気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

御料理はやしの青梅煮で錦玉羹を

2016-09-04 15:05:20 | 主菓子とお干菓子
台風12号が、明日のかけ九州北部に上陸と、
今回は九州から西日本に影響が及びそうですが・・・。
この時期、農家にとって三大厄日、8月31日の二百十日、続く
9月1日は旧暦8月1日「八朔」そして9月10日の二百二十日で
収穫の無事を祈って、日本各地で風を静める祭りをされます。
その代表的な越中八尾「おわら風の盆」も9月1日から3日、
昨日で終っており、静まってくれるでしょう。
雨もね。
今朝も自宅稽古日で、二人がおいでで、
長月の軸は『〇』、寒山詩の有名な前二行
「吾心似秋月 碧潭清皎潔」を思い描くようにと、
後ろ二行が賛「無物堪比倫 教我如何説」で書かれ、
花は、一日花の木槿は、昨日の白色から紫色に替え、
吾亦紅、萩、水引を桂籠に活けております。
末広がりのその実の姿から、縁起のよい瓢箪香合を
  
炭を熾し、釜を掛けます。
 
稲穂がたわわに実り始め、「米俵の水指」と
即中斎好みとされる二枚の蓋から成る
「春秋棗」で、秋の朱塗りの菊の絵になります。
(春は黒塗りの梅の絵)
  
主菓子は、錦玉羹で青梅煮と紅羊羹が入り、
 
青梅煮は、京都「御料理はやし」で蒼梅の食感と
程よい蜜の甘さが優れており、
紅羊羹は、岡山「芭蕉庵」を入れております。
   
酸味と甘さが程よく、喜んで頂けました。