ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.2.10 受験生の顔

2011-02-10 19:23:38 | 日記
 昨日、帰宅すると本人は最後の塾の授業に出かけて不在だったが、食卓の上に塾からの電報が載っていた。先生がたの激励の寄せ書き。ああ、そういえば3年前の1月31日にも頂いたな・・・、と何やら感慨深い。今回は頂けると思わなかったのでちょっとびっくりした。

 帰宅後はゆっくり食事をして得意(本人が言うので・・・)の国語の過去問を一年分やって、景気をつけて終わりにすることにした。(結果はイマイチだったけれど不問とした。)

 それでも「春休みにお友達たちとディズニーシーに行くことになった。」とか、「明日試験が終わったら、早速帰りにゲームソフトを買ってくるから。取りあえず自分のお小遣いから出すけれど、希望のコースに決まったらお祝いとしてそのお金をちょうだい。」などとやけに饒舌だった。とにかく試験中だけは余計なことを考えずに集中してほしいものだ、と思いつつ話を聞いた。

 「明日くらい一人で起きてみれば?」と水を向けてみたけれど自信がなさそうなので、「じゃあ一度だけ声をかけるのでそれで起きてね」と早目に寝かせた。

 今日の朝、さすがに受験生の顔になっていた。

 出ていく時は「よし」と気合いをいれて、持ち物を確認して(そんなことをするのを見たのは本当にいつ以来だったろう。)久しぶりに元気に「行ってきます!」と出て行った。先日、私があげた限定キットカットと先生方からの電報や寄せ書き・試験の注意事項も鞄に入れて、小さい黄色いダルマをポケットに忍ばせて。

 「さすがに中学受験と違って付き添いがないよね~」と言う。「そりゃ、毎日通っている学校なのだから、付添はいらないでしょう、しっかりね。」と送り出した。そういえば中受のとき、今通っている学校を彼は一度も下見に行っていなかった。受験当日に初めて行った学校だったのである。何がご縁かはつくづくわからないものだ。

 夫は「遅いよなあ、本気になるのが。あと3ケ月早ければ・・・」と言うけれど、せめて1ケ月でもよかった、と思う。ここ数日、ちょっと過去問をやったくらいで急に結果が変わるほど甘くない、とは思うけれど、とにかくどんな結果が出ても受け入れてあげなくちゃね、と話した。

 その後、なんとなく私の方が緊張して、吐きそうになってしまった。(我ながら情けないくらい小心者である。)

 夫は今日も大事を取って三連休だ。休み明けは大丈夫なのだろうか、他人事ではあるが、週明けの仕事がちょっと心配である。さすがに下痢は止まったらしいけれど、食欲はないし、食べ物の味がわからないらしい。あまり調子が悪いならもう薬もないし、クリニックに行くようにと職場へ向かった。

 職場に着くとプチ虹のサロンのSさんからメール。私たちの体調を気遣い、息子の入試の応援をしてくださる暖かいものだった。本当に感謝である。

 夕方帰宅すると、息子はしっかりゲームソフトを買って帰り、3時間もお昼寝をした後だった。とりあえず全力は尽くした、というので今日はお疲れ様。食事が出来るまで新しいゲームに取り組んでいたようだ。
 夫も念のためクリニックへ行って、薬を頂いてきたという。

 明日からは3連休。職場の近い席でインフルエンザが出てしまい、ちょっとヒヤヒヤだけれど、休薬の週の貴重なお休み。しっかり有効活用したいと思う。

コメント
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