恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

理性を欠いたとき

2006年05月02日 | 恐懼とか
人は闘いに敗れるものとはよく言いますが、そんな一日でした。
流れとしては、授業の際に、
<生徒を強目に注意→生徒逆ギレ→気分を害する私→更なる生徒からの「口撃」
理性が飛び感情的になる私→担任に報告が上がる→事情聴取を受ける>
こんな感じ。

後になってみれば自分も大人気なかったなぁとは思うのですが、
やはり授業の中においてけじめをつける部分はつけなきゃならないし、
自分の信念からして譲れない部分というのはやっぱりあるんですね。
おまけにこのクラスでは前々から警戒していたということもあったので、
何か一つ甘やかしてしまえばそのまま舐められてしまうんじゃないかという、
焦りのようなものがあったのも事実でした。
特に新任で歳も若いということであればなおさら。

しかし、教員として生徒とは一線を画した立場であり、
同じ土俵の上にたってしまった時点でイニシアティブが取れなくなる、
ということに理性が飛んでしまうとなかなか気がつかないものなんです。
どうもカーっとなってしまうのは私の悪い癖なのですが、
ここへ来てついにここでも出てしまいました。
その怒りの方向性というのは必ずしも間違っていたとは思いませんが、
その方法に問題があったわけで、あとでしばらく悩みの坩堝に嵌ってしまいました。
報告を受けたそのクラスの担任も、当然ながらこっちの肩を持ってくれたので、
これといって問題になることはありませんでしたが、
やはり後味は悪いもんです。
このクラスの次の授業は連休を挟んで一週間後なのですが、
そのクラスへ向かう足取りが重くなることは必至。

今まで特に壁にぶち当たるということがなかったので、
ひょっとするとこれが初の挫折らしい挫折なのかもしれません。
早くも五月病の兆し、なんでしょうか。連休前なのに。

恐懼再拝。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする