冬から春にかけて咲きそろう椿花、凛として品格漂う椿花。
侘び寂びの茶の湯の床飾りに欠かせぬ花の筆頭格の椿花。
椿は清楚で心洗われる花であります。
京の町にも椿の名所がたくさんありますが、中でも二条城・銀閣寺・平野神社・高雄の平岡八幡宮などそれぞれ大切に育てられ永い年月の年輪を重ねてきた木々たちは春の花の王者の桜に比べ華やかさや、にぎやかさには負けますが静かに眺めていると、つい見とれてしまいます。
蕾が膨らみポッと笑いかけた花びらの奥から金や黄のめしべがのぞく頃の花は最高です。
個人的には一重の小花が好きですが、我が家の小庭にも藪椿・丹倫寺・白八朔・岩根紋・一休・曙など合わせて二千株を植えそれぞれの花の趣を愉しんでおります。
また趣味で買ったガラクタの陶器や古銅を花器に見立て小枝を生けてしっとりながめております。}
上野でした <(`^´)>