保津川下りの船頭さん

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球磨川から届いた新聞記事 川とともに生きるとは?

2020-08-16 10:17:20 | 船頭の目・・・雑感・雑記
球磨川下りを運営する(株)シークルーズの瀬崎社長から、
水害に見舞われた人吉市を取材した地元新聞の記事を紹介いただきました。

先月、九州熊本県を襲った記録的な豪雨は、人吉市を始め流域集落へ壊滅的な被害を与えました。

しかし、記者の取材に地元の人々から出た言葉は

「球磨川は悪くない。自分たちが油断していた」

と、多くの恩恵を与え続けてくれた球磨川への愛情であり、
自然とともに暮らした長い歴史の中で培われた川への謙虚さでした。

この心情は、毎年のように保津川の洪水と向き合っている私にとって、
全く共感するもであり、感動しながら読ませて貰いました。 

自然と、川といきる者は決して自然を恨んだり、恐れたりしない。
それ以上に受けている恩恵を忘れることはないのです。

気候変動が予感される自然状況の現在だからこそ、
多くの人たちに気づいてほしい、自然への考え方であり、関わり方です。

そのことに気づいた記者さんも素晴らしい感性に持ち主です。

保津川の高瀬舟を球磨川下りさんへお譲りしたご縁から、
昨年、人吉市にご招待いただき、人吉の素晴らしい自然と川、美しい街並みと
温泉に魅了されました。
そして球磨川下りの船頭さんたちや温泉の女将さん、
観光協会の方々、松岡市長、金子代議士など
地元の素敵な方々と交流する機会をいただき、
一気に人吉ファンとなった私。

一日も早い復興をお祈りするとともに、復興した暁には、
必ずまた訪れなければならない「約束の地」だと感じているのです。

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