心の風景 認知的体験

癌闘病記
認知的体験
わかりやすい表現
ヒューマンエラー、安全
ポジティブマインド
大学教育
老人心理

●文化心理学(cultural psychology)

2017-09-28 | 心理学辞典

●文化心理学(cultural psychology)
図に示すように「心と文化とは歴史的循環の中で互いに生成しあうもの」(北山忍)とのドグマに従って、心を研究するのが文化心理学である。
具体的な研究成果一端をあげてみる
1)逸脱行為をおこなうと、日本人は、事実よりも、人間関係に言及する傾向がある(東洋)
2)欧米人は、表面的な行動から、それをもたらした内的な心理を推し量る傾向が強い(北山忍)
3)日本人女児は、物語の登場人物を情緒的に評価する傾向がある(守屋慶子)
(以上、柏木ら編「文化心理学」東大出版会を参考)。
あらゆることがグローバル化してくる時代にかなった新しい心理学の研究領域として注目しておきたい。


処分に困るもの「植木」

2017-09-27 | 高齢者
家を購入した30年前に、かなりのお金をかけて、
庭に植木を植えた。
生垣は枯れてきたのを全部取り換えて新しいのにした。

それが今や、やや重荷になりつつある。
少なくとも、1年に一度は刈込をしてもらわなければならない。
生垣は2度。
お金がかかる。

庭いじりの趣味でもあれば、それなりに鑑賞もするのだが、
そもそも、庭に足を踏み入れることさえあまりない。


伝言ゲームと事故

2017-09-27 | 安全、安心、
 伝言ゲームは御存じだと思います。何人か並んでいるところで、端から順に短いメッセージを次々と伝言していくと、最後には、最初とはまったく異なるメッセージが出てきてしまう遊びです。遊びならどうということはありませんが、仕事の現場で、こんなことになったら大変です。

 なぜこんなことになるかというと、一つには、音声言語の信頼性が低いことを挙げることができます。「DとB」「上げると下げる」「1と8」のように同音、類似音間の聞き間違えがその典型です。

 2つには、誤解です。指示内容が現場の状況と整合しなかったりすると、解釈できる手がかりだけに基づいて「自分なりに」意味のあるメッセージにしてしまいがちです。そこに誤解が入り込むことになります。

 3つには、単線型の一方向性のメッセージの流れです。誰かひとりが伝言を次に回すのを忘れたり、あるいは、誤ってしまうと、もはや最初のメッセージを回復することはできません。階層的な組織での命令的な伝達では、とりわけこういうことがおこりがちです。

2016年09月26日 に書かれた記事

2017-09-27 | Weblog
2016年09月26日 に書かれた記事をお届けします。

女性リーダー」女性ウオッチング

見識は十分だから、あとは「清濁併せ呑む」人間力をつけたい。
(鹿吉大基)
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ある男性政治家への提言である。よく言われるリーダーシップ論の一つだと思うが、これって、なんとなく日本的ジェンダーバイアスのような気がしないでもない。小池都知事、ヒラリー氏にも、こうした進言を果たしてするだろうか?


ワイン
ワインは嫌いでない。ただ、飲み心地がいいので、ついつい飲み過ごすので、あまり飲まないようにしている。おまけに、安いワインは悪酔いする。問題は、どれが身体に悪くて、どれがいいか、これほどの多品種になるとまったくわからない。それがわかる人がいるのだから、驚きである。かくして、自分は、2000円以上だれかにおしえて......
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これはうまい!レトルトカレー

カレーはレトルトに限る。いやレトルトはカレーーに限る?

以前は、帝国ホテルのカレーを常備していた。

つい最近、これはうまい!カレーを見つけた。松阪牛 ビーフカレー 200g 【松阪牛100%使用】              ......
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フリーライダー」心理学基本用語

「グループ学習のフリーライダー(ただ乗り)対策」グループ実習であるので、実習そのものはそれなりに能動的に参加しているようにみえる。それでも、一生懸命やる1人、必要なことはする3人、さぼる(フリーライダー)1人、の例の「2:6:2」の原理が機能してしまう。グループのメンバーを固定してしまうと、この傾向はますます......

