ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2023.7.26 採血レントゲン後エンハーツ43クール目 さらに6割に減量39回目 点滴制吐剤に変更し、無事終了

2023-07-26 23:10:38 | 治療日記
 昨夜は、あまりに早く電気を消して寝る態勢に入ったせいか、思ったより寝つきが悪く、更にほぼ2時間おきに3回目が覚めてしまった。3回目は5時半近く。二度寝は諦め、ちょっとベッドでスマホをチェックしグズグズと朝風呂に向かった。
 お2人が上がるところで湯舟は貸し切り。
 今日も猛暑の予報だ。家族LINEに「おはよう」スタンプを送る。今日は2人とも出勤だ。息子の変な顔シリーズの写真が送られてくる。
 
 着替えを済ませ、身支度を終えて朝食ラウンジに降りる。まだそれほど混んでいないので4人テーブルに座らせて頂く。水分補給のためオレンジジュースやスープ、焼きたてクロワッサンにチョコデニッシュ、有機野菜たっぷりサラダや野菜メインのおかず等ちょっとずつ色々。ベリーソースをかけてヨーグルトも頂く。
 黙々と頂き、紅茶は部屋でBSで朝ドラを視ながらゆっくり飲むことにした。お腹は快調だ。

 最低限の物を入れた手提げを持ち、それ以外の荷物を預けてチェックアウト。エレベーターがラッシュで思いのほか時間がかかった。朝から既に暑い。
 
 病院に到着すると、受付のIDカード機前に列が出来ている。ここで失敗に気づく。今日はレントゲン撮影があった。ブラトップを着てくるべきだったのに失念して下着をつけていた。嗚呼。
 採血・生理検査受付へ移動。ピンク色の採血受付番号表を取る。掲示板を見ると、20人以上が待っている。待ち時間は12分と出ていたが、途中で電子掲示板が番号を抜かして案内する不調があり、混乱した。結局部屋に入れたのは20分近く待ってから。
 
 今日の採血担当は、男性の年配技師Mさん。針刺しは早業だったがちょっと痛んだ。テープは紙で、とお願いしたけれど、紙ではないテープを使いそうになったので(こちらの方が粘着力が強く、多数派なのだろう。)、「あ、紙です。」と再度お願いする。
 目を瞑ってお任せしていなくてよかった。お礼を言って採血室を後にし、止血をしながらエスカレーターに乗って、2階の放射線受付へ。

 すぐに受付してくださり、中廊下へ。こちらでもすぐ名前を呼んで頂く。今日はレントゲン仕様下着で来ることをすっかり失念した(暑さボケ・・・)ので、検査着をお借りすることに。ぱぱっと着替えて検査室に入る。正面からと横から2枚撮影して、無事終了。再びささっと着替えて、エスカレーターで1階の腫瘍内科に移動する。

 待合い椅子はそこそこの混み具合。定位置は確保できず、クラーク正面の席に。
 保険証を確認して頂き、毎度のようにコロナ関連問診票を頂き、息切れ以外全て「ない」に〇をして、息切れの「ある」の前に“たまに”を追加。
 
 本日のお供は、昨日の続きで桜木紫乃さんの「家族じまい」。
もう身につまされて・・・というか、なんでこんなリアルな・・・と一文一文の重さに圧倒されつつため息をつきつつ読み進める。北海道の広さと道内移動が平気で数時間かかることを改めて痛感する。切なくて、やるせない。色々重ねてしまい、途中何度も目の前が曇った。いやはや凄い作品だった。

 採血終了から1時間ほど経って血圧測定。111-69、脈拍が87。「中待合にどうぞ」を通り越して(本に夢中で見落としていたのかもしれない。)、「診察中」に私の番号が出たので、慌てて荷物をまとめて中廊下へ。診察室の扉が全開していたので、急いでご挨拶をして飛び込む。病院に到着してから1時間半ちょっと。順調である。

