気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

主菓子は「彼岸花」で奥伝を

2016-09-23 10:05:07 | 主菓子とお干菓子
昨日は彼岸の中日で、若先生のお稽古の日でした。
奥伝「行之行台子」「大円之草」を教えていただき、
クタクタになり帰ってきました。
しかし気になった所があり、納得がいかず、
復習を兼ねもう一度。相方は呆れ顔・・・

頂いた主菓子は「彼岸花」で奈良萬々堂通則さん
すこし潰れておりますが・・・
 
近年、白や黄色などの『リコリス』という名の園芸品種が、
出回っておりますが、見るにつけ何か?違うんです。
昔ながらの赤い『彼岸花=曼珠沙華』を見かけますと、
妖しい雰囲気が漂い始め、脳内スイッチがお彼岸=墓参りへと
切り替わり、花としてはネガティブな印象です。
歩きつづける彼岸花咲きつづける
            種田山頭火
でも最近のTVでも有名な女流俳人は、ポジティブですね。
あしもとに日のかがやける曼珠沙華
            夏井いつき
先日伺った、『大和文華館』のプロムナード両側に咲く
紅・白の曼珠沙華の花にも、妖しさよりも、
展覧会への期待感が勝りませんか。
 
近づいてみると、一本の茎に、数個(5~8)の花が付き、
雌しべが天を向いていますね。 
 
他国では「天上の花」や「相思華」と呼ばれているように、
見方を変えれるようになりたいものですね。