気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

11月の本番へ向けた稽古では虎屋の羊羹

2016-09-25 16:00:27 | 主菓子とお干菓子
半月ほど前、茶室「伯泉亭」下見の後、
本番を想定してのお稽古の予定が、タイムリミットで延期へ。
昨日、自宅に三十数年来お稽古を見ていただいき、
卒寿を過ぎられても何事にも熱心な先生を迎えての
稽古と相成りました。

11月を想定し、久しぶりの炉になります。 
 
暑くなるかなーっと、思いきや天候不順の為でしょうか?
エアコンなしで終わりまで。
主菓子は、虎屋の羊羹「おもかげ」を
最初にお奨めした折、固辞されておられましたが、
”「おもかげ」でございます”との言葉に、手を。
ありがとうございました。
 
『草枕』で、羊羹について漱石が触れているがごとく、
撫でて見たくなるほどのつやつや感が、
なまめかしくもあり、特に「おもかげ」は
黒蜜砂糖が入っているためなのでしょうか。

『茶稽古に虎屋の羊羹厚く切り』
            愚句
片付けをしておりますと、炉に炭の燃えカスに目が留まり、
白首窮経』が思い浮かびました。 
意味:年を取るまで学問に励むこと。(Goo辞書)
私も、「白」ならぬ「百」、利休道歌(百首)の教えを胸に
こうなれるよう、精進あるのみですね。