 扉を閉め、荷物を籠に入れ、体調管理ノートやエンハーツダイアリー等を出して席に着く。
 「さて、どうでしたか。この前は耳鳴りがする、とのことでしたが。」と問われ、「はい。耳鼻咽喉科に行こうかと思い始めた頃、耳鳴りは自然に止まり、今は全くありません。お腹がずっと緩く、便秘薬のお世話にもなりませんでした。胃が重く痛むことがあり、昨夏は心配で胃カメラを飲み、その時は異常なしでしたが、エンハーツの副作用かもしれないと薬剤師さんから聞きました。その他、左の鎖骨がシクシク痛むことがありますが、痛み止めをずっと飲むほどではありません。ロキソニンとコデインのどちらかを少し飲めばやり過ごせます。治療後の4、5日間はやはりかなりきついです。」とご報告。
 診察室での体温は6度8分、SpO2は96%、脈拍は84。

 「採血の結果はマーカーは上がったり下がったり、ですが、まあ上がったと言っても正常範囲内ですからね。他も特に問題ないでしょう。データは後で差し上げます。」と仰りつつ、PC上のマーカー変動グラフを見せてくださる。
 「レントゲンですが、前回、前々回と今回の3枚を比べると、左(の腫瘍)は殆ど変わらず、右(の腫瘍)は前回とはそれほど変わっていないが、前々回から見れば大きくなっているかな、という感じなので、やはり予定通り次回治療前にCTの予約を入れましょう。前回が3月でしたから。」と仰る。
 その場で来月中旬の午前中をチェックして頂くと、ほぼ埋まっている中、キャンセルが出たらしいところにピンポイントで入れて頂けてラッキー。

 「それでは、治療は予定通り。そして今日から吐き気止めのアプレピタント(イメンドのジェネリック)を点滴のアロカリス(イメンドの次世代薬)にしてみましょう。治療前に薬を飲むこともないし、治療後の2日間もデカドロンだけになります。」と仰って、その場で薬剤部に変更の電話をかけられる。
 
 「5週間間隔にして頂き、さらにいい吐き気止めが出来て、長く生きているといいことがあるものですね。エンハーツ、本当に有難いです。」と言うと、「〇〇さんは変法も変法ですがね~」と苦笑いされながら仰る。なるほど2段階減量まではプロトコル通りだが、4週おき、5週おきというのは主治医と私の(自己責任の)取り決めに違いない。

 薬の処方は、アプレピタント(イメンド)がなくなり、余分があるミヤBM錠は少な目に、胃痛対策で痛みがある時はタケプロンを2錠飲めるように少し多目に。それ以外は今まで通り。   
 お礼を言って診察室を出る前、今冊も少しコメントを書かせて頂いたキャンソルさんの「ひとりじゃないよ」冊子をお渡しする。

 CT説明のため、一旦中廊下で待つように言われる。ファイル等を整理して態勢を整えていると、看護師のSさんが同意書を持ってきてくださり、2枚にサイン。

 化学療法室へ移動すると5人待ち。LINEの受付スリップは13番。
 ひとまず門前薬局にLINEで処方箋の写真を送る。処方箋が2枚。20分もしないで「お薬の準備が出来ました」の連絡がある。今日は吐き気止めを飲まなくてよいので、早く始まるかな、と捕らぬ狸の皮算用をしたが、そうは問屋が卸さず、なかなか呼んで頂けなかった。看護師さんたちは何やらてんてこ舞いの様子。スタッフが少ないようだ。
 見かけない看護師さんから外側の中央辺りのリクライニング椅子に案内される。
 お手洗いを済ませ、態勢を整えて夫やお友達に報告LINEをしてから読書再開である。

 10分ほどして針刺しにいらしたのは、なんとかつて化学療法室でお世話になり、お名前の通り針刺しが静かでお上手だったSさん。「あ~、○○さんだ!と、来ちゃいました。」と仰る。「わー、お久しぶりです。まだ生きてます。お元気そうで何よりです。お会い出来て嬉しいです。無事定年退職して今はプータローです。専業主婦全然不向きです~」とご挨拶。
 今は3階の外来におられるそうで、今日はいきなりヘルプに呼ばれたのだという。夏休み期間で人手が足りず、未経験スタッフにヘルプに入らせるわけにもいかず、OGに声がかかっているのだろう。
 Sさんは室を離れて4,5年は経つだろうか。覚えていて頂いてわざわざ来てくださるとは有難いことだ。
 「短期間でどんどん看護師さんが替わられて、さらに今は5週に1度と今までで一番間が空いているので、知らない方もおられて。自分だけ何やら主のようになってしまって・・・もう15年半ですから」とお話する。
 翼状針も変わっているし、スムーズに針刺し。「お元気そうでよかった~、○○さん、全然変わっていませんね~」と言われる。いやいや白髪が出てきて、みたいな話で盛り上がった。

