彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

神君家康の落馬地蔵

2020年10月17日 | 史跡
福善寺からそれほど離れていない場所に福楽寺があります。
訪問していて、善と楽が混乱気味でした(笑)


ここの山門を入ってすぐに「神君家康の落馬地蔵」があります。




神君伊賀越えで、加太から稲生の里(鈴鹿市)に入った徳川家康一行でしたが、疲れからか、落ち武者狩りに襲われたのか、家康が落馬をしました。
それを目撃した百姓の若者が家康を助けたところ、家康が後に「疋田」の苗字を与えたのです。
家康没後、村の人々は所縁がある家康が天下を統一し平和制度を確立したことに感謝して家康落馬の地にお地蔵様を祀り「落馬地蔵」と呼ばれるようになりました。
その後、40m離れた福楽寺にお地蔵様が安置されたのです。

ちなみに、福楽寺も福善寺と同じ行基の薬師如来像による始まりとなっていて、同じなのか、行基が複数の薬師如来像を彫っていたのか、混乱されているのか。判断ができませんでしたが、どちらにも信長に焼かれるまで大きな伽藍があったとの話があるのですから、どちらも含む大きな境内だったのかもしれません。



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