こだわりの農業

土作りから栽培・収穫まで無農薬・無化学肥料(自然農法)で露地草生栽培を実践するわが家を紹介します。

種まきの前に

2007-09-23 14:44:16 | 農作業のこと

トラクターで畑を耕し、3週間ほどそのまま放置。

私はトラクターで耕すのがヘタで、どうしても畑の隅に土の山を作ってしまいます。

また前作で畝を立てたところがどうしても高くなってしまうので、
トラクターで耕してすぐに種まきとは行かず、

こんな感じで、高いところを崩して低くなっているところへ土を移動します。

畑に出来るだけ高低差を作らないようにすることで、水はけや根の張りを均一に
してやるのがこれをする主な目的です。

きれいに整地が出来たら、いよいよ種まきの開始です。

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暑さ、寒さ、種まきは彼岸まで

2007-09-20 22:10:35 | 農作業のこと
暑さ寒さも彼岸まで。

なんてよく言いますが、当地・越谷では「種まきや植え付けは彼岸までに」と
よく言われます。

春・秋の彼岸までに作物の種をまいておかないと、生育状態が極端に悪くなります。
日が長くなる(暖かくなる)と日が短くなる(寒くなる)節目に当たるお彼岸。

気候が少しずつ変化してきている今も、昔からの言い伝え?に従うと
失敗がほとんどないのが不思議です。

昔の人の知恵はスゴイ!
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The knowledge is power!

2007-09-19 22:28:40 | きょうのひと言
The knowledge is power.「知識は力」。

何かを究めようとしたとき、「気合い」と「根性」と「忍耐」の3つをもってしても
究めることの出来ないことが沢山ありますよね。

「気持ち」=「モチベーション」を保つことは、ことを成功に導くうえで非常に重要だと思います。

でもこれらだけで成功が出来るのであれば、世の中にはもっとたくさんの「成功者」が
いても良いはずだと思いませんか?

「knowledge」=「知識」はモチベーションを高める上で、そして何か行動を起こすときには
必ず必要になってきます。

やみくもに行動をしても、「行動した」という肉体的疲労から得られる「満足感」は得られることでしょう。

でも、「確かな成果」は得ることが出来ないと思います。

これは農業経営に対しても言えることで、ただ漠然と売れ筋野菜を栽培しても
必ずしも”儲け”があるとは限りません。

特に新規就農をされる方に多いようですが、
「農業研修や技術研修をすれば、農業経営がうまく行く」と言うものではありません。
助言はあくまでも助言に過ぎず、それを実行した結果の善し悪しはすべて自分の責任です。
「誰か、どこかに助けて貰う」この考えが良くないのです。

「技術の習得」のための助言は、最初は必要かもしれません。
でもその後は、「いかに情報を収集するか」。

そうです。情報収集力が必要なんです。
はじめは近隣の諸先輩からの情報。次に雑誌などからの情報。
そして最後は、実践から得られる情報。

結局のところ、「知ろう」という知的欲求と「やってみよう」という行動力がないとダメ。

単に「がむしゃら」が誉められた時代はとっくに終わっています。
いまは「知識の有無」が勝敗を決します。

「The knowledge is power」
いまさまざまな世界で成功を収めた人の話やインタビューを見ると、ほぼ例外なく
情報収集力と、知識があふれています。
農業に限らず、「知識あるものが事を制する」のです。

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お願いがあります

2007-09-18 21:08:55 | きょうのひと言
「農業体験」や「収穫体験」の問い合わせをよくいただきます。

日程が合えば体験をして頂いていますが、
きのう電話をいただいて問い合わせや連絡をいただいたメールを一部確認していないことに気がつきました。

せっかくメールを下さったのに、お返事を差し上げていない方が少なからず
いらっしゃるような気がします。

原因は「フリーメール」。

ウェブサイトに連絡先としてメールアドレスを掲載しているため、
迷惑メールが日に約100通届きます。

本当に迷惑なので色々対策を講じているのですが、
今回はこの対策がこのような問題を引き起こしたように思います。

「hotmail」や「Yahoo!メール」などのフリーメールを私は”迷惑メール”として
処理しています。

迷惑メールのフォルダも確認しているのですが、何せ数が多いのでほとんどの場合
自動的に削除されてしまいます。

そこでお願いです。
私宛にメールを下さる際は、フリーメールの使用をお控え下さい。
よろしくご協力お願いいたします。

なお私宛にメールを送られたのに、返信のない方がいらっしゃいましたら、
お手数でももう一度メールをいただけるとうれしいです。
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うれしい知らせ

2007-09-18 20:48:51 | きょうのひと言
「以前自由研究でお世話になりました。
とてもご丁寧にお返事をいただき、ありがとうございました。

なんとか自由研究を仕上げ、新学期に学校に提出しました。

すると、娘のゴーヤの研究が学校の代表に選ばれ、市の科学展に出品されることになりました!
先日科学展を見に行ってきたのですが、他校の代表のたくさんの力作の中、なんと銀賞に選ばれていました!!