 その後、20分ほどして薬剤師のTさんがヒアリングに見える。治療間隔が5週間に伸びて動き回れる時間が増えて有難いこと、胃痛のこと、今日から吐き気止めが点滴になりました、と報告する。「アロカリス(点滴)は効くようですよ、これまでアロキシ・デキサートミックスは15分でしたが、3剤で30分になるので、点滴時間は15分伸びますが、点滴前に薬を飲んで効く迄小一時間待つ必要がなくなるから、30分位短くなるかな。次回効き目を教えてください。自分でも吐き気止めの予備はありますか。」と問われる。
 「ナウゼリン(ドンペリドン)があります。」とお答え。「お腹は緩くて、便秘薬は使わずに済んでいます。ただ下痢の度合いもロペミンを飲むほどでもないです。」と補足する。

 それと同時にKrさんが薬を持ってきてくださり点滴開始。お忙しそうなので、先生にもお渡ししたキャンソルさんから届いた冊子3冊目をいつもどおりお渡しし、もしもっと必要なら送って頂けるようです、と補足する。
 吐き気止めのアロキシ・デキサート・アロカリスミックス30分、ブドウ糖を全開で10分ほどで落としてから、エンハーツ30分ほど、再度ブドウ糖10分、生食で流して1時間半弱の予定。眠くてたまらないが、本が面白いので、眠らずに頑張った。

 エンハーツダイアリーの8冊目が8月の頭には一杯になるので新しいものを頂いた。9冊目。凄い。
 最後の血圧測定はHさん。左目に眼帯をされている。ものもらいでお岩さんのようになってしまったのだそう。片目で細かい作業は大変だ。112-63、脈拍は69。
 抜針もHさん。結構衝撃があったが、致し方ない。テープがかなりがっちり貼られていて剥がすのに往生されている。思わず「痛い・・・」と言ってしまったら、医療用の剥離スプレーを使ってくださった。全然痛まず、楽だった。普通の剥離スプレーよりも高くて1,500円位なのだそう。
 化学療法室滞在時間は3時間弱。お礼を言って身支度を整えて化学療法室を後にした。

 受付票を戻し、会計待合いに移動する。待合い椅子は混雑していた。採血結果のデータプリントを見ると、白血球は4,300。好中球も2,000以上あって戻っている感じ。プラス1週間の休薬の恩恵は大きい。
 10分ほど待って自動支払機で11万円強をカード払い。点滴が追加変更になったので飲み薬より少し高いと先生も仰っていたが、その分薬局で薬が減るので合計はトントンだろう。

 外に出ると、熱風に包まれる。ひっくり返りそうに暑い。薬局へ移動すると、お一人待っていただけで、すぐに聞き覚えのあるIさんの声で「○○さん」と呼んで頂けた。 LINEでやり取りをしているので、1か月空いた久しぶりな感じがしない。
 1つ1つ薬を確認。今日は薬が減っているので、電子マネーで6,500円ほどの支払い。今日の病院と薬局での滞在時間は5時間半ほど。

 ホテルに戻り、預けた荷物を受け取り、一つにまとめる。
 空腹なので、迷わず駅ビル10階のイタリアンへ。珍しくテラス席ではなく店内に案内された。
 冷たいスープやカルパッチョ等の3種前菜盛り合わせと、プッタネスカパスタに蜂蜜レモンのパウンドケーキ、帰りに寝落ちしないように氷うんと少な目でアイスコーヒーを。夜からはまたろくに食べられなくなるので、いわゆる最後の美味しいランチだ。

 快速電車に乗る前にお手洗いに2回。いつもなら緩々排便なのだろうが、吐き気止め効果で普通だった。実に分かりやすい正直な体である。
 文庫の残りを読み始めたが、やはりちょっと眠くて本を閉じた時間もあった。
 私鉄に乗り換え、無事最寄り駅まで戻ってきた。明日からなかなか歩けなくなるけれど、まだ全然元気だったので自力で自宅まで歩いた。万歩計は7,000歩弱。
 
 帰宅後は大量の生協のお届け物を収納する。汗だくのへとへと。せっかく買った大ぶりの桃が保冷剤の角に当たってしまって傷ついていたので、連絡する。暑い中大変なのは十分わかるのだけれど、残念。
 
 眠い。やっぱり気持ち悪くなり始めている。喉は乾くが、食欲はない。夫は生協で届いた牛肉(とにかく牛肉ラブ)わっぱ飯にとろろ汁と冷ややっこを添えて夕食にしていた。
 それほど水分を摂っているわけでもないのに、お手洗いが近い。治療日から4,5日は薬が残って2人に悪影響が出ないように用足し後はしつこく2回流している。

 母にMeet通話で生存確認兼ご機嫌伺いを。今日は何もない日で、人と話していないから声がなかなか出ない、しゃがれている、とのこと。ネット注文したアイソトニック飲料が無事届いたらしい。とにかくちゃんと水分補給をするようにしつこく言う。夕飯は届いたお弁当を全部食べられたそう。
 あまり早く入浴してベッドに入っても、夜中に目が覚めて眠れなくて悶々とするということになるだろうからそうならないように、とアドバイス。

 息子は夕食不要というので、ミールキットは明日使うことにした。が、夫は明日が飲み会だそう、うーん、うまくいかない。
 
 7時を過ぎたら随分暗くなった。前回の治療日は夏至で7時を過ぎてもまだ明るかったのに。暑さはこれからが本番、それでも日は確実に短くなり始めている。今年は10月まで暑さが残るという3か月予報を聞いただけでなんだかクラクラしてくる。
 
 今クールもこれから10日間ほど辛い時期が続くだろう。けれど、元気に動き回れる期間が25日あるということは本当に嬉しい。8月半ばには検査通院するが、末まで治療に行かなくてよいのである(さらに9月は1度もいかなくてよいフリーの月!)。
 思うようには動けなくとも、気分転換程度に写真断捨離が少しずつ進められたらいいなぁと思っている。
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2023.7.25 エンハーツ開始から丸3年経過、治療前日の過ごし方

2023-07-25 22:10:45 | 日記
 昨夜はちょっとドラマの録画を、と言っているうちに息子と夫が先に入浴し、最後になってしまった。
 当然、日付は変わっている。ついつい夜更かしモードである。
 
 今日は2人が揃って出勤の火曜日、マイペースで過ごせる貴重な日だ。気づけば7月も残すところ1週間を切った。来週の火曜日はもう8月。なんと早いことか。
 夫を、そして息子を時間差で送り出した後に朝食を摂り、2人分のお米を研いで、サラダだけ用意する。花の水替えをし、断捨離を頑張ってしまうとついつい後回しになってしまうルーティンの拭き掃除、水回りの掃除を大車輪で済ませる。
 
 今日は月1回のお愉しみ、Wさんサロンに予約をしている。断捨離の一環でWさんが着てくださるという衣類を持ち込むのも2回目だ。
 えっちらおっちら大きな紙袋を2つ持って、汗だくになって駅まで歩く。前回は雨降りだったけれど、夫が自転車で運んでくれたので楽だったのだ。日傘を差して荷物2つ、手にかけた紙袋の紐の跡が腕にくっきり。バッグも肩に食い込んでちょっと辛い。予定した電車に乗って2つ先のサロン最寄り駅に到着する。

 Wさんのサロンに到着。今日はピンポンを押す前にWさんがドアからお顔を出されていた。お荷物が大変だから受け取りに出ようかと思って・・・とのこと。無事お渡し出来てほっとする。冷たいおしぼりとハーブコーディアルを出して頂き、生き返る。座った途端に汗が噴き出す。
 着替えとお手洗いを済ませ、母のこと、断捨離のこと等々この1か月のお話をつらつらとしながら、身を委ねる。毎度のことだが、施術が始まるとウトウト。今日はアロマフットマッサージをオプションで追加して頂いた。嬉しいことに顔の浮腫みが取れてスッキリしたのでは?と言われた。合唱練習で顔の筋肉を使うようになったからか。

 極楽の時間はあっという間に過ぎ去ってしまう。Wさんは持参した袋を開け、中味を出して鏡に映したりされている。「前回頂いたものもとっかえひっかえ着ていました。」と仰る。今回はワンピース等の衣類だけでなく、タグがついているままのベルト等の小物も結構ある。我ながらどうしてこういうことになったのだか・・・、と苦笑する。
 着て頂くのはまだ先だが、ニット類も1度袖を通したかどうかの代物ばかり。いずれにせよ活用して頂けるなら何よりだ。「次回以降分もまだまだありますので、持参しますね」と秋までの予約を確認し、お腹の調子を整える漢方のお茶を頂いてサロンを後にした。

 駅の反対口のショッピングセンターまで足を延ばし、書店で新刊の文庫を数冊買い、店内で少し涼みながら駅ナカのカフェまで戻ってサンドイッチとカフェラテのランチを摂って帰宅した。トレーナーのMさんに現状報告のLINE。すぐに返事が返ってくる。色々なモノを手放せていることを一緒に喜んで頂く。
 それにしても暑い。皆冷たい飲み物を飲んでいて、ホットを飲んでいるのは見回すと私くらい。冷房の効いた店内で冷たい飲み物を飲んだ途端にお腹を壊すのが目に見えているので、グッと我慢。

 帰宅後は写真の断捨離を少し進め、前泊の用意をして、少し涼しくなるのを待って(あまり変わらなかったけれど)から家を出た。
 乗り継ぐJRが信号機故障で運転見合わせ中とのことだったが、暫くして運行再開のお知らせ。始発電車で座れはしたものの若干ノロノロ運転。

 車内のお供は桜木紫乃さんの「家族じまい」(集英社文庫)。
 帯には「『ママがね、ボケちゃったみたいなんだよ』親の終活、二世代同居、老々介護―。大人の諦観と自愛に満ちた傑作長編。第15回中央公論文芸賞受賞作 『どうやったらこんな一行が書けるんだろう』と唸る文章が随所に、あくまでさりげなく記される。文字通りの『文芸』。小説の素晴らしさとはこういうことかと、励まされ、胸が熱くなった。-村山由佳」とある。同業者にここまで言わせる桜木さんは凄い。テーマもまさにいつ自分事になるか、それこそ時間の問題かもしれない。うんうんと唸りながら読み進めた。

 読書に夢中になっているうちに、予定より少し遅れて病院最寄り駅に到着する。 
 今日は久しぶりの宿泊になるホテルを予約した。ここにも天然温泉がある。大きなお風呂で汗を流せるというのはホテルを選び上で大きなポイントだなぁと思う。こうして治療日に前泊して少しでも気持ちを奮い立たせるのと同時に体力温存を図れる幸せを有難く思う。
 母にMeet通話でご機嫌伺い兼生存確認。今日もヘルパーさんに来て頂く日だ。暑くて食欲はないけれど、頑張って食べるとのこと。

 夕食は近くの和食レストランで簡単に済ませ、部屋に戻った。
 お風呂は貸し切りとまではいかなかったけれど、早めだったのか、湯船にはお一人だけ。私が出る時、2組5人入っていらした。混んでいないうちに入れてラッキー。
 断捨離番組を視たら、早くも眠くなってきてしまった。

 明日はエンハーツ43クール。2020年7月15日にスタートして丸3年になった。3週毎で続けていれば50クールを超えているのだろうけれど、19クール目から4週毎、そしてこの5月からは5週毎になった。一つの薬がこんなに長く奏功してくれるのは初めてだ。副作用のデパートのようにあらゆる副作用を総花的に受け取ってしまう私が、この薬で一番頻度の高い副作用である間質性肺炎が出ることもなく、なんとか継続出来ていることに改めて感謝の夜である。
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2023.7.25 乳がん患者さんのための"8月・昼と夜のオンライン瞑想ヨーガクラスクラス"開催のお知らせ

2023-07-25 10:00:35 | お知らせ
 関東地方も梅雨が明けました。連日厳しい暑さが続いていますが、早くも暑さ負けで体調が・・・ということはありませんか。コロナが5類に移行し、今年の夏休みは全国各地でのイベントも復活し、4年前と同じ人出に戻っているようです。
 8月の昼クラス、夜クラスのご案内です。

