●平安神宮の神苑
平安神宮は1898(明治28)年、平安遷都1100年を記念して創建されました。
社殿は、平安京の朝堂院を模して約8分の5スケールに縮小し、
二層の神門は応天門、拝殿は大極殿を模して建立されました。
ここで、「平安遷都千百年記念祭」が挙行され、その奉祝行事として、
行われたのが、「時代祭」です。
神苑は社殿を囲み、時計の右回りに南・西・中・東の四つの庭で構成され、
その広さは一万坪。池泉回遊庭園で作庭は7代目小川治兵衛(植治)。
四季それぞれに様々な花が咲きますが、今は西神苑の池畔に、
花菖蒲が約200種、約2000株が咲き競っています。
●智積院 (東山七条)
毎年、智積院では、6月15日に弘法大師・興教大師のご誕生を祝う、
「青葉まつり」が行われ、寺院境内は無料開放され、様々なイベントが開催されます。
見どころはたくさんありますが、書院前の智積院庭園も見応えがあります。
中国の「盧山」をかたどったと伝えられている池泉回遊式庭園です。
5月から6月にかけてツツジやサツキがいっぱい咲き誇ります。
そして智積院と言えば、国宝の長谷川等伯・久蔵父子の作、
「桜楓図」の障壁画や「松に草花図」を観る事ができます。
(楓図)
(桜図)
(松に草花図)
2ヶ所とも、初夏にぴったりの場所、平安神宮は6月上旬、
智積院は青葉まつりの日、無料公開されます。
ぜひ一度、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。<京都 好き男>