気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

孫と一緒に松柏美術館『感じる力』展を

2016-09-18 13:08:31 | 美術館・博物館
先日、茶事?の下見で「松柏美術館」内の茶室『伯泉亭』に
お邪魔したおり、以前に招待券を頂いていたのを思い出し、
孫の保育園の「ジジババと一緒に」へ伺った際、
寄せていただきました。
平日だというのに、15台の駐車場がほぼ埋まっています。
 
上村松園、松篁、敦之の上村三代の作品が集められている
小さな美術館で、入り口からエントランス内に、
内部は白を基調としたしゃれた雰囲気で、
地下にミュージアムショップと内庭が設けられており、
 
まずは一階の特別室へ
上村松園】さん
 下絵がこんなにも緻密に描かれていたなんて
『晩秋』下絵、昭和18年

『虫の音』明治42年が、下絵と伴に
 展示されており、驚くばかりのデッサン力に感嘆
 ”どんな虫の音が聞こえてきますか”との問いが・・
『美人納涼』昭和7年

気品ある格調高い作品です。
『暮秋』昭和18年

そして
長男の【上村松篁】さん
『晩秋』昭和5年
『月夜』昭和14年
大胆な造形で、色彩感感は秀逸です。

『草原八月』昭和31年 

『鳳凰木』昭和48年

『真鶴』昭和55年
晩年になり新しい題材として鶴を
日本画が一層近代的に
『兎Ⅰ』右下一部昭和62年
 下絵一部

最後は孫の【上村淳之

『檳榔樹』昭和36年
初期の作品で、並々ならぬ才能が感じられます。
『憩』平成15年

『四季花鳥図』平成22年
壁一面、煌びやかで、大阪新歌舞伎座の緞帳原画です。

孫連れでも、子供用に問いかける「ワークシート」も
用意されており、親子?でも
三者三様の先生方の物のとらえ方の違いが、よく解かり
非常に楽しめました。日本画の未来は・・・