ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2021.11.20 ヨーガスートラ講座第2章最終日、キールタン講座基礎編3日目 その後は・・・

2021-11-20 22:20:41 | ヨガ
 
 今日はオンラインヨーガ・スートラ講座第2章8回目、受講最終日だ。
 昨日は、帰宅後夫の帰りを待って大急ぎで夕食を摂り、H先生の“やさしいフローヨガ”のクラスに参加した。星1つの初心者向けだけれど、結構きついので足が遠のいていた。けれど、体調が良い日に出席しなければずっと出られないことになる。思い切って行けばプラネタリウムの投影の中、たっぷり汗をかけた。夫が迎えに来てくれて買い物を済ませて帰宅した。
 帰宅後、今日からのお出かけのパッキングをしているうちに日付が変わってしまった。

 土曜日仕様の目覚ましが鳴る前に起きて、BSで朝ドラの復習をしながら朝食。洗濯機を廻し朝食後は急いで干して、書斎に移動。今月も学びの時間である。今朝も無事にZoomに繋がり、ご挨拶した後は出席確認。
 今日もSさんご子息のT君がなかなかママから離れようとしないのが可愛い。4月からスタートしたこの講座も今月で修了である。

 前回学んだ2-46の「安定した心地よいものがアーサナです」と2-47の「安定した姿勢で座り、リラックスして努力を手放すことで永遠なるもの(セルフ)を体験することが出来ます」を瞑想タイムで体験しましょう、とのこと。
 まずはॐ(オーム)の音を3回唱え、パタンジャリを讃えるシュローカを唱えてから、背骨のS字カーブを意識しながら心地よく座り、永遠なるもの(本当の自分、セルフ)を体験する瞑想。すっきりする。
 
 今日は2-48からスタート。
 2-48は47の続きで、アーサナの効果は、二元性の対立がなくなること、である。自分の中の混乱や対立、矛盾などが、心地よく座り安定してリラックスすることでなくなって、ハッキリした感覚が戻ってくる。 

 2-49 安定して座ることがされた後、呼吸の仕方を意識的に変えることがプラーナ(生命・気息)アーヤーマ(制御)である。

 2-50プラーナーヤーマは吐く、吸う、止めるという動きがあり、場所、長さ、回数によって調整され、長く微細なものになる。
 心が疲れているとき、興奮し、怒っている時、呼吸は乱れ、短く浅くなる。快適に安定して座り、プラーナーヤーマをすることで深く長く静かで穏やかな本来の呼吸に戻る。

 2-51 外に吐く、内に吸うという境地を超えた自然と起こる呼吸が4つ目のプラーナーヤーマである。
①吐く息、②吸う息、③止まる息についてはしっかりした指導者に教えて貰うものだが、④努力なしに穏やかで静かな息が保たれている、という④つ目は誰かに教えて貰って出来るものではなく、自然に起こる境地である。意識せずに呼吸できるようになることを体験すると、普段の生活でもゆったりと穏やかで心が乱れにくくなる。

 2-52 その(プラーナーヤーマ)結果、あなた自身の内なる光を覆うものが取り除かれる。
光り輝く本当の自分を覆う雲のようなものが取り除かれる。ヨーガのクラスですっきりする(前向きな自分に戻る)のはこのためである。

 2-53 そして、心を何かひとつのことに留めておくこと(ダーラナ-)が出来るようになる。
プラーナーヤーマのもう一つの効果であるダーラナーは八支則の一つ。心を一つに留めておくこと(一点集中)で、これが瞑想の入り口である。心が曖昧になって雲が覆ってきた時にもプラーナーヤーマで心がクリアになり、はっきりとした明確な意思が戻ってくる。

 2-54 感覚器官(五感)が対象物に結びつくことをなくし、こころがその本質そのもののようになることが、プラティヤーハーラ(制感)である。
 五感の刺激にくっついて心が動いてしまい、本当の自分は何か、というところに辿り着けない。ヨーガや瞑想では五感をコントロールすることが大事である。ここでバガヴァットギータの話の中に出てくる馬車に乗る主人公の絵の説明があった。
 五感は肉体(馬車)であり、対象物(にんじん)があることで目的地へまっすぐに行けなくなる。この対象物があっても目的地に進めるように、感覚の奴隷ではなく、感覚を扱う王様のように振る舞おうというものである。

