散日拾遺

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初めて受けた質問とそれが表すもの

2017-02-14 08:27:49 | 日記

2017年2月13日(月)

 「石丸というお名前は、どちらかの地方に多いのですか?」

 名刺を見つめ、記憶の中を探索するような表情とともに出てきた質問に、目を見張った。名前のルーツを尋ねる質問を、僕は何時の頃からか習性のように繰り返してきたが、相手から先にこのように訊かれたのは初めてである。その驚きと楽しさを、質問に答えるより先に伝えた。

 翻ってこの質問は、相手の人柄と習性についてかなり重要な情報を伝えている。言葉・物事の由来・地域の歴史などに対する強い関心、興味あることを興味の向くままに相手に問い尋ねる率直さ、そうした率直さが概ね悪い結果にはつながらないであろうと想定する楽天性等々、要するに僕がもちあわせているのと同質の、日本人の間に多くは見つからない特性の組み合わせである。

 相手の名は・・・(続く)