 「★乳がん治療中の色々なお悩みを解消したい方にオススメ!土日祝の午前10:00からスタートの通常クラスです。乳がん患者のみなさんが活用できる助言も交えて、瞑想ヨーガのクラス(70分程)を実施します。身体を動かしつつ瞑想でリフレッシュ&リラックスしましょう♪クラスの後はハーブティーを飲みながら、1時間ほどのおしゃべり会を楽しみましょう。夜はアロマバスソルトでしっかり身体をリラックスしてくださいね。」
 「★ぐっすり眠れる夜の瞑想ヨーガクラスは、乳がん患者さん共通のお悩み「不眠」解消にフォーカスしたショートクラスです。平日夜21:00からスタート、45分のクラスで身体も心もゆったり鎮めて・・・。あとはそのままぐっすり眠りましょう。土日になかなか時間が取れない方、不眠にお悩みの方に特にオススメです♪」とのことです。
 
 再び皆さんと集うリアルクラスの開催が叶うまで、遠方にお住まいの方にも気軽にご参加頂ける、体調等により移動が厳しい方にも会場往復のご負担なく、感染リスクなく参加して頂ける、というオンライン実施のメリットを生かしながら、リアルクラスの時の内容に近いクラスとして、昼クラスはご好評を頂いております。
 また、7月からスタートした夜クラスでは「よく眠れました!」というご感想を頂いています。夜の時間、リアルクラスを開催するのは今後も難しいでしょう。オンラインクラスだからこそ、お家でリラックスして参加して頂き、終了後はそのまま「お休みなさい」が可能です。

 乳がん患者さん、また、そのご家族であればどなたでもご参加頂けます。
 土日祝の午前10:00からスタートのクラスは、8月20日に、また、平日夜21:00からスタートのクラスは8月17日に開催されます。
 詳しいご紹介を下記にリンクさせて頂きます。

 沢山の方とお目にかかる事を楽しみに、引き続き体調管理をしながら精進を重ねてまいります。
 引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

  乳がん患者さんのためのオンライン瞑想ヨーガクラス

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2023.7.24 猛暑の月曜日、治療前にはあれもこれも・・・

2023-07-24 22:45:43 | 日記

 昨夜は入浴後は眠気に負けて、さっさとベッドへGO。日付が変わる前にバタンキューだった。

 今朝。出勤するのは息子だけ。夫の目覚ましが先に鳴る。続いて私の目覚ましとスマホアラームが時間差で鳴る。なかなか起きられずグズグズ。夫が先に起きるのを横目で見つつ、ズルズル。
 リビングに行くと息子が朝食を始めていた。朝の瞑想ヨーガを終え、洗濯機を廻す。息子を送り出してから夫と朝食を摂り、出来上がった洗濯物を干す。今日も暑そうだ。

 お米を研ぎ、サラダを作ってひとまず夕食の準備を終え、昨日中断してしまった写真の断捨離作業を再開する。95冊まで終える。自分で要らないと思うものを抜いた後、夫が確認して復活したもの等も含めて新たに別のアルバムに差し直すので、結構時間がかかる。95冊でまだ4歳の写真というのだから本当に先の長い道のりである。

 ピンポンが鳴る。今月2回目のお花のお届けだ。出かけるまでに少し時間があったので急いで活けて、ついでに生ゴミ等をまとめる。淡いピンクとオレンジのグラジオラスが2本ずつ、可愛らしく沢山花がついたヒメヒマワリ、赤ちゃんの手のひらのようなベビーハンズ、リンドウが1本ずつ、ピンクの撫子が2本。
 花言葉はそれぞれ「密会」、「憧れ」、「愛情」、「正義感」、「無邪気、純愛」だそう。先日頂いた花束のお花がもうすっかり元気をなくしていたので玄関に飾った。ビタミンカラーが映えて華やかだ。

 今日は、土曜日に息子たちが観てきて面白かったという映画のチケットを購入してあった。金曜日の封切りから4日目。都心の映画館は満席だったので地元で観たという「ミッション・インポッシブル」の最新作だ。
 明日はヨガスタジオが休館日、明後日の治療を終えると少なくとも10日近く通えなくなるので、今日は昼からのM先生のリラックスヨガに出た後、ダッシュで映画館に行くことにした。

 参加者は24,5名。一年で一番暑い大暑の時期を迎え、来週は月末で休館日なので、次にお会いするときは立秋間近ですね、という二十四節気のお話からスタート。仰向けで呼吸観察、座りポーズ、四つん這いからプランクやダウンドッグとたっぷり汗をかく。スリーピングスワンのポーズでお尻や鼠径部を気持ち良く伸ばして、最後のシャヴァーサナではスッキリ。
 ぱぱっとシャワーを浴びて、映画館へ向かう。日差しが強い。

