保津川下りの船頭さん

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櫻井よしこさんの「講演会」を聴講して・・・

2009-09-07 19:32:52 | 船頭の目・・・雑感・雑記
昨夜、京都ホテル・オークラでジャーナリスト櫻井よしこさんの
講演会「この国の行方~日本のあるべき姿~」が開催され
私はっちんも聴講して参りました。

柔和で上品な語り口ながら、日本が抱える問題の核心部を
冷静に鋭く突く評論と解説には定評のある桜井さん。
ジャーナリストとしての独自の行動力と豊富な情報網から分析される
一次情報による具体的な提言には説得力があり、日本言論人には珍しい、
国家戦略として正論を述べられる論客でもあります。

自身が設立された民間シンクタンク「国家基本問題研究所」活動は
全国に広がり、大勢の会員数を有するとともに、今や海外の国際関係研究機関や
メディアにもその提言が注目をあつめています。

昨夜の講演会では「オバマ政権のアジア政策」を軸に
日中関係の現状と今後の展開についてお話されました。

具体的な事例やデーターに基づき話される内容にはシークレット情報も多く
ここでは明らかにすることは出来ませんが、日本にとってはかなり厳しい
状況になってきていることは確かなようです。

オバマ米国大統領が公言されている様にこれからの世界、特にアジアは
「米国・中国」両国による分割統治で秩序づけられていく中、新たな
民主党政権はどのような舵とりを考えているのか?
注意深く見定めていかねばならいと強く感じじた次第です。

自由と民主主義の旗を掲げ、日本と同じ価値観にある欧米諸国が、
対極の価値観により国を統治している中国になびいていく様は
聴いていて残念であり悲しくなりました。
国民の生命財産を守り、意志を尊重しながら進める政治体制の国と
国民や少数民族を抑圧して、その犠牲の上に世界最大の軍事大国化
を進めていく政治体制の国では、ある国の政府高官が言う様に
「最終的には太刀打ちできない」のかも知れませんが、
「人類はそんな愚かではない、人間の尊厳は必ずそれを許さない」
という希望を信じて、これからも考察していかねばならいと感じます。

軍事力を背景にしない外交はありえない。
しかし、この軍事力はけして武器装備力だけではない。
国家を思う国民ひとりひとりの精神力こそ最大の防御だと信じます。

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