 2-55 プラーティヤーハーラの練習によって、意志をもって五感を完全に制御出来るようになる。
私達は五感に振り回されて生きているが、プラーティヤーハーラにより、自分で自分をコントロールする(落ち着きたいときに落ち着き、食べたくないときには食べずにいられる)ことは深い満足感と安らぎを得られ心地よい。直ぐには出来なくとも誰でも練習すれば必ず出来るようになる。

 ということで、2章が一旦修了した。この後、第3章は来春に開催することを目指して準備してくださっているという。さらに年が明けて冬の間は単発で第1章、第2章の詠唱と瞑想するクラスを開いてくださるという。楽しみなことである。

 この後質問タイムが若干あり、最後に皆でॐ(オーム)を1回唱え、名残惜しい中、お開きとなった。

 続いてスタートするキールタン講座開始まで10分。
 お手洗いを済ませ、新しい部屋に入り直す。ヨーガスートラ講座から引き続きキールタンのクラスにも参加した方も入って来られる。

 出席を取った後は、前回のおさらいから。
 「ジャヤ ガネーシャ」、「ガネーシャ シャラナム」、「オーム ナマシヴァーヤ」、「シヴァ シヴァ マハーデーヴァ」、「ナタラージャ」の5つのキールタンを何も見ず、連続してただただ歌う。Sさんの歌声を聞いて繰り返すいつもの形式で自分も歌うと、あまりに気持ちよくて毎度のことながら座っていながら身体が自然に揺れる。そしてそのままウトウトとしてしまいそうになる。

 今日はヴィシュヌとその化身(代表的なもので10もある)から。
 その役割や容姿、属性、持ち物、乗り物等プロフィールについて話された後、神話の説明。Sさんの神話の説明はいつもながらとてもリアルで楽しい。
 「オーム ナモー ナーラーヤナーヤ」を気持ちよく歌った後はクリシュナへ。ヴィシュヌ神の8番目の化身だ。それぞれ色鮮やかな絵を見ながらの講義はとても興味深い。講師養成講座の時に学んだことも思い出しながら、知識を再確認する。
 「オーム ナモー ヴァガバテー ヴァースデーヴァーヤ」、「アーナンダ ナンダ ゴーパーラ」の2曲を歌う。懐かしくも愉快な感じがするキールタンだ。

 最後にラーマ。ヴィシュヌの7番目の化身、ラーマーヤナの主人公。インドでは理想の息子、兄弟、友、王として模範とされている。
 「ハレー ラーマ ハレー クリシュナ」を唱い、質問タイムを経てお開き。次回が最終回、女神のお話も楽しみだ。瞬く間にお昼になった。
 
 6月以来5ヶ月ぶりに乗車する新幹線の時間を逆算し、大急ぎでゴミ捨て。簡単にカップ麺とデザートのランチを摂った後は、洗濯物や荷物をまとめ、タクシーで最寄り駅まで。外は雲一つない暖かいいいお天気だ。
 息子は既に自宅を出発し、私鉄のプレミアシートで中間地点に向かっているとLINEで連絡がある。

 予定より早めに移動出来て順調にJRに乗り換え、新幹線の駅に到着したところ、なんと出発間際に緊急停止ボタンが押されるというトラブルで発車見合わせ。発車したら再度同じトラブルで結局10分の遅れ。
 車内のお伴は宿野かほるさんの「はるか」(新潮文庫)。デビュー作「ルビンの壺が割れた」が面白かったので手に取った。“大どんでん返し再び!「再会」した二人の、愛と狂気の行方。”という帯。するすると読み進み、エピローグはなるほど、こう来たか、というものだった。

 車内では恒例のアイスクリームを愉しみ、最終的には2分の遅れで(あのダイヤでよくも!と思う。)名古屋駅に到着。先着した息子が迎えに来てくれて、地下鉄経由でホテルまで。チェックインしたのは夕方になった。
 今回は一つ置いた隣のダブルとツインを2部屋取っている。ダブルの部屋には大きなソファがあり、集まってお茶をするのに便利である。

 夕食はお散歩がてら息子お薦めの名古屋コーチンのお店へ。予約していなかったので30分ほど待てば、とのこと。時間調整に夫のニットをゲットして戻る。奥の半個室のテーブル席に案内してもらえてラッキー。
 2人は生ビールで乾杯。揚げ物から串焼き、酢の物、自慢のコラーゲン入り水炊き鍋等、出汁が美味しくてすっかり堪能。鶏肉はちょっと、という夫も満足した様子でお店を出た。
 外の大通りはどこもすっかりクリスマスイルミネーションが瞬いている。ジャケットを羽織るだけで十分暖かくとても楽だ。

 明日はバスに乗ってショートトリップである。
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