考えを変える」名言の心理学

2017-09-27 | 名言の心理学
「寒さに抵抗する方法はただ一つ。
寒さをいいことだと考えること。」
(アラン「幸福論」)
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ものは考えよう」という格言?もある。
考えがかわれば、状況認識も変わる。
これができるのが人間ではあるが、
ただし、いつもこれをしていると、
状況認識がゆがんだものになってしまう恐れもあるので、要注意である。



◆ヒューリスティックス]心理学基本用語

2017-09-27 | 心理学辞典



問題を解くときにはアルゴリズムに従って、理詰めで1歩1歩解決に近づく方法と、失敗するかもしれないが、直観的に解に到達する方法がある。後者のような解き方をヒューリスティックスによるという。人は、このヒューリスティックスな解決を得意とする。ここには、制約された認知機能を有効に活用する知恵が反映されているものと思われる。しかし、ヒューリスティックスも、推論ミスに導く一定の認知的なバイアスの存在が知られている。




2016年09月25日 に書かれた記事

2017-09-26 | Weblog
2016年09月25日 に書かれた記事をお届けします。

遅刻常習者

遅刻常習者をその原因で分けてみますと、次の3タイプあるように思います。いずれも、自分一人の努力でそれを克服しようとしても限界がありますが、周囲の人々をそれとなく巻き込んでの次のような方策も併用すると、それなりに効果があると思います。
○起床困難による遅刻常習者 (朝起きられない。起きてもぐずぐずで結局遅刻してし......
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マニュアル

マニュアルは機器の設計者が一番情報を持っているので、その人に書かせればよいという考えだと、技術的には正確無比、しかし、ユーザにはちんぷんかんぷんのマニュアルが出回ることになる。


幸せを構成する4つの因子

慶應義塾大学・前野隆司教授による研究によると次の4つの因子がある。(presidennt,2016,10.30号より)
①やってみよう因子  コンピテンス  社会の要請  個人的成長  自己実現
②ありがとう因子  人を喜ばせる  愛情  感謝  親切
③あなたらしく因子  社会的比較志向のなさ  制約の知覚のなさ......
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党首、第一声が巣鴨とはねー

18歳以上なら誰もが1票をの時代。1票の価値は平等。しかし、選挙では1票よりも、票のまとまりのほうが大事。一番わかりやすいまとまりは、年齢層。そのボリュームゾーンが高齢者層になりつつある。だから政治家は、そこをターゲットにした政策をアピールする。それによって政治は安定する。しかし、社会の活力は失われる。民主主......
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2015年09月24日 に書かれた記事
PDCAサイクルPDCAサイクルとは、計画―実行―チェックー訂正行為を繰り返しながら、一つの仕事を仕上げていくものです。 
目標意識とは、このPDCAサイクルを頭の中できっちり意識しているかどうかです。 
あえて「意識」というのは、PDCAサイクルは、しようと......
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日曜はじまりの手帳
今はほとんどの手帳が月曜日はじまり。これだと、カレンダーとの同型性がとれないので、視覚記憶上でミスが起こる。そんな中で手帳の高橋は、ありがたいことに今年も、日曜はじまりの手帳を作り続けてくれる。感謝
以下の商品は、日曜はじまりかどうか不明。日曜はじまりは、No111(ニューダイアリアルファ9) 930円(税抜き......

老人力

2017-09-26 | 高齢者
「老人力がついてくると、まあいっか、
というのが基本だから、
論理で怒られたって別にいいというアバウト感覚で、

芸術より趣味、
思想より好き嫌い、
平等よりオエコ贔屓

の路線でいけるようになる。
(赤瀬川原平「老人力」より)
@@

1998年出版の本である。
偶然、本棚でみつけて、ぱらぱら読み。
くすくす
あっはっは
うむうむ
で半分まで読んでしまった。



「危険表示をするときに、どんなことに気をつければよいのでしょうか」

2017-09-26 | 安全、安心、
「危険表示をするときに、どんなことに気をつければよいのでしょうか」

1)目立たせる
 周囲との対比をつけることが第一です。原色を使ったり、大きくしたりして目につくようにします。さらに、掲示する場所にも配慮する必要がありますし、時折、表示内容を変えることも有効です。

2)危険の程度を示す
 たとえば、取扱説明書などでは、「危険(danger)」「警告(warning)」「注意(caution)」によって危険性の度合いを文字や色で区別しています。

3)内容をわかりやすくする(理解容易性)
 表示する内容は、2W1H(what,why,how)が原則です。たとえば、「危険、可燃性、火に近づけるな」となります。2W1Hの何を目立たせるかは、状況によります。


逝きし世の面影」本の紹介

2017-09-26 | 社会
渡辺京二作 平凡社

2005年初版、2013年で27刷

600pにも及ぶ大著、ただし文庫本である。

全編、幕末期を中心とした外国人による日本、及び日本人観察記録を
引用した日本、日本人賛美本。

薄っぺらい日本賛美本ではない。
膨大かつ仔細な文献、
ただし、当時の来日外国人の記録
からの引用をベースにしたものだけに、
説得力もある。

日本人であることに自信がなくなったら読む本。

以前にも紹介した記憶がある。
現在、再読中である。

逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)
クリエーター情報なし
平凡社




企画の時代 ]心の風景

2017-09-25 | 心の体験的日記
●企画が勝負

就職面談で、学生にどんな仕事をしたいかと聞くと、企画部門へ希望が集中して困るという話を聞かされたことがある。これを逆用してか、営業中心の会社にもかかわらず「---企画」なる名称を使って人材集めをする会社もあると聞く。  学生は世の中の動きに敏感である。こんな話を聞くと、世の中、企画の時代なのかなとも思う。

●企画にはタイミングがある  
企画には、現実改革の色合いがある。企画内容そのものをどうするか以前の問題として、そもそも企画が必要なのかどうか、換言すれば、現実を変える必要があるのかどうかの認識がまず必要である。  
多くは、現実がどうにもならなくなってから、その認識が生まれる。それでは遅すぎる。かといって、機が熟しないときの企画はつぶれて/つぶされてしまうのがおちである。  
いつものことをいつものようにやりながら、しかし、それに埋没しないで、企画マインド、というより改革マインドを絶えず働かせながら、機を待つことになる。

●企画には能力の総合デパートが必要   
さて、企画の必要性が認識されたとして、では、企画の立案から実行までには、どんな能力が必要とされるのであろうか。  
まず、企画の立案に必要な能力には、情報収集分析力と洞察力と論理力が必要となる。  
情報収集分析力とは、現実の中で何が問題かを見つけ出すことである。  
洞察力とは、問題の解決策を直観的にだせる力である。  
そして、その問題設定や解決策が妥当であることを論理的に記述できる力が論理力である。  
企画の実行段階で必要となるのは、表現力と段取り力である。  
表現力とは、企画を内外の人々に理解し納得してもらう力である。  
段取り力とは、計画--実行--評価のための仕組を作る力である。

●失敗を通して企画力を高める  
自分の立てた企画が100発100中などということはありえない。どこかで失敗するほうが当たり前である。  
人は成功体験からも失敗体験からも学ぶ。 どちからより多くことを学ぶかというと、一般的には失敗体験からである。  
成功体験はその成果が際立っていればいれほどうかれしまい、その過程で何があったかまで詳しく分析しない。学びが浅くなる。  
それに対して、失敗体験は、「なぜ、失敗したのか」の原因にまで立ちかえらせることになる。そこには、おのずと深い学びがある。  
もっとも、失敗の結果に打ちひしがれてしまい、学ぶどころではない状態に陥ってしまうこともある。これも、しかし、失敗を繰り返すことで失敗耐性のようなものがついてくることもあるので、失敗を恐れない挑戦心も大事である。

おしゃべり「お喋りを女性専用にするな」

2017-09-25 | ポジティブ心理学
おしゃべり「お喋りを女性専用にするな」

●おしゃべり2題
まず個人的な体験をもう一つ。
女子学生のおしゃべり。こちらのほうは、また別の意味で、気になっていました、というより困っていました。授業中の私語はむろん、質問したりすると、すぐにお隣に助けを求めるのです。
おまけに、こんなTV番組もあります(もう今はないかも)という紹介。
フジテレビ8。6時半から7時は、「はや朝」松居直美、磯野貴理、森尾由美のごく自然なおしゃべり(最近は視聴したことがないので、もう終わったのかも)。
続いて、7時から「ボクら」坂下千里子 久保純子 ユンソナ(レギュラーで
はないかも)の子持ちタレント談義。こちらは、ややまじめなおしゃべりというか井戸端会議風(こちらも最近は視聴したことがないので、もう終わったのかも)。
 というわけで、女性の特技、いや必須の社会的スキルであるおしゃべりを、心の元気という観点から考えてみます。

●おしゃべり療法?
 ネットで検索していたら、おしゃべり療法なるものがひっかかってきました。
あれこれみているうちに、はたと気がつきました。
 要するに、カウンセリングは、カウンセラーとクライエントとのおしゃべり基本になっているのですから、おしゃべり療法すなわちカウンセリングといってもよいかもしれません。
 もっとも、カウンセリングではおしゃべりという言葉は使いません。おしゃべりなんていうと、その筋の専門家から叱られます。対話とか傾聴といったいかめしい言葉に置き換えたほうが適切です。
 いずれにしても、おしゃべりの中にある、気持ちの解放機能や、思考の整理機能に着眼したものと言えます。
 ちなみに、おしゃべりには、もう一つ、情報交換機能があります。うわさ話や秘密の開示です。

