goo blog サービス終了のお知らせ 

ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2021.11.8 エンハーツ21クール目、さらに減量17回目投与後12日目のこと お天気に恵まれた暖かな月曜日は海を満喫し、無事帰京

2021-11-08 23:50:15 | 
 
 昨夜のこと。
 ホテルのバスルームの水はけが悪く、私が入浴した後の排水で水浸しになり、フロントにSOSの連絡。
 ほどなくして担当者が見えて「お部屋を変わって頂くことも・・・」と言われたものの夜も遅いし、荷物を持って移動はしんどいので、そのまま応急処置をして頂くというハプニングがあった。
 その後、夫は無事入浴したけれど、恐々と何度かに分けて排水をしたという。私は草臥れて申し訳なくもバタンキューで眠ってしまった。

 そして今朝、月曜日。
 明け方お手洗いに起きたが、しっかり二度寝をしていつも通りのアラームも消して小一時間遅くに目覚める。外はまだ雲が切れていない。残念ながら窓から見える筈の富士山の姿はない。
 BSで朝ドラを視てから浴槽足湯を済ませ、身支度をしてしつこく朝ドラを二度見してからレストランへ降りた。

 窓際の席に2人並ばせて頂く。目の前に広がる青い海と青い空。地球は丸い・・・と感じるほど窓の端から端まで遮るものなく水平線が広がる。どんどんお天気が良くなってきて、海も空の色が濃くなる。ついつい笑顔になる。
 鎌倉野菜たっぷりのサラダや手作りスムージー、鎌倉ハムやフルーツのプレートに加え、鎌倉ソーセージが添えられた卵料理のチョイスが出来た。それ以外の和食のお惣菜はブッフェ形式。
 こちらではシラスは外せない。普段朝はパン一辺倒なのだけれど、魚沼産コシヒカリと聞き、ほかほかご飯も頂いてしまう。焼きたてクロワッサンに自家製オレンジママレードがとても美味しく、お腹一杯なのにお代わりしたいほど。
 それでも、お味噌汁もジュースも紅茶も、とたっぷり水分を摂り、酸化マグネシウムを飲んでも、いまだ順調にお腹が動いてくれない。

 満腹になってレストランを後にし、部屋に戻ってパッキングをほぼ済ませる。レイトチェックアウトOKとのことなので、そのままお出かけである。

 フロントで路面電車の一日乗車券を購入し、シャトルバスで駅まで移動する。乗り込んだ電車はなんと客室内に極楽浄土をイメージしたラッピングを施した、長谷寺本尊造立1300年観音電車という大アタリである。
 つい先日新聞で見た記憶があったのだけれど、まさか一編成しかないこの電車に乗れるとは。
 ついつい、かつての鉄ママの血が騒ぎ、写真を撮りまくってしまう。

 外観は緑とクリーム色に塗り分けた標準的なカラーリングで、わずかに側面の窓下に “本尊建立1300年観音列車”という金文字が入っているのみだから、一見しただけでは一般の電車と見分けがつかない。けれど、車内は一般車両とは大違いで、床面は砂利や苔を配した枯山水の庭がほぼ全体に描かれ、まるで寺の境内に足を踏み入れたかのような雰囲気。壁は金箔のイメージで、渋い金色のグラデーション模様を一面にラッピングしてある。

 最近の車両では珍しくなった扇風機も金色に仕上げているが、これは本物の金箔貼りだという。通常は広告が入る窓上のスペースには「長谷寺縁起絵巻」を掲出し、蓮の花模様を型抜きした中吊りが下がっている。つり革の柄の部分は、寺の垂れ幕の色に合わせて赤・黄・緑・紫・白の5色に色分けしてあった。

 外観でなく車内を装飾したのは、「お客様が目にしている時間が長いのはやはり客室内」という発想からであり、「乗った皆さんが驚かれるであろう非日常の車内。枯山水の上を歩くのも通常ではできません」とのこと。僅か10分ほどの乗車だったけれど、本当に朝から幸先の良いスタートが切れた。

 今日の目的地は水族館である。エントランスには青を基調とした巨大なクリスマスツリーがお出迎え。予め初めて購入したデジタルチケットを切ってもらう。月曜日なので空いているとのことだったけれど、実際入館してみると、遠足の小学生軍団や家族連れ等それなりの人出だ。

