保津川下りの船頭さん

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日吉の筏流し、いよいよ具体化へ!

2007-06-04 23:58:47 | 船頭
今日は京都河原町六条下ルにある「ひと・まち交流センター」
で桂川流域ネットワークの会議に参加してきました。

8月に開催される「日吉ダム・天若湖アートプロジェクト」
の実施計画についてミーティングです。

私達が担当する「桂川水運・筏の記憶をたどる」計画も
いよいよ、具体的に動き出しそうです。

桂川の筏は奈良時代より流され、保津川の水運事業の原点に
この筏流しがあります。
その昔、桓武天皇の命により、長岡京遷都(787)と
その6年後の794年の平安京遷都が行なわれ、その都
造営という大事業の為、保津川の上流・日吉や京北から
筏を流したことに始まります。

その後、室町文化華やかなる都を造営し、戦国時代になると
伏見城や大坂城の建築用材として筏が組まれ、保津川を
流れていったのです。
日吉町はこの筏水運が盛んな地域で、同町の歴史を語る上で
筏は外す事のできない存在なのです。

その筏を当時の組み立て手順で、より正確に当時の姿を再現し
遠い昔の筏流しの記憶をたどろう!いう試みがが今回の企画です。

桂川ネットの先生方や京都造形大学や摂南大学の学生さんと
力を合わせ、歴史的にも価値の高い企画にしたと思っています。



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