保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

保津川の紅葉だより

2005-11-15 23:42:43 | 船頭
ここ数日、寒い日が続いてますが
皆さん、体調など崩されてないですか。

体にはきつい季節になってきましたが、
保津峡の山々の紅葉の深まりには、
いい環境になってきたと思います。

前日には、少し葉の先が赤み掛かっただけだった
もみじが、今日にはすっかり艶やかに赤色に
染められていて、紅葉する早さは目を見張ります。



河川の際という自然の厳しい条件下で育ったもみじは、
寺院のもみじとは異なり、上品さより荒々しい力強さを
感じる赤さに染まります。



保津峡では、最近育った若いもみじから、順々に赤くなってきます。
色も若々しく鮮やかな赤さに染まっていきます。


切り立った岩場から差し込む日差しに照らされて、
赤く染まったもみじが、一段と艶やかに映し出されます。
日光の当る角度によって、赤色の映え方が違っているので
日に3回、川を下っていても全く飽きることがありません。



これらが今日までの保津川の紅葉です。
渓谷の山々にはまだまだこれから赤くなるもみじが
たくさんあり、その出番を待っております。

峡谷中のもみじがすべて紅葉しつくした
時の、燃え上がるような美しさは圧巻です。

5月の新緑でも観光客の目を楽しませてくれた
もみじの葉も、いよいよあと数日で生命の炎を赤く
燃え尽かせ、フィナーレを迎えます。

年中を通して峡谷を飾った木々の葉っぱの
‘ラストショー’是非、ご覧になってください。

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4 コメント

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紅葉 (Honko)
2005-11-16 10:21:04
 今回のお話は、美しさのなかに物悲しさを秘めたお話でしたね。



 紅葉は、ひとつひとつの葉が芽吹き、ひと夏を懸命に生きた”あかし”として、自らの残り少ない命を紅色に燃やし最期を飾る。



 そして燃え尽きた多くの葉は、来春再び生まれ来るものの”糧”となり、その一生を全うするんですね。



 そう思うと、落ちて踏まれ行く葉ですら

いとしく思えてならないのは、私だけでしょうか・・・



 

 小倉山 峰のもみじば 心あらば



         今一度の 行幸待たなむ
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ブログの取材はたいへんですね (オン)
2005-11-16 23:14:03
ブログの取材はたいへんですね。ネタを探すのもたいへんやし、写真を撮影するのはもっとたいへんです。

ブログを掲載するようになって、はっちんのまめさかげんに、敬服しています。
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命の炎 (はっちん)
2005-11-17 23:26:38
Honkoさんへ。

この歌を知っているとはHonkoさん、百人一首が

お得意ですか?よくご存知ですね。

今、保津川のもみじは命の炎を精一杯燃やして

いるとことです。

是非、この時、京都に遊びに来てくださいね。



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目線 (はっちん)
2005-11-17 23:31:33
オンさんへ。

ブログを続けていくコツは、書きたいことを書きたい時に書くことですね。

ブログの更新に気を奪われて、追われるような

気持でやると続かないと思います。



日常生活でなれたことでも、少し目線を

かえると面白い発見があり、それが

ネタになるかな~って感じです。



でも、肩に力をいれず気楽に楽しむことが

一番だと思います。
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