2023年6月19日(月)
2週間ほど前だったか、朝からムクドリの大合唱で何事かと腰を浮かすことがあった。「大量にムクドリが集まった場合には、パチンコ店内の音量と同じレベルに達する」と Wikipedia にある、まあそんなものである。さほど長くは続かなかったが、近隣に相当数のムクドリが住んでいることはこれで知られる。
今日は今日とて夕暮れ時、夏至直前でまだまだ明るい18:45、ふと見ると中学校のグラウンドを囲むネットのてっぺんにムクドリが大集合している。鳴き声は控えめでおとなしく整列、この度はそういう申し合わせらしい。
騒音の害やら糞害やら、都市部では悪評が目立つようだが、僕はこの鳥を悪く思うことができない。ひろすけ童話集で読んだ『むくどりの夢』が心の中にしっかり根を下ろしているからである。
気がつけば自分も、子どものとりの境涯になった。
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