浜田省吾さんが1986年に発表した曲「J.Boy」
先週の土曜日、大阪城ホールで開かれたライヴ「ON THE ROAD2011 The Last weekend」で
この曲のイントロが流れた時、全身に鳥肌が立ち、背中に鋭い衝動が走った。
この曲が生まれた1986年という時代、世の中は「バブル景気」に沸き立ち、
これが「バブル(泡)」だなんて気づくことなく、日本は経済大国の頂点を極め
世界は「Japan as NO.1」とか「GNP世界一」だとか囃し立てられ、
とかくお金の匂いがするところへハイエナのようにまとわりつく、
まさしく「金の亡者」のごとく日本中が浅ましほど金に狂っていた時代だった。
しかし、その数年後、バブル(泡)は弾け、時代は「失われた10年」から
「米国テロ」「リーマンショック」そして「3.11」へ向かっていく。
頂点から滑り落ち、衰退していく国家の歴史と歩んだ時間が、脳裏をフラッシュバックして
駆け抜けていく。
あの頃「掲げてた理想も今は遠く」「守るべき誇りも見失い」・・・
J-リーグやJ-POPなんて言葉もまだなかった時代、
浜田省吾がイメージした J.Boyとはなんだったのか?
1986年、あの頃の俺は、まさしく「J.Boy」、ティーンエイジャーだった・・・