保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

保津川河川敷の週明けの風景・・・BBQゴミ!!

2011-10-31 09:44:18 | 保津川エコ・グリーン委員会
前日の雨もあがり、保津川には爽やかな秋晴れの空が広がっています。

さて、この清々しい天気の中、今日も一日、ガンバロウ!と気合いを
入れて、河原へ向かうと・・・そんな気分は一転する風景が!

BBQゴミが一面に散乱しているではないですか!!

悲しいことですが、これが近年、週明けの保津川河川敷恒例の風景になりつつあります。

保津川には週末、大勢の人たちがBBQに来られます。

現在の保津川は、地元の亀岡はもちろん、京都や大阪、奈良などにも
知れ渡る人気のBBQスポットとなっています。

保津川の自然を求めて多くの人が遠方からもお越しなることは
日々、ここを仕事場にしている私としてもうれしいことなのですが、
一部、心ないBBQ連中のお蔭で保津川の河川敷はこんなにも汚され、
このゴミを拾わず放置しておくと、増水時に川に流れ込み、漂着ゴミ
となって下流の地域はもちろん、海にまで悪影響を与えることになります。

まさに、ここ、この行為が河川や海ゴミの発生源となっているのです!

我々、川で生きる者として、この事態を見逃すわけには参りません。

早速、わが社の環境部隊・エコグリーン委員会が出動し、回収作業に
あたりました。

しかし、BBQゴミは道端に捨てられているゴミとは異なり、まさに‘生ごみ’です!

タレや食べ残しの食品の腐敗による強烈な悪臭とビジュアル・・・
毎度のことながらこれはつらいです。

中には、、まだ封が開けられていないビールやジュース類、ケチャップ等
もあり「もったいない」文化からかけ離れた飽食・日本の負の風景です。

モラルが高い国、清潔な国などと海外から評価されていた国は、今、
精神構造的に根底から崩れ去ろうとしています。

今回はゴミの中から、身分を証明する書類も出てきたので
本意ではありませんが法制上、警察に通報して、現場検証をしていただきました。
今後、なんらかの通知があるものと思います。

しかし、どうすればこのような事態を改善できるのか?法を厳しくし罰則強化するのか?

私は教育が大事だと思っています。

なんでも自己中心、手前勝手が通る今の学校。
国家意識や公心をおろそかにする教育は今すぐに
あらため、健全な精神教育システムを導入する時だと感じています。

そうしないと、この日本は精神的にも『三流国』に転落するのではないか?、

そして、精神的に荒廃した国が栄えた記録は世界史上、皆無であることを
我々は知るべきであり、その視点からも国民的な運動の機運を期待したいと
思っています。