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保津川の秋の風物詩といえば朝に出現する深い霧です。
乗船場辺り一体は白い雲海に包まれ幻想的な空間が広がります。
こんな日に、船に乗ってもらうと、数m先すら見えない
この幻想空間の中へ吸い込まれ、異次元の世界へいざなわれて
行くような不思議な感覚が味わえるのです。
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この現象は以前にも書いたように、盆地である
亀岡の地形が原因となっています。
盆地の底の温度が、放射冷却により一気に下がりだし、
地表の温度より低くなり、この冷却温度が保津川水温
よりも低くなる事で、蒸発現象が起こります。
この蒸発した水蒸気も冷やされ、水滴に変わり
深い霧が発生するというシステムです。
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峡谷の入り口も深い霧で覆われています。
深い谷と深い霧、幻想空間へと船は吸い込まれて行きます。
遠くにうっすら浮ぶ山も、本当に実在のものなのか?
それすら分からなくなるような風景。
ここは保津川なのか?現実感も薄れる風景なのです。
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しばらく幻を見ているような錯覚に見舞われながら船を進めると、
身を切るような冷たい風が水面を勢いよく滑ってゆきます。
この風こそ、私達を幻想空間から現実の空間へと導く川風なのです。
風に乗り霧は勢いよく上昇し始めます。
すると!視界に透き通るような真っ青な空が姿を見せます!
まさに夢・眠りから覚めたような爽やかな‘青’です!
霧の上がる時に見える、青と灰色のコンストラストは圧巻で
何度見ても素晴らしい!
自然が生きていると感じる‘息吹’を確かに感じる瞬間です。
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上昇する霧の隙間から暖かい日光が差し込みます。
霧が晴れるごとに水面が明るく照らされ、その太陽の光に
反射して山々が水面に映し出されます。
これが‘水鏡’です。
ぽかぽかしたお日様に照らされて、霧が出ていた頃の
寒さがうそのように、辺りは暖かくなってきます。
太陽の出現で峡谷の空は晴天です。
あまりにも極端に一変した風景に、確かにさっきまで
見ていた霧空間自体が、幻だったのでは?
変な錯覚に見舞われる秋の保津川下りなのです。
こんな体験ができる1時間40分の船旅。
是非、一度ご覧になっていただきたい幻想空間・保津川下りです。
晴れた日の朝、9時~10時までの船なら
この様な幻想体験ができます。
その代わり、太陽が顔を覗かせるまでは
相当寒いので、暖かい格好やカイロなどの
防寒対策をしっかりしてお乗りくださいね。
それと乗られる前には必ず‘トイレ’をお済ましに
なってからご乗船いただくことお願い致します。
大自然の素晴らしさをまたひとつ発見できますよ~
秋の保津川下りは‘紅葉と幻想の霧の競演’で、
お越しいただく皆様の目を楽しませてくれることでしょう。
乗船場辺り一体は白い雲海に包まれ幻想的な空間が広がります。
こんな日に、船に乗ってもらうと、数m先すら見えない
この幻想空間の中へ吸い込まれ、異次元の世界へいざなわれて
行くような不思議な感覚が味わえるのです。
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この現象は以前にも書いたように、盆地である
亀岡の地形が原因となっています。
盆地の底の温度が、放射冷却により一気に下がりだし、
地表の温度より低くなり、この冷却温度が保津川水温
よりも低くなる事で、蒸発現象が起こります。
この蒸発した水蒸気も冷やされ、水滴に変わり
深い霧が発生するというシステムです。
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峡谷の入り口も深い霧で覆われています。
深い谷と深い霧、幻想空間へと船は吸い込まれて行きます。
遠くにうっすら浮ぶ山も、本当に実在のものなのか?
それすら分からなくなるような風景。
ここは保津川なのか?現実感も薄れる風景なのです。
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しばらく幻を見ているような錯覚に見舞われながら船を進めると、
身を切るような冷たい風が水面を勢いよく滑ってゆきます。
この風こそ、私達を幻想空間から現実の空間へと導く川風なのです。
風に乗り霧は勢いよく上昇し始めます。
すると!視界に透き通るような真っ青な空が姿を見せます!
まさに夢・眠りから覚めたような爽やかな‘青’です!
霧の上がる時に見える、青と灰色のコンストラストは圧巻で
何度見ても素晴らしい!
自然が生きていると感じる‘息吹’を確かに感じる瞬間です。
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上昇する霧の隙間から暖かい日光が差し込みます。
霧が晴れるごとに水面が明るく照らされ、その太陽の光に
反射して山々が水面に映し出されます。
これが‘水鏡’です。
ぽかぽかしたお日様に照らされて、霧が出ていた頃の
寒さがうそのように、辺りは暖かくなってきます。
太陽の出現で峡谷の空は晴天です。
あまりにも極端に一変した風景に、確かにさっきまで
見ていた霧空間自体が、幻だったのでは?
変な錯覚に見舞われる秋の保津川下りなのです。
こんな体験ができる1時間40分の船旅。
是非、一度ご覧になっていただきたい幻想空間・保津川下りです。
晴れた日の朝、9時~10時までの船なら
この様な幻想体験ができます。
その代わり、太陽が顔を覗かせるまでは
相当寒いので、暖かい格好やカイロなどの
防寒対策をしっかりしてお乗りくださいね。
それと乗られる前には必ず‘トイレ’をお済ましに
なってからご乗船いただくことお願い致します。
大自然の素晴らしさをまたひとつ発見できますよ~
秋の保津川下りは‘紅葉と幻想の霧の競演’で、
お越しいただく皆様の目を楽しませてくれることでしょう。
今回は、これまた「不思議な世界」ですよね~ ついさっきまで前を行ってた船が、白い霧のなかに「す~っ・・・」って消えてしまったら・・・
何だかどこまでが「この世」で、どこからが「あの世」なんだかわからない、そんな「迷いの空間」を感じます。
こんな「迷いの空間」へといざなうはっちんさんは、「仙人」なのでしょうか・・・?
きのうは、ユーモアたっぷりのコメントありがとうございました。
でも、はっちんさんがおっしゃると、「本当」のようにも思えてきちゃって・・・
わぁ~ん、自分で書いておきながら何だかこわ~いよぉ~
「源氏物語」みたいになっちゃったら~
きっと「自分」がおそろしいかも・・・
あ~ でもHonnkoは、人畜無害(自分で言うのも変ですが)なのでご安心くださいませ。
霧深い保津川を「迷いの空間」と
仰ったのはHonkoさんが初めてですね。
そうか・・・「迷いの空間」なんだか
わかるような気がします。
今、目の前に見えているのが現実に実在するのか?
実在するものでも見えなければ実在しているとは
いえなのではないか?
現実と思っている世界は実は、思考の世界のみで
存在しているだけで、実在ではないのでは?
などとおかしな思想の迷路に迷い込みますね。
まあ~そもそも人生自体が、一寸先がわからない
霧の中を歩いているようなもですからね。
一切の過去もこれからの未来も‘今この時’のみ
に存在し自己同一しているという事ですかね。
でもHonkoさんが「源氏物語」の六条の御息所と
いうことは私はっちんが「光源氏」ということですか・・
あんないい男だったら、少し羨ましいけど・・・