●心を元気にする効果的なおしゃべりのコツ
 ここでは、もうあらためて女性のおしゃべりは想定しません。どちらかというと、おしゃべり下手の男性向けのコツの伝授です。
① 気さくさ、フレンドリーな言動をする
「男の沽券にかかわる」なんて言い方があります。プラスのジェンダーバイ
アスだと思いますが、まずは、家、近隣、遊びなどの場では、このあたりを捨てることが必要です。
さらに、一定の地位につくと、その地位にふさわしい言動を周囲も期待し、
本人もその期待に沿うようにします。これが定着すると役割性格として、第2の人格になります。そして、これが気楽なおしゃべりをする障壁となりがちです。自分からもおしゃべりしない、まわりからも敬遠となりがちです。
こうしたことを克服して気楽なおしゃべりの場をつくりには、気さくさを演
出し、さらにフレンドリーな言動を心がけるとよいと思います。軽く見られるくらいでないとおしゃべりの場は生まれませんから。

② おしゃべりはキャッチボールのようなものと心得る
 誰からが話したら、かならず、それを受け止める、誰も球を投げてこないようなら、自分から投げる。
 これがおしゃべりです。
内容や話のつながりはどうでもいいのです。こんな話題転換のキーワードを覚えておくとよいかもしれません。
 「ところでさー、―――
 「話は違うけどさー、―――
 「そうそうそういえば、――――

③ 自己開示を心がける
おしゃべりには、親しみが必要です。よそよそしい関係では、おしゃべりは
成立しません。
親しみを作り出すには、自分の気持ちやプライバシーを相手に開示することが有効です。
「最近、調子がでなくてねー」「昨日、テニスで全勝してねー」「孫がひさしぶりに来てくれた」などなど。
自分から開示すると、これに相手も応じます。それが、お互いの「秘密の共有」となり親しみが湧きます。そこから充実したおしゃべりの場が生まれます。

④ 聞き上手になる
おしゃべりは双方向的なものです。あなただけが一方的に話すのは、だめです。むしろ、相手に話させて聞いてあげるくらいの気持ちが必要です。それがあなたのおしゃべりを受け入れてくれる環境づくりになります。
⑤ それなりのお膳立も必要
 朝日新聞(2011年6月5日付け)に、イラストレター・益田ミリ氏のこんな話が載っていました。
 女子会では、乾杯が終わると、お土産交換が始まるのだそうです。それをテーブルの上に出したまま、おしゃべりがスタートするのだそうです。男は何をするのだろうとも。
 おしゃべりにも、それなりの工夫をしているのですね。乾杯好きな男も、ことおしゃべりについては、女子に完敗です。

老後、余生」シリーズ気になる日本語

2017-09-25 | わかりやすい表現
余生 余った人生
老後 老いた後

文字通りの意味

余生、何をして過ごしますか?
老後の楽しみはなんですか?

なんて言われたら、怒るよね。

余生を楽しみます。
老後を充実させます。

と自分で言う分には、ありだと思うが。

いずれにしても、なくともいい言葉かも。


「参考」ネット検索したら以下の記事。部分引用させてただく。

「老後」という表現
村 山 正 則

「老後」を広辞苑でみると、「年老いて後」。「年とって後」―― とある。

「後」という表現は、あることが終ったのちのことを示すものである。食後、戦後、卒後、病後、―― 。しかし、「老後」という文字をつくづく眺めていて、どうもフに落ちないのは ―― ボクだけか。
ーーーー
この調査では「老後」という語句から受ける印象を様々な表現で教えてくれている。
 若年者の印象としては、「隠居」、「気楽」、「自由」、「悠々自適」、「第二の人生」、「ゆとり」……。
 現実に六十代以上を生きる年令層の方は、曰く、「孤独」、「絶望」、「退屈」、「不安」、「ボケ」、「介護」……。現実生活からの切実な印象ではあろうが、これは「老後」という文字が高齢者に退廃的感情を先走しらせるのではなかろうか。

二十一世紀は「老後」という表現を廃して、「老入り」と称したら、いかがなものか。

学費無償化

2017-09-25 | 心の体験的日記
今回の選挙のキャッチ公約になりそう。
誰も反対しない、できない公約。

消費税増税とセットでの提案もうまい!

自分の教育は、小学校から始まる。
当時は、保育園や幼稚園は、田舎だったので皆無だった。
野畑が教育の場だった。

小中学、高校と公立、そして国立大学とその大学院3年も含めて
6,3,3,4,3年の合計19年に及ぶ。

その間、少なくとも学校に収めるお金にはほとんど苦労しなかった。
なぜなら、きわめて安かったし、大学では、奨学金ももらえ、しかも、
教員になれば返却無用だった。

実際は、いくばくかのお金はかかってはいたが、ほとんど意識することなく
学生生活が遅れた。
実質、学費無償化が実現できていたのだ。

状況がかわったのが、私立大学が増え始めて、学費が年100万を超えたのが平成4年頃、
それに引きずられるようにして国立も60万くらいになったあたりから。
お金がないため進学できない子供、奨学金を卒業後に返却できない子供が増えてしまった。