 夫と待ち合わせ、2人分のQRコードでスキャンして入場。何のチケットもなく、何となく不安だと思ったのも最初だけだった。夫にはベーカリーでお昼を買っておいてもらう。
 一番大きなスクリーンでの上映だ。予告も含めて3時間の長丁場なので、冷えてお腹を壊さないようにカーディガンを抱え、直前にお手洗いを済ませ、水分はチビチビと(息子は終了30分前にお手洗いに行ったと言っていたが、夫も同じことをしていた。肝心な所を見損なって勿体ない。)。

 私より1つ年下とは思えない、スタントなしというトム・クルーズには毎度のことながら驚かされる。前回インディー・ジョーンズで肝心な伏線部分にウトウトしたので、今日はそんなことがないように、と思ったけれど、パンを食べて少ししたら中盤でちょっと眠くなって意識が途切れがちな部分があった。とはいえ、今回はパート1。次作がある。いつ公開になるか知らないけれど、映画館で観られればいいな、と思う。
 
 映画が終わって、夫はジムへ、そして私は3か月毎の眼科受診である。昨年、左眼の飛蚊症が気になって受診したところ、7年前の人間ドックで疑いありとされ、その時は特に問題なしだった黄斑前膜が右眼に見つかり、左眼にもその兆候あり、と診断された。
 以降、3か月毎の経過観察が必要になり、10月、1月、4月と受診し、今回5回目になる。

 クリニックに入ると、待合室には3名待っていた。15分ほど待って検査室に呼ばれる。前回同様、眼圧測定、眼底検査等の後、矯正視力検査を終えてから診察室へ入る。視力は右眼が裸眼で0.7、左眼が1.2で変わらず。右眼の自覚症状は殆どないが、左眼の飛蚊症は変わらず。今日も瞳孔を開くことに。目薬を差して20分ほど待ってから硝子体のカメラ撮影。

 写真をあれこれ見比べながら、先生が「うーん」と仰る。どうしたのかと思うと、なんと「左眼は治っていますね」とのこと。?!「そういうことがあるのですか」と訊くと「まれにあるんですね~」と仰る。そして右眼も「あまり変わっていないが、やや良くなっているように見える」とのこと。それは予期せぬグッドニュースである。「次回も3か月後にまた見せてくださいね」と言われ、お礼を言って、席を立つ。

 一時間ほど滞在し、2,000円強をお支払いして、クリニックを後にする。昨年は夏のきつい日差しの外に出たら、瞳孔が開かれて信号機や路面の横断歩道の白いペンキが眩し過ぎて目を開けていられないほど辛く、ヨロヨロしながら帰宅した。それに懲りて今日はサングラスを持参したので、何とか無事に帰宅出来た。

 洗濯物を取り入れ、畳み、あれこれ片付けているうちに夫が帰宅する。
 夕食の支度前に母にMeet通話。今日も暑かった~と挨拶からスタート。デイサービスの報告や、先週贈ったフラワーアレンジメントがまだ綺麗だ、という話を聞く。

 息子は週初めのミーティングで帰宅が遅いことが判っているので、夫と2人で食事を済ませる。写真の断捨離の続きをしているうちに息子が帰宅し、もう一度食事の支度。

 というわけで、洗濯、断捨離のちヨガ、映画、眼科受診・・・とてんこ盛りの月曜日。
 明日も出来るだけ断捨離を進めつつ、掃除もしなくては、だが、メンテの予約もあり、前泊することにもなっている。またしてもあれこれ忙しい(自業自得)治療前日である。
 

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2023.7.23 ふみの日の日曜日は3週連続合唱練習

2023-07-23 21:05:00 | 合唱

 昨夜は1日中イベント満載だったせいか、思いのほか草臥れていて息子が帰って来る前に入浴し、帰宅を確認したらさっさとベッドに入った。

 今朝、いつもの時間に目覚ましが鳴ったのにしっかり消して二度寝。日曜日仕様のスマホアラームが鳴ると、隣の夫はもう起きているようだ。
 お手洗いに行ったついでに新聞を取って、お行儀悪く寝ながら読む。その後、また眠くなってしまい、ウトウト。
 ノロノロリビングに出ていくと、息子も起きていた。2人は急遽母のところに行ってみようという話をしている。息子が電話をし、お昼を一緒に食べようということになった模様。

