬なのだろう。
今年はラブラドールの子犬が居た。今度は家の犬も連れてくるかな。


これがロープトーの小屋。


こういうシステムで横に曲げ、この先数百メートル、ロープを伸ばした。
そのおかげで大分コースが広がった。
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7月8日 Mt.Cheeseman

2013-07-08 | 最新雪情報
チーズマン再び。
昨日の午後にパトロールと会話をした。
パト「今日はトップTを動かさなかったんだけどさあ・・・」
俺 「仕方ないよ、この風だもの」
パト「うーん、そうだよなあ・・・」
午後になって風は収まりつつあり、僕が吹き飛ばされそうになった稜線へも何人か登っていた。
開けようと思えば今からでも開けられるが、クローズまでもうすぐだし、そういう葛藤があったのか。
彼の態度はちょっと後ろめたいようなところがあった。
俺 「いいじゃん、今日はもうすぐクローズなんだし、明日に取っておけば」
パト「そうだよな、ありがとう」

そして翌日、取っておいたトップTが開いた。
無風快晴新雪15cm。
平日のクラブフィールドは人が少なくリフト待ちもなし。
昨日話をしたパトロールもニコニコしながら出迎えてくれた。


上に上がったタイミングでトップTが開いた。狙うはリフト脇、一番斜度が急な所かな。


またこのTバーが遅いんだ。


だだっ広いオープンバーンは昨日、強風の中いただいた。


そして1本目。ピンボケだけどこれしか撮れなかった。


自分が滑った跡を横目に見ながら登り・・・


本日の2本目。


3本目はちょっと離れた隙間を狙った。


旧友ブラウニーとここで会った。横にいるのは義理の父。


オープンバーンもあらかた食い尽くされた。


稜線上からハミルトンピークが見えた。


裏側に見える谷間はCass lagoon trackという1泊2日のクラッシックな山歩きコースだ。ここは10年前に歩いている。


お客さんの姉妹と山頂にて。

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7月7日 Mt. Cheeseman

2013-07-07 | 最新雪情報
Cheesemanもこの週末に開いた。
本当は土曜日に開く予定だったのだが、悪天候でクローズ。そしてこの日曜日に開いた。
アバランチコントロールと道の除雪のためオープンは11時近くだったが、新雪10cm場所によっては20cmはボーナスである。
風が強く滑ったトラックが飛ばされた雪で埋まる。
上部のTバーはクローズだったが、昼からは風もやんできてそれぞれにハイクアップをして新雪を楽しんだ。
ここも上々のスタートである。


日曜日とあって初心者エリアも子供連れで賑わった。


チーズマンの目玉はここ、Aベイスン。斜度、標高差、雪質が揃うパウダーボウルである。


上のTバーが開いていないのでハイクアップ。ただし稜線上は突風。気を抜くと吹き飛ばされる。


吹雪の合間に晴れ間が覗き、裏の山並みが見えた。


突風が吹き荒れる時はしゃがむかうつぶせになって風が収まるのを待つ。


風がおさまったところで、いただきますか。


Aベイスンと反対側にあるのがサニーフェイス。その名の通り日当たりの良い面である。


あんなところに人が、と思ったらスキーパトロールだった。


サニーフェイスへのトラバース。ドロップインしたい気持ちを抑えてトラバース。ガマンガマンなのだ。


先行したパトロールがすごい格好でピットを掘っていた。


あの山の向こうがブロークンリバー、僕のホームゲレンデである。
今日も朝からアバランチコントロールのダイナマイトの音が聞こえていた。
ホームに行けるのはいつだろう。
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7月4日 Mt.Hutt

2013-07-04 | 最新雪情報
今シーズンの初滑りはハットだった。
昨日と一昨日、気温が上がり強い風が吹いた。
そのためオフピステはガチガチ。まともに滑れる物ではない。
グルーミングはビシッと締まりレーサーが喜びそうなバーンである。
こんな時、オフピステスキーヤーの僕は山頂で日向ぼっこをしながら雲と山を眺める。
出だしから色々あるシーズンだが、とにもかくにも始まった。


山頂からノースピークを望む。あそこには2回行ったことがある。


こんな景色を見ながら日向ぼっこである。


風が作り上げた風紋が美しい。


6人乗りのチェアリフト。ロープトーとTバーでしか滑らない僕にはとても楽な乗り物だ。だが便利すぎて山頂に立つ感動も薄れてしまう。


Huttの名物コース、タワーズ。ガチガチで誰も滑らない。


ラカイア川がこの平野を作った。そして火山でできたクライストチャーチのポートヒルと繋がった。


どこのスキー場でもパトロール業務は似たり寄ったりだ。昼過ぎにタワーズが開いた。


これもパトロールの仕事。


今年は出だしからこの雪の量である。
さてどんなシーズンになることやら。
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