保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

世界各地で起こる自然災害、NYの子どもたちの心に学ぶ。

2011-05-01 23:55:23 | 船頭の目・・・雑感・雑記
日本では未曽有の地震と大津波で東北地方の太平洋沿岸部は壊滅的な
打撃を受け、その影響で原発事故が発生し今だ打開策が見いだせない
事態となっていますが、海の向こうアメリカでは先月末から南部を
中心に各地で大竜巻が発生し、民家などを次々となぎ倒し甚大な被害
が出ております。

我々日本人もまだまだ大変な時ではあるが、東北大震災と津波被害の際に
多くの温かい支援をしてくれたアメリカの人々の心に、そして受けた恩を
このときにお返しするべく、我々日本人に今できることを考えていきたいものだ。

震災発生時から日本に温かいメッセージと支援をしてくれているメンバーに
私の友人で、以前同門だった鈴木師範がアメリカNYで開いている
空手道場の生徒さんたちがいます。

道場内には子どもたちが書いた日本を応援するメッセージの横断幕が
飾られ、定期的に義援金を集め、日本へ送金してくれています。
子どもなので金額的には多くはないですが、僅かな小遣いの中から
ほしい物や買いたかった物を我慢して、義援金に回してくれてるのでしょう。

その心がうれしいです。

また、道場生の道着の袖にも「絆」と日本語で書いた刺繍が縫われています。

まだ見ぬ日本。空手発祥地の日本への熱い思いを込めて、遠くNYの地からも
空手を通じた人間同士の心の交流が結ばれています。

アメリカでは大竜巻、中国南部ではひょうや豪雨で大きな被害が報告されています。

地震、大風、豪雨・・・地球は我々に何を伝えたいのか?
それは神のみぞ知るということですが、大自然の前には人は
あまりにも無力過ぎます。

無力なお互いだからこそ、困難の時はともに助け合わねばなりません。

高度な情報技術にの発達や交通機関の発展により、世界はますます
狭く近くなってきています。

私たちも、日本だけでなく、世界の人々への関心をもっと強く
持たないといけないことを、この子どもたちに教えられた気がします。