ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2017.9.10 復調、合唱練習へ

2017-09-10 21:08:53 | 合唱
 昨夜も早めにベッドに入ってたっぷり眠ったせいか、ようやく復調。朝は早めに目が覚める。夫はそのまま寝かしておいて洗濯機を廻すこと3回。干し終わって朝食の準備が整ったところで起きて頂く。ドンペリドンは飲んだけれど、いつも通りにトースト1枚を食べ切ることが出来た。

 食後は合唱曲の音源CDをバックミュージックにハミングしながら掃除に励む。2週間ぶりの練習、1か月以上空いてしまった前回より間が空いていないので、思い出すのも断然早い。

 これまで2回続けて発声練習が終わる頃の到着だったので、今日は反省して早めに支度を終えて家を出る。スーパーに用事があるという夫と最寄り駅まで一緒に。電車の中では不審な人よろしく、楽譜を見ながら口パクで練習。練習場の最寄り駅で軽くランチを済ませる。
 今日はほぼ時間通りに到着し、出席簿に〇をつけたが、まだどのパートも2,3名がポツンと椅子に座っているといったところ。発声練習前の軽い運動からスタートし、三々五々集まり始める。
 発声前、肩や胸を開く準備運動はヨガとびっくりするほどよく似ている。結局、何をするにもポイントは胸を開くことだなあと改めて思いながら発声練習に入っていく。

 今日は邦人曲を最初に丁寧に練習。東日本大震災を契機に生まれた “夜明けから日暮れまで”という曲は、「鎮魂と再生への祈り」が込められた和合亮一さんの詩が素晴らしい。その言葉を乗せ、懐かしい人たちを想い、蘇らせ、前へと進む力を与えてくれるような信長貴富さんの美しく力強いメロディも感動的だ。とても素敵な歌で、ついつい思いがこもってしまう。

 この曲は福島県で毎年3月に行われる「声楽アンサンブルコンテスト全国大会」のテーマ曲だ。2011年、震災によって第4回大会は中止になったが、翌年全国からの沢山の応援や励ましの中で第5回大会を開催することが出来たという。大会の再開を記念し、全国に溢れた皆の思いを紡いでいくために作られたという全体合唱曲なのである。歌うことが出来る喜びや感動に溢れた第5回大会の後の大会からは、全体合唱曲として出演団体に楽譜が配布され、毎回表彰式の最後に全体合唱を行っているそうだ。

 その後、外国曲2曲を練習したところで、あっという間に3時間半が経過。会場を貸してくださっているK先輩のご厚意で、練習場はテーブルセッティングされて懇親会の会場に早変わりした。
 今日もソプラノ、アルトの女性が10名ほど、テナー、バスの男性が10名ほど、およそ20名の参加者だ。10月の本番の成功を祝し、K先輩にお礼も込めて皆で乾杯。手作りの美味しいおつまみがあれこれ並べられ、皆で嬉しく頂いた。冷えたビールやワインもテーブルに並んだが、無粋な私はお酒が飲めないので、ウーロン茶で乾杯したのがちょっと残念。

 女性の先輩たちが早めに切り上げられたので、私もご挨拶して会場を後にした。次々回の練習がジャズバンドとのコラボの練習。後にも先にも本番前の1回ポッキリだというが、残念ながら出席が叶わない。ぶっつけ本番だけれど、後はもう神様にお任せ・・・、である。そんなわけで今月1回、来月1回と出席可能な残された2回の練習はしっかり頑張らないと、と思う。
 先輩方のお話を聴いても、こうして練習した後の月曜日は曲が頭の中をグルグル回り、仕事中もなんとなく鳴り続けているそうだから、皆同じなんだな、私だけではないんだな、とちょっとほっとする。

 帰りは乗換駅の百貨店で、明日誕生日を迎える夫に秋のシャツをプレゼント包装にしてもらう。帰りの電車内でも真面目に(外から見れば極めて不気味に)ずっと楽譜を広げて口パク練習。本番当日は路上パフォーマンスもあるらしいので、暗譜しておかないと厳しいようだ。

 帰宅すると今日も夫が夕飯の準備をしておいてくれた。明日からまた新しい1週間が始まる。明日の夜こそ私が支度をしなくては。

コメント
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