娘と一緒に喜び合いました!
頑張ってよかった!!

これも石垣園芸さんにあたたかいご協力をいただいたおかげです!
本当にありがとうございました(*^_^*)

こんどはぜひ、そちらに伺いたいと思っております。
よろしくお願いします!

・・・娘のゴーヤもその後順調に育ち、ちいさいけれど実ができたので食べました。
自分で育てた野菜を食べるのはうれしいみたいで、娘も喜んでました。

では、お体に気をつけて、これからもおいしい野菜をたくさん作ってくださいね!
楽しみにしています!」

千葉県柏市にお住まいの方からいただいたメールです。
(※お名前は伏せます。)

実はお子さんがゴーヤーを夏休みの自由研究の題材にして、
種まきから収穫までを観察したそうです。

私の出番は、そのお子さんからいただいた質問にFAXで回答しただけ。
大した回答をしていないのに、このようなうれしいメールと写真を2枚送って頂きました。

そして私は、
「丁重なメールありがとうございました。

娘さん頑張りましたね!(もちろんお母さんもです!!)
市の科学展で銀賞とは立派なものです!

今回のゴーヤーの研究も然りですが、
興味のあることがらに対し、徹底して調べ上げて行くという取り組みは
今後色々な場面で役に立つと思います。

とかく上辺だけで判ったようなふりをすることの多い世の中、
探求心こそがお子さんが将来社会へ出たときにお子さんを助けてくれることになると思います。

発想だけなら誰でも出来ます。
しかし、それを実行に移す人ってかなり少ないんです。

興味のあることに、これからもじっくりとぜひ取り組ませてあげてください。

このようなすばらしい栄冠を手にされたことに対し、
ほんの少しだけ協力が出来たことをうれしく思います。・・・」という返事を送りました。

ネットを通してこのような交流が出来たこと、この夏の大きな収穫だと思います。

何となく自分が目指している「食育」がすこしできたような気がして、
なんかうれしいです。



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カメだっ!

2007-09-18 20:30:22 | 農作業のこと

収穫の終わったカボチャ畑。
ここは、田んぼの土を寄せて造った畑です。
周囲はもちろん田んぼ。

草がひどいのでこのあいだの日曜日に草刈り機を使って、
ひさびさに草刈りをしました。

快調に草を刈り取っていると・・・

突如大きな石ころ?

なんだこれ?



そこでよ~く見てみると・・・
なんとカメ!草むらに入り込んで甲羅干しです。

昔からこの辺の田んぼにはカメ(草ガメ)が生息していますが、
本物を見たのは、約30年ぶりでしょうか。

すっかり田んぼにカメがいるなんて忘れていました。

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台風9号被害

2007-09-12 21:52:02 | 営農のこと
このあいだの台風9号。
わが家の周辺では、天気予報やニュースで注意を呼びかけられていたような被害は
ほとんどありませんでした。

わが家の畑に関しても、ちょうど夏野菜から秋・冬野菜への切り替えの時期なので、
ほとんど影響はありませんでした。

わが家で影響(被害)があったのは、フルーツトマトと島オクラ。
フルーツトマトは、約2/3で枝が棚からずり落ちてしまいました。
ちょうど「なり疲れ」の時期なので、樹の勢いが低下し実の着きが悪くなっています。
島オクラは約2/3が強風で倒れています。
でもこちらは、無理に起こさずこの1週間様子を見ていたところ、
倒れた木がまた上に向かって伸び始めています。
無理に起こして根を傷めるより放っておいて
自ら体勢を直すように仕向けたので、樹の勢いは落ちていません。

雨よりも例年わが家では風の被害の方が大きく、だいたい樹が倒れるという被害に遭います。

ただ救いは、台風が来るときにはピークを越えているので、大きな問題にはなっていません。

フルーツトマトや島オクラはまだあと1ヶ月以上収穫をします。

心配してくださってメールを下さった皆さん。
ご心配をおかけいたしました。

台風9号の被害、うちは大丈夫です。
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作業の遅れ

2007-09-03 21:10:59 | 農作業のこと
8/19に刈り取った雑草が1週間後の8/28にはほぼ完全な枯れ草になりました。
それほど暑かった今年の夏。
この雑草を小さく刻んで、畑にすき込む予定なんですが、未だ枯れ草で放置の状態です。

