ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2016.5.21 瞑想ヨーガ指導者養成コース7日目、アシュターンガヨーガ初体験

2016-05-21 21:36:46 | ヨガ
 瞑想ヨーガ指導者養成コースは前期も後半、7日目になった。
 土曜日にもかかわらず、いつもより早く起きていそいそと出かけるのだから我ながらびっくり。50の手習いとはよく言ったもので、本当によくもここまで入れ込んだものである。

 いつものとおりSさんが出席を取ろうとすると、「ハッピーバースデー!」の声とともに皆でバースデーソングを合唱。そう、今日はSさんのお誕生日でもある。こうしてお祝いさせて頂けてとてもハッピーな気分。今日も楽しい1日のスタートだ。

 午前中は“異なる流派のヨーガ2”で、ゲスト講師Mさんが登場された。Sさんが紹介されて、クラスがスタート。お目にかかったことはあったけれど、教えて頂くのは初めて。とても素敵な方とは聞いていたけれど、本当に素晴らしいクラスだった。
 それにしても前回のクリパルヨーガに続き、ヨーガには実に様々な流派がある。このアシュターンガヨーガはパワーヨガの源流で面白いポーズも多々あり、かなりハードでストイックだと聞いていたので、ちょっと不安で緊張気味だったが、あっという間にMさんの語り口に魅了されて不安など吹き飛んでしまう。

 最初に少しこの流派についての説明がある。体験・体感することが99%、セオリーは1%ということで、プライマリーシリーズの安全ゾーンを体験しましょうということに。呼吸と動作を一体にしてとにかく息を止めない、これが出来れば今日はOKということで、必死でついていく。90分ノンストップで太陽礼拝のAとBを5回ずつ10回。苦手なチャトランガのポーズがとても多く、腕がプルプル(正しく行えば腕は疲れないのだそうだ)。

 なんだかもっと行けそうですね、というMさんのご判断でだんだんとんでもないポーズが出てきて、もう、目が点というかあまりに出来ないので笑ってしまう。普通、出来ないことは楽しくないのだけれど、出来なくても楽しい、なんなんだ、これは、という体験をした。そして、最後のシャバーサナの気持ち良かったことといったら。

 休憩後は感想を言い合ったり、質問タイム。出来ないことは気にしないで自分の身体を客観的に見つめ、出来てくることを見ていくとハマるというMさんの言葉にとても納得する。そして結局のところ、基礎をきちんと重ねること、シンプルな動きを繰り返すことの大切さを改めて思う。普段もこのスタジオで、身体が快適に過ごせるように、もし痛いところがあればそれがなくなるように、というクラスを担当されているとのこと。一度出てみたいな、とまたしても欲張りな気持ちがもたげてくる。
 最後はマントラを唱えてクラスは無事終了。恒例の全員集合写真を撮って名残惜しくもMさんとの時間は終わりになった。

 そしてお待ちかねのランチタイムはいつもご一緒するお2人と3人で、日曜日はお休みでなかなか行けないイタリアンへ。熱々のパスタを頂く。ご一緒したHさんとNさんは来月、Sさんとご一緒にインドツアーに行けそうだということで、ぜひお話聞かせてくださいね、とお願いする。皆さんの行動力、そして実現力には脱帽だ。それにしても昨日のインド、最高気温が51度だったというニュースを聞いていたので、ちょっと心配である。

 午後はアーサナトレーニングの4回目。Sさんが頂き物です、と届いた大きな花束や、私がお贈りした小さなプリザーブドフラワーもスタジオに持ってきて飾ってくださる。お心遣いがとても嬉しい。

 まずは左右屈の後、回旋の動き。ポーズを安全に快適にとるために、自分の弱いところ、強いところを知ることはとても大切だ。ストレッチとヨーガのアーサナの違いは、観察するという行為があるかないかということ。ヨーガを行いながら幸せに生きるためには自分のどこがへこたれていて、どこが動きすぎているのか動かないのか、確実に観察していくことが求められている。

 3人チームになってお互いのポーズをチェックしあうのは前回と同じ。今日はすでにインストラクターのTさんと、奇跡のリトリートでご一緒したMさんと組ませて頂き、とても勉強になった。脱力する、伸び続ける、急に止めるなどの動きをしながら、アーサナを土台から作っていく。左右の動きは前額面の動きで、体を前後に行かせないことがポイントだ。目線を定めて集中することで、半月のポーズや三角のポーズなどいつもやっているポーズが全然違ってくる。

 英雄のポーズⅡも丁寧に作り上げていくと、新しい発見がある。初回に行った前後の動きは骨盤が閉まって細くなる効果があるが、左右の動きは体が緩んで骨盤が開き、内臓の動きが活発になり、肺呼吸もし易くなるという。

 そして、最後は捻りのポーズ。こちらも普段単独では動かしづらい腰椎から胸椎、頚椎の順で下から積み上げていく。一番可動域が大きい頚椎を最後に動かすことで、脳がこれ以上動かないというロックを外すことが可能だそうだ。なるほどなあ、と思う。捻るポーズは身体から毒素が出て、とてもニュートラルな状態になり、食べ過ぎ、浮腫み、腎臓や副腎の不調等にも良く、気疲れが取れるポーズだそうだ。

 終わった後は、本当にスッキリ。良い練習をした後は、その時はきつくても、あとで身体がとても楽になる、というのは本当だ。
 最後に新しく教えて頂いたキールタンを歌って、これまたスッキリ。

 明日はK先生による直伝の均整術の講義が待っている。幸せな土曜日の夜である。

   
 
コメント
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