月刊「祭御宅(祭オタク)」

一番後を行くマツオタ月刊誌

168.祭ポスター、カレンダー香川県、大阪府編(月刊「祭」2019.8月24号)

2019-08-24 15:16:27 | 屋台・だんじり・神輿-衣装、周辺用具、模型-

●四国香川県

大原野町


このカレンダーを作ったのは秋月会。三木市内にある祭愛好会と同じ名称ですね。




香川県宇多津町2012


宇多津町2012
 
●大阪府
 上地車新報制作のカレンダー2016



河内地方のだんじりカレンダー、河秋会 2016
 三木市の秋月会もそうですが、必ずしも秋祭だけのだんじりが写っているわけではありません。


彫陽 2018
 だんじり彫刻業者のカレンダーです。泉州は彫刻師が今も競いながら技を高め合っています。各業者がカレンダーなどを作っています。


神戸空港(関西国際空-神戸空港間フェリー乗り場)の岸和田祭ポスター 2019
 国際的な観光資源としても価値が見出されています。
 
●パソコンやスマホで
 祭りが盛んな地域で育った人たちにとっては、多くの人が祭りがいちばんの楽しみになります。そんな祭をいつでも近くに感じられるカレンダーなどの祭グッズは、ほしくなるものです。それを作るには、手間とお金がかかりますが、今では、パソコンや場合によってはスマホで、より手軽にできるようになりました。
 写真が増えたり、デザインが趣向をこらしたものになったりするのは、昨今の通信技術の進歩によるものと言えるでしょう。
 管理人の持っているカレンダーを全て掲載したつもりでしたが、まだ、あることに気がつきました。近いうちに第2弾を考えています。
 

167.祭カレンダー、ポスター播州各地、展示会編(月刊「祭」2019.8月23号)

2019-08-24 15:13:00 | 屋台・だんじり・神輿-衣装、周辺用具、模型-
●姫路市市内
姫路市恵美酒宮天満宮玉地屋台 1997
 
 
灘のけんか祭り 2015(刺繍のおくむら制作)


 
●曽根天満宮
曽根天満宮1999






●加西市住吉神社、 加東市糀屋稲荷神社
加西市住吉神社1999


加西市住吉神社2018

加西市住吉神社のものは、持っているのはたまたま、御旅町が写っている時のものでした。こうしてみると、随分と形が変わっているように見えますね。でざいんもより趣向をこらしたものになっています。
 
 
●展覧会など
播州屋台保存連絡会 2012展覧会用


みき歴史資料館 上から2016.2018.2019
 


 


 

管理人が講演する機会を賜ったものです。
2015年にできたみき歴史資料館も2018年頃からポスターデザインの雛形ができたようです。本当にお世話になっています。
 
 

166.三木市内祭ポスター、カレンダー(2019.8月22号)

2019-08-24 11:10:30 | 屋台・だんじり・神輿-衣装、周辺用具、模型-
三木市内
秋月会発行三木市内屋台を網羅したカレンダー
最近のもの
最近のものは番外の市外のものがいくつか掲載されています。
2019年



2018年


2017年


2015年



2014年


2013年


 約20年前
2000年


1999年


岩壺神社2019年


2014年三木屋台大集合
行う前
 


 
行なったあと


各神社のカレンダーは岩壺神社が毎年出しており、大宮八幡宮の末廣屋台は一台だけで作っていたはずですが、管理人の在庫には多分ありません。
 
次号は、播州各地編です。
 

141. メトロの祭ポスター(月刊「祭」2019.7月22号)

2019-07-27 20:01:21 | 屋台・だんじり・神輿-衣装、周辺用具、模型-
●玉出駅に降りると
祭シーズンの7月。大阪市営地下鉄から大阪メトロに変わった玉出駅に降りました。
目を引いたのは2枚の祭ポスターです。


片方は天神祭、もう片方は住吉大社の祭です。
天神祭の方は、花火が主体となっていますが、多くの観光客が花火を見に行くことを考えると納得いきます。写真には取れませんでしたが、催し太鼓、地車などを周囲にあつらえながら浴衣の男女が中心に写っているポスターもありました。祭を見る人にとっては、当たり前ですが、自分たちが中心になり、物を考えたり見たりします。なので、見る人を中心に添えたポスターは、見る人に訴えかけるものがあるのでしょう。

住吉大社は、神輿が中心にうつっています。主役と見所をシンプルに捉えています。

●改札を出ると
改札を出ると加賀谷天満宮という、隣の北加賀屋駅という駅の近くの神社の祭りのポスターです。
大阪天満宮の天神祭と同じ日に行われます。



●駅を出ると
そして、駅を出ると管理人的には一番欲しくなったポスターがいたるところに貼られていました。


地元の生根神社のポスターです。
台額のイラストなどがレトロ調に描かれています。

●ポスターに見る地域の距離感
駅→改札口の外→駅の外・地元となるほどに祭のポスターもより遠くのものから、その地域のものに変化している様子が見られました。電車に乗ると、もっと距離を感じるポスターが貼られているか電光掲示板に示されていたのかもしれません。





88.姫路市松原八幡神社横の八正寺の夜鬼会(月刊「祭」2019.3)

2019-04-08 22:25:49 | 屋台・だんじり・神輿-衣装、周辺用具、模型-
今年の三月三日、灘のけんか祭りで有名な姫路市松原八幡神社のすぐ隣の八正寺で夜鬼会が昼間に行われました。八正寺と松原八幡神社は明治の神仏分離以前は一体であり、松原八幡神社を「八正寺八幡」と表記される江戸時代の由緒書も見られます。




その名の通り元々は夜の行事だったそうですが、今回は朝の9時ころから行われました。
「灘のけんか祭・秋祭」は東山、八家、妻鹿、宇佐崎、木場、松原、中村の七か村ですが、鬼会は寺の所在地である中村が主催で行われます。

●公園からの移動
中村のおそらく村中のみんなが公園に集まり、そこから鬼の衣装をはこびます。おとしろいのは、その衣装を先導する小型の屋台。屋台が「お先太鼓」神仏の宿るものや神仏そのものを先導してきた歴史を繰り返しているのかもしれません。
赤と青の鬼に合わせて、屋台も赤と青の二色でした。






●八正寺にて
衣装が寺につくと、着替えがはじまります。


はじめは、東の観音堂から西の薬師堂にかけて橋掛りが組まれていました。神仏分離以前はさらに西の八幡神社前で、鬼が舞っていたという記録が残っています。
若者たちによって鬼の面箱が練り回されました。


二人の武者が場を清めます。


鬼の登場です。播州の鬼追いは「鬼を追って退治する祭」ではなく、「鬼が悪いものを追って退治してくれる」祭です。
赤鬼の午王宝印の文字。播州の別の寺院の鬼追い(姫路市随願寺?)では、おでこにその文字の印を押してもらえました。





●編集後記
念願の八正寺の鬼の祭を見れました。鬼の祭があったからこその屋台の祭、祭があったからこその播州と言えるでしょう。

2017年度末からこの年度末にかけては、大人の事情的なものを感じる出来事が結構ありました。それを愚痴るのは容易いですが、好転は皆無です。鬼や仁王さんのように力づくでもねじ伏せざるをえないかもしれません。

本ブログ親ページ祭と民俗の旅、素人がアイヌ語から見たクラムボンなどを本ブログに移設しました。クラムボンアイヌ語説支持して下さる研究者が現れたことに驚きです。