保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

伊勢に七たび 熊野に三たび 愛宕さんには月まいり。奥嵯峨・保津峡ツアー

2018-04-18 07:37:44 | シリーズ・京都を歩く
「お伊勢に七たび 熊野に三たび、愛宕さんには月まいり」と江戸時代の民衆にうたわれた京都・愛宕山。

その麓は「あたご道」といい、愛宕詣りへ向かう人で賑わう街道でした。

あたご道沿いには行き交う旅人をもてなす宿や茶店が軒を連ねていたと伝わります。

その400年の風情を残す地域が奥嵯峨・鳥居本と清滝です。

鳥居本には「鮎茶店・平野屋」さんと「鮎の宿・つたや」さん、トンネルを抜けた清滝には「清遊の宿・ますや」さんが
今も当時と変わらぬ佇まいで、観光客のおもてなしをされています。

先日、保津川下り運休の代替えツアーとして、お客さまをご案内した奥嵯峨ツアー。

思いのほか皆さま、大満足で「こんな嵯峨野は知らなかった!」と絶賛でした。

愛宕山山系が刻んだ保津峡とその山麓を流れる保津川。そして、愛宕信仰が生んだ奥嵯峨の風情と営み。
ここには雄大な自然と人間の関わりが今も息づき、しっかりと表現されています。

平野屋の女将さんも「愛宕さんと保津川の鮎つなぐ‘奥嵯峨の歴史と生活’は大切にしていきたい」
との思いから、かやぶきの家を守っておられます。

我が先祖の地でもある奥嵯峨。地縁や血縁関係の家も多い。

愛宕山を軸にして、山麓の奥嵯峨や高雄、水尾に越畑、そして丹波亀岡。

かなり面白いストーリー性のあるエリアになると直感します。

これら地域に関わりのある者として、今後、観光化に取り組んでいきたい感じる奥嵯峨ツアーでした。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご無沙汰しております (ココア)
2018-04-20 22:33:18
昨年、清滝トンネルの手前の愛宕念仏寺まで行きました。
京都市内とは違って、落ち着いていて静かでよかったです。
実はGW明けに、今年も京都に行くことになりました。
天気がよければトロッコと保津川下りもしたいなと思っています。
お聞きしたいこともあるので、メールをしたいのですが、アドレスは変わってはいませんか?
返信する
ご無沙汰しております。 (はっちん)
2018-04-22 14:07:41
大変ご無沙汰しております。
保津川下りの理事長になりはや4年。
やっとブログを再開することができるようになりました。
メールのアドレスは変わっていません。
お気軽にお問合せ下さい。
返信する

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