京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

平安神宮の神苑と智積院の無料公開

2014-05-30 | インポート

●平安神宮の神苑

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平安神宮は1898(明治28)年、平安遷都1100年を記念して創建されました。

社殿は、平安京の朝堂院を模して約8分の5スケールに縮小し、

二層の神門は応天門、拝殿は大極殿を模して建立されました。

ここで、「平安遷都千百年記念祭」が挙行され、その奉祝行事として、

行われたのが、「時代祭」です。

神苑は社殿を囲み、時計の右回りに南・西・中・東の四つの庭で構成され、

その広さは一万坪。池泉回遊庭園で作庭は7代目小川治兵衛(植治)。

四季それぞれに様々な花が咲きますが、今は西神苑の池畔に、

花菖蒲が約200種、約2000株が咲き競っています。

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●智積院 (東山七条)

毎年、智積院では、6月15日に弘法大師・興教大師のご誕生を祝う、

「青葉まつり」が行われ、寺院境内は無料開放され、様々なイベントが開催されます。

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見どころはたくさんありますが、書院前の智積院庭園も見応えがあります。

中国の「盧山」をかたどったと伝えられている池泉回遊式庭園です。

5月から6月にかけてツツジやサツキがいっぱい咲き誇ります。

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そして智積院と言えば、国宝の長谷川等伯・久蔵父子の作、

「桜楓図」の障壁画や「松に草花図」を観る事ができます。

Photo (楓図)

Photo_2 (桜図)

330pxpine_tree_flowering_plants_chi (松に草花図)

2ヶ所とも、初夏にぴったりの場所、平安神宮は6月上旬、

智積院は青葉まつりの日、無料公開されます。

ぜひ一度、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。<京都 好き男>