 私は午後から先週のドツレクを挟み、3週連続、2週間ぶりのOB・OG合唱練習だ。お昼前に出かけ、帰宅するのは夜になるのにお昼抜きではこの暑さにやられてしまう。かといって僅か2時間半ほどしかないのに2食食べるのは時間的に無理ということで、2人は普通に朝食、私は早お昼を、時間差で頂くことにした。

 食事までの間は、文通相手のIちゃんから昨日手紙が届いたので、その返事を書くことに。
 小一時間かけて下書きを終えると、夫がいつもの朝食に加えてオムレツを焼いてくれたので有難く頂く。お腹一杯になり、身支度をして出かける準備。
 息子が車を借りてきて、実家に行く前に駅まで送ってくれるというので、有難く乗せてもらう。朝食の支度もせず、汗だくにならずに駅まで到着出来て、VIP対応である。

 予定した特急に乗り、車内では楽譜を開いてマスクを頼りに口パク練習。
 ターミナル駅で乗り換えると、湯気が出そうにホームが暑い。練習場最寄り駅に到着すると、駅前広場では今日もハワイアンダンサー等がいて賑やかなイベント中だった。坂道を歩くと、暑い。マスクをしていると苦しい。練習場に到着するまでは外す。

 無事5分前に到着する。なんだかんだとこれまでずっと1台後の特急に乗る羽目になっていたので、いつも遅刻でそーっと後ろから入るというダメダメ団員だったけれど、今回はセーフだ。
 ベースがピアノの前で特訓を受けている。指揮者のI氏は既に指揮台に座って待っている。見渡すと、ソプラノの先輩が2人、アルトが1人、男性が4人ほどか。受付で出席にマルをして、更新版の日程表と古関裕而さんの2曲の楽譜を頂いて席に着く。

 まずは体操と発声練習を30分ほど。その間にソプラノの先輩が2人、アルトが2人、ベースが1人と少しずつ集まってきた。最終的には女性9名、男性6名になった。バランスは比較的良かったか。
 「初心のうた」の2曲目「自由さのため」からスタート。前回は4曲目に特化した練習だったので、6月11日に出席してからこの歌に触れるのは1か月半近く経っている。息を流し、母音を深く、と身体中を使ったI氏の熱血指導にはいつもながら圧倒され、知らず知らずのうちに、ついつい乗せられてしまう。マスクをしていると苦しいので、ともすると酸欠になりそう。
 休憩の時にスマホをチェックすると、3人で美味しそうなお寿司を食べている写真が送られてきた。ちょっと残念。

 後半の休憩と換気を挟んで、「栄冠は君に輝く」と「長崎の鐘」をさらりと流した後は、再び「初心のうた」に戻り、3曲目「とむらいのあとは」を。最後は3曲目と4曲目の「でなおすうた」を通して立って歌って3時間の練習は終了。
 代表のKさんから今後のスケジュール等の連絡事項があり、皆で片付けて駅に向かう。まだ日が高いが、少し風があるので、来た時よりも少し楽か。

 JRに乗って先輩たちと一緒にターミナル駅まで戻り、予約したライナーの時間調整方々百貨店を少しぶらついて涼む。残念ながらライナーは隣の席がいて、楽譜を広げられず。少し読みかけの本を読んだが、疲れて何となくウトウト。あんなに眠ったというのに暑さ負けか。

 最寄り駅に到着し、ドラッグストアに寄ってヨーグルトや豆乳等を買って帰宅した。母にMeet通話して、2人がお昼をご馳走になったお礼を。今日息子が車で連れて行った街は20年ぶりくらいに行ったとのこと。お寿司がとても美味しかった、今はお父さん(夫)が買ってくれた海老を焼いて食べている、とご機嫌だった。

 夕食は息子が十八番のトマトパスタを作ってくれて、有難く頂く。夫は買ってきた海老でスープを作ってくれた。今日は主婦らしいことをしたといえば買い出しだけ。上げ膳据え膳の幸せな日曜日だった。

 明日からも猛暑の予報だ。
 何となく疲れがじっとりと纏わりついているので、今日は無理して断捨離をせずに早めに休み、また明日、頑張りすぎずにやれるだけやれたらと思う。
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