気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

炉開きツバキが咲きだした松柏美術館のお庭で

2016-09-22 08:02:43 | 季節の花々
彼岸の中日の今日、国民の休日「秋分の日」で、
暦的にはこれから夜が長くなりますね。
朝から出稽古で、のんびりとはしておれません。

先日伺った『松柏美術館』は、旧佐伯邸内に造られており
大渕池が借景で、四季折々の花や水鳥たちも楽しめ、
昨年の11月下旬にも紹介させていただいた
 昨年11月下旬
『炉開きツバキ』がもうすでに咲いておりました。
昨年よりやや淡桃色の小さな一重平咲で、整った花がありません。
それはユキツバキとチャノキの自然交配種で、チャノキの
遺伝子が強いのかもしれませんね。
 今年
1972年に新潟の農家の庭先でみつかり、1980年になり、
11月の炉開き頃に満開になることから命名されております。
我が家の早咲き椿「西王母」の蕾はまだまだ堅そうですね。
我が家の西王母

駐車場直ぐには、赤・白の芙蓉が招き入れてくれます。
 
美術館の前を過ぎると、シモツケソウも最後のひと花が、

まだ蕾の杜鵑草の群落が、

そして金水引の黄色が目に付きます。

小高い丘へ向かう『逍遥の小道』の入口も萩の花が

丘の上には紫紅白や・白の萩の花が愉しませてくれます。
 
旧佐伯邸は閉まり、茶室「伯泉亭」にも入れませんが、
  
手入れはたいへんなのでしょう。
奥に枝垂桜の棚が見られ、その他にあります。
春の見頃は素晴らしく、観桜会が開催されるそうです。

そういえば、春の歌の万葉歌碑が駐車場の入口に
二つ並んで建てられており、上村松篁先生の筆になります。
 
山吹の咲きたる野辺のつほすみれ
      この春の雨に盛なりけり

 
春雨のしくしく降るに高円の
     山の桜はいかにかあるらむ


お庭だけでしたら、無料で訪れることに気が付きました。