8月の中旬からいろいろとバタバタしていたために、夏の作業のほとんどは手つかずの状態です。

もともと土・日中心の作業なので、週末に何かがあると予定変更。
家庭の都合から親戚や近所の付き合い。果ては天気まで。

予定変更のリスクは、あちらこちらにゴロゴロ。

泣き言を言っても始まらないのは自分自身がよく判っています。

とにかく今は、お彼岸までにいろいろと種をまくこと。
そのために限られた時間を大切に使いながら種まきの準備をするのみです。

今頑張らないと、秋から冬にかけての収穫物がほとんどなくなってしまいます。

「まだ間に合う。だから例年通りに事を進めよう。」
自分に言い聞かせています。
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該当しないな・・・

2007-09-02 11:37:03 | 営農のこと
ここ数年、農業の世界では頻繁に「担い手」と「認定農業者」という言葉が
飛び交っています。

農業団体や行政のホームページなどを辿って、
自分なりにまとめてみました・・・

担い手とは、
「・・・地域農業の中心となって農業経営を行う農業者のこと」。

「地域農業の中心となって」というところが、ポイントです。

「地域農業の中心」とは、
どうも「農地を拡大して農業の生産性を高めていること」のようです。

「農地を拡大して生産性を高める」ためには、
「認定農業者」になることが暗黙の条件みたいです。

「認定農業者」とは、
他産業並みの労働時間や農業所得を確保し得る農業経営を育成するため、
こうした経営を目指す担い手の方々の「農業経営改善計画」を市町村が認定し、
その計画達成に向けてさまざまな支援措置を講じていこうとするのが、
「認定農業者制度」で、この制度の適用を受けている方々を、
「認定農業者」と呼びます。

どんなメリットがあるのかというと、
低利資金の融資等:スーパーL、S資金が利用できる。
また、近代化資金の特例が受けられる。
税制の特例:青色申告する認定農業者が、経営規模を一定以上の拡大をすると、
機械、施設の減価償却費を普通に計算した金額(法定償却額)よりも割増して計上できる。
経営相談・研修:経営相談・経営情報の提供等の他、各種研修会へ参加できる。
農地利用集積:農業委員会による農地利用集積の支援が受けられる。
機械等導入:リース方式により機械・施設導入を図るに際し、リース料の一部の助成が受けられる。

要するに、物心ともに援助が受けられると言うことだと私は考えています。
一件魅力的に感じますが、よくよく吟味してみると、少なくとも私には必要がないみたいです。

まず、融資について。
自己資金ではなく融資で規模を拡大するということは、返済を常に考えておく必要があるということ。
失敗は許されない!これはこれで気合いが入って良いことだと思いますが、それ相応の事業計画を自分自身の責任において、きちんと立てておかないと経営破綻するリスクが非常に高いような気がします。
とくに、第三者からのアドバイスを受け、それを真に受けて融資を受けるなどと言う「他力本願型」では
確実に失敗すること間違い無しでしょう。

経営相談・研修:経営相談・経営情報の提供等の他、各種研修会へ参加。
旧態然とした経営方法や、先進事例と称して紹介されることを真に受けると、
地域の状況が違うので、うまく行かないと思います。
また、周囲と同じ指導を受けて、同じことを同じように横並びで行っている産業なんてありません。
経営戦略から市場調査まで自分で行う力量が必要です。
アドバイスはあくまでアドバイスです。
成功すればアドバイスのおかげ、失敗すれば本人の責任。世の中そんなもんです。

他にも、助成があります。

いずれも助けてもらうことが前提の制度のような気がしてなりません。
自立をするには、自らの行動力が絶対に必要です。
今も「護送船団方式」を続けようと必死の農業界。
コストにばかりに気が向いてしまうために、輸入農産物の解禁に異常なほど敏感に反応する。
安い輸入農産物に高コストの国内産は太刀打ちできないと。

そんなことはありません。
輸入農産物に勝つために何をすべきなのかをしっかり考えればよいのです。

制度を利用することが、良いもの作れるという保証にはなりません。
助成を考えず、自立した農業経営を維持・発展させるために、
私はこれからもあれこれ試行錯誤を続けて行こうと思います。
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