 相模湾ゾーンから始まり、深海、クラゲファンタジーホール。ここでは小学生(後でわかったが2年生ということだ)が「わ~、クラゲ、癒される~」と言っていたのに思わず笑ってしまった。子どもたちにも癒しが必要な世の中ということか。おばちゃんは、その一言で癒されました。

 クラゲによる幻想的な空間を経て太平洋ゾーン、皇室ご一家の生物学ご研究ゾーン、クラゲサイエンス、ペンギン・アザラシゾーンを通過し、イルカショースタジアムへ移動。良いお天気で美しい景観だ。陽射しも眩しい。
 前半はアシカのパフォーマンス、そして後半は6頭のイルカのパフォーマンスでスタジアムは沸き返った。15分間のショーの間、隣に陣取っていた小学生集団に交じって水族館大好きおばちゃんもノリノリになった。

 その後、ウミガメやカピバラ等を見学した後は、ウミガメの餌付けタイムを拝見。大きなウミガメたちが野菜を食べている間、小さなウミガメが食べそこなわないように特別に蛋白源の魚の餌をもらっている姿が可愛らしかった。それにしても陽射しが強い。立冬を過ぎたというのに暖かいを通り過ぎて暑くて肌がジリジリしてくる。ブラウス一枚で丁度良くてびっくりだ。

 2時間ほど滞在しただろうか。そろそろ時間切れ。ショップでお土産を買う時間もなく、再び路面電車の駅へと急ぐ。名物の羊羹を購入した後は、予定したより1台前の電車に乗って、ホテルの部屋に予定より15分ほど早く戻ることが出来た。手早く荷物の整理をしてチェックアウトを済ませ、荷物を預けて別棟の和食レストランへ。

 予約時間より若干早かったけれど、窓際の特等席に案内して頂けた。目の前は海。けれど、日差しが強く眩しくて目が明けていられないほど。ブラインドを下げて頂く。
 朝食は普段の何倍?というほど頂いたし、まだそれほどお腹も空いていないし、と言いつつ鉄板焼きのお肉やハンバーグが出てきたら、またしっかり頂いている。夫は暑いからビール!と嬉しそうである。ゆっくり時間をかけて完食し、ホテルに戻る。

 ショップで買い物を済ませ、荷物をピックアップしてラウンジで帰りのシャトルバスが来るまで小休憩。夫はビールが効いたのかウトウトしている。
 愉しい時間はあっという間だ。昨日の昼前に到着してから帰りのバスに乗るまで28時間が経過した。帰りの路面電車も予定より1台早いものに乗れた。ちょうど高校生の下校時間に重なり、車内はかなりの混雑だった。

 始発の私鉄電車に乗り、時間通りに地元乗換駅で戻ってきた。ふと駅の外を見ると、クリスマスイルミネーションが美しい。「まだ時間があるし、見ていこうか?」と夫が言うのでちょっと寄り道することに。
 見上げると、空には三日月と金星が美しく寄り添っている。思わずスマホで写真撮影。そして、トンネル状に設えられたイルミネーションは海のトンネルを潜るものだ。
 その先には金色に輝く大きなツリーがあるが、水族館に行ったばかりなので、やけに魚たちのイルミネーションが特に目につく。夫が、カメと空に浮かぶ三日月と金星を組み合わせて素敵な写真を撮っていて、賞賛。

 カフェでお茶をして時間調整をして最寄り駅まで戻り、夫とは駅で別れ、私はT先生のビューティヨガ45分のクラスに参加した後に帰宅。ちょうどそのタイミングで先日ネット注文した年賀状が早くも出来上がって宅配便で届いた。
 早くも年賀状の準備も万端になった。まあ、いつ書き始められるか、が問題なのだけれど。

 今月1回目のお花も届いていた。赤、ピンクと白のミックスの薔薇が合わせて5本、沢山の花をつけた白とピンクのストックが1本ずつ、イチゴのような可愛らしいセンニチコウが2本、そしてミニカンサスの葉。花言葉は「愛」、」「豊かな愛」、「永遠の恋」「変わらぬ想い」だという。どれもロマンチックな花言葉に相応しく素敵な投げ入れになった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする