●ポジティブ認知の鍵は、気持ちと欲求と知識
そもそも認知にはポジティブもネガティブもありません。
あるのは、極端に言うなら、正誤だけです。だからこそ、認知過程は、コンピュータ上で真似をすることができるのです。
ところがそれは表面的な見方。
人の認知の世界は、芳醇です。
正誤を超えた世の中の豊かな認識の仕方、関わり方をガイドします。
ポジティブ認知もその一つです。
見たい/聞きたいものだけを見る/聞く(ポジティブ知覚)
都合のいいように憶える(ポジティブ記憶)
元気になるように考える(ポジティブ思考)
自分に有利なように判断する(ポジティブ判断)
世の中を知る(認識する)には、その世の中にかかわる知識が頭の中に必要です。
本が読めるのも、文字、言葉についての知識があなたの頭の中にあればこそです。その知識を総動員して本がはじめて読めるのです。これが、「普通の」認知の世界。
それが、ポジティブ認知となると、知識だけでなく、信念や気持ち、さらに欲求までもが世の中に認知に深く関わってくるのです。