ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2021.11.23 旅は最終日、海の王者達に癒やされてそれぞれの家へ

2021-11-23 19:44:19 | 
 昨夜は家族飲み会解散後に入浴し、日付が変わる前にコロリと眠った。朝普段通りの目覚ましが鳴るまで目覚めることなく熟睡。

 浴槽足湯を済ませ、朝ドラを2回見てから3人でレストランに降りる。昨日は無言だった朝食も、今朝は息子が一緒で賑やかだ。隣に2,3歳の男の子と女の子連れの2つの家族がいて、こちらも賑やかだった。

 今日は息子のリクエストで水族館に繰り出すことに。
 チェックアウトして大荷物を預け、いざ出発だ。水族館最寄り駅直通の地下鉄に乗り込む。
 晴れの予報だったけれど、厚い雲も見える。冷え込んでいる。いよいよ冬の訪れを感じる朝だ。

 地下鉄内で息子が、事前予約をしていなければ入場出来ないことに気づいて、その場で電子チケットを購入。こういうことは平成生まれに叶わない。
 名古屋港の駅からそのまま水族館のエントランスへ。大観覧車や水上バス、南極観測船ふじの姿も見える。風が冷たい。
 水族館入場には長蛇の列が出来ている。チケットを持っている列の方が長いのは皆準備が良いということだろう。

 エントランスで、まずはシャチとイルカの大水槽が出迎えてくれる。大昔「オルカ」という映画を観たのを思い出す。文字通り海の王者、姿は黒と白で可愛らしいが、実に聡明で獰猛な生き物でもある。
 日本でシャチを飼育している水族館は珍しい。イベントスケジュールを見れば、ちょうどシャチの公開トレーニングが見られるという。早速スタジアムを目指す。

 先日の江ノ島水族館よりもかなり規模が大きく、人も入っている。まあ祝日だから仕方あるまい。チビッコ連れの家族連れ、ベビーカーも数え切れないほど。
 シャチのプールと客席は少し離れているが、大スクリーンでライブ中継をしてくれるので、なかなか見応えのあるジャンプ満載のパフォーマンスショーだった。
 夫はかなり寒かったようで私のストールを巻いて口数少な。
 その後は息子に先導されて館内を進む。白イルカのベルーガが可愛らしい。

 続いてマイワシのトルネードに並ぶ。ダイナミックなマイワシの群れの食事風景が、あたかもトルネードのようなのだ。クリスマスバージョンだというが、銀色のマイワシに色とりどりの光が当たってとても美しい。

 ここで私達も食事タイム。それほど空腹は感じないが、運良く窓際の席が空いたので、3人で名物のあんかけスパやきしめんなどを頂いて人心地つく。

 北館を後にして、南館へ移動。深海ギャラリーで珍しい生き物を沢山見た後は、ウミガメの赤ちゃんに対面したり、“くらげなごりうむ”でくらげの姿に癒やされたり。

 気づけばもう1カ所予定した行き先に廻るには厳しい時間になる。諦めて水槽を眺められるレストランでお茶。息子から便利アプリの使い方講義を頂く。
 
 もう一度最後にシャチ水槽に、と戻ると丁度公開トレーニングの最終回に当たった。今回はスタジアムからではなく、プールの近くで見学出来て、かなりダイナミックな写真も撮れて皆で満足。

 水族館を後にして、再び地下鉄に乗り、ホテルに戻った。ほぼ予定通りの時間で順調。
 荷物をピックアップしてタクシーで名古屋駅まで向かう。

 まだ早いけれど、夕食を3人で。
 今日も前回息子が訪れ、美味しい名古屋コーチン親子丼だったというレストランへ。今日は祝日限定の軍鶏の親子丼も提供されていて、両方の親子丼を食べ比べてみた。
 夫は鶏肉がイマイチな人だけれど、付き合ってくれた。息子は、ダイエットはまた明日からジムを再開するとのことで、プリンまで頂いていた。

 帰りの新幹線まで一時間を切り、夫がお茶をご馳走してくれて新幹線ホームで息子が見送ってくれた。彼は10分後の下り方面に乗り込む予定だ。

 ということで現在、新幹線の席からこうして記事を打っている。
 これから私は、そのまま病院最寄り駅前のホテルに前泊して明日に備える。夫には申し訳ないけれど、一人で帰宅してもらう。

 過ぎてみればあっという間の3泊4日の旅。お腹も快調だった。
 また明日の治療が終われば・・・と思うが、こうして1日2万歩も歩ける元気さを頂くために、治療を続けていかなければと思う(ちなみに今日は13,000歩超えだった。)。



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