ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2017.9.2-3 ゆく夏を想いつつ過ごす9月最初の土曜日と日曜日

2017-09-03 18:23:22 | 日記
 前回の記事のとおり、突然のWの悲劇ですっかりゲッソリした8月最終週だった。9月を迎え、漸く本調子になってきた。食事が摂れないとあっという間に体重が減ることを改めて確認することになった。

 土曜日。
 ベッドの中で朝の連続テレビ小説を視る。なんとなく怠いが、頑張って起きる。朝食後は、台風一過の天気回復を信じて洗濯物を干す。
 以前にも参加したことのあるトップインストラクターHさんの「クリアになる瞑想・ワークショップ」に出かける。楽しみにしていた筈なのに何を血迷ったか、スタジオが開放される30分前に到着するつもりだったのに、開始時間を30分間違ったのに気づいたのは、家を出てすぐのこと。慌てて全速力で歩いて(走れないところが切ない。)スタジオのある建物のエレベーター前に到着したのは開始6分前。5分前を過ぎると入室禁止になるルールだ。

 すぐにエレベーターが来て、途中階で誰も降りなければ問題なく滑り込める、と頭の中で算段。あいにく年配の女性が途中階でゆっくりと降りていく。スタジオに入ると、苦い顔をされ、「うーん、1分過ぎていますが・・・。」「だめですか、何とか・・・」と必死に頼み込んで、では今回限り、と目を瞑って頂いた。
 スタジオでは既に開始前の説明が始まっており、参加者がHさんとともに車座になっていた。「これから入ります」とお断りし、急いで着替えて入室。ゆったりと瞑想するクラスなのに直前にドタバタとなんと申し訳ないことよ。Hさんからは「大丈夫、まだ始まっていないですから」と車座を少しずらして暖かく迎えて頂き、ほっとする。

 座りながら、寝ながらと数種類の瞑想をリードして頂き、それぞれ実践。ペアワークで軽く身体を少しほぐしてから、背中合わせでお互いの息遣いを感じながらの瞑想も体験した。最後に各々が好きなポーズで瞑想をして90分のクラスが終了。先日の嘔吐と下痢のダメージがなんとなく尾を引いていて、かなり疲れが溜まっていたのだけれど、クラスが終わってスッキリ元気になった。入れて頂いて本当に良かった。お詫びとお礼を言ってシャワーを済ませ、スタジオを後にする。

 帰宅後は、団地の夏祭りに参加して軽食を摂って出かける予定だったのだが、朝の悪天候のため翌日順延になっていた。母と待ち合わせをしてレストランでお茶をする予定だったのだけれど、昼食を食べ損ねたので、夫と早めに出て先にお昼を摂って母を待つことに。注文したものが届いたところで母が到着。母もまだというので、3人で遅いランチタイムになった。

 ようやくお腹が空いて普段通りに何でも食べられるようになったせいか、メニューを見ればあれもこれも頂きたい。目が卑しいのかデザートに大きなフルーツパフェまで注文。さすがにお腹がびっくりして、あっという間にまたしてもお腹が緩くなってしまった。我ながらバカである。
 満腹になったところで母と夫と別れ、私はすぐ傍のWさんのサロンに出向き、久しぶりにマッサージ。先月は行き損なったので、前回から1か月以上経っている。頭皮のマッサージもオプションでお願いし、ひとしきりダブルパンチでひどい目に遭った話等した後、ウトウトしながら幸せに過ごす。身体がすっかりほぐれ、次回以降の予約を済ませて帰宅した。

 遅いお昼で夫も私もすっかり食べ過ぎたせいもあり、夜は簡単に素麺で済ませ、夜更かしもせずにベッドへ。

 日曜日。
 今日は爽やかないいお天気。昨日中止になったお祭りも予定通り開催の様子だ。和太鼓の音が聞こえてくる。空はすっかり秋の様相を呈している。団地の芝生広場では沢山の赤とんぼが舞い、ゆく夏と来る秋を想う。
 朝食後は掃除を済ませ、昨日食べ損ねたジャンクな焼きそばをお昼に頂く。子供の頃のことを今でも残念に思い出すのだが、母が嫌がったので、縁日等で軒を連ねた屋台の食べ物は決して食べさせてもらえなかった。内緒で勝手に食すようになったのは高校生以降のことだったか。

 別にどうしても食べたいというわけではないが、お祭りというといちいち母にお伺いを立てず、後ろめたさを感じることなく自由に食べられるようになった幸せを実感しつつ、頂きたくなるのが不思議だ。
 午後からはハタヨガビギナーのクラスに参加。じっくりゆっくり丁寧にポーズを取り、ポーズのキープ時間が長いクラスなので、ビギナークラスとはいえ真剣にやるとかなりきつい。たっぷり汗をかき、シャワーを浴びてリフレッシュ。
 夫と待ち合わせ、携帯ショップで懸案だった夫のタブレットのトラブルを解決した後、買い物をして帰宅。

 そして夕方。恒例のお祭りの最終イベントである抽選会に夫婦揃って参加。残念ながら今年も何も当たらず。同じ号棟の方が数名名前を呼ばれていらした。息子がこのイベントを愉しみにしていたのも、今は昔。それにしても知らない方が多いことに改めて驚く。

 この団地も居住開始から早いもので23年半になる。最初の頃は芝生広場に山のようにいた小さい子供たち(我が家の息子もその一人)は巣立ったとみえてすっかり数が減り、見渡せば当然のごとく随分高齢化している。小さなお子さん連れの居住者は当初からいらっしゃる方たちではなさそうだ。息子の関係でのお付き合いがあった方たちともすっかり疎遠になり、これからはもっと地元での関係を大事にしないとな、と思うひと時となった。

 ということで、9月最初の土日も無事終了。明日からまた新しい週が始まる。そしてあっという間に2週間が経ち、早くも治療週である。前回治療後の不調が抜けるか抜けないかのうちにWの悲劇にも見舞われ、漸く復調したところで落ち着く間もなく治療になる。心して向かわなければ。

 

コメント
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