恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

不穏な動きを目にして

2006年11月08日 | 日記とか
多くの学校がそうだと思いますが、私の職場でも生徒の携帯電話持込は禁止です。
万が一発見されてしまったら没収の上、解約という処分があり、
携帯電話が発見されてしまうことはそこまで頻繁にはないのですが、
おそらく多くの生徒がこっそりと持ち込んでいることはなんとなくわかります。
しかし校内でいじっていたりということはありません。
ってかそんなに頻繁だったらえらいことですけど。

と、いいながらも中には大胆不敵に授業中こっそりといじってる奴がいるんです。
今日の授業中も不自然に鞄を膝の上において、
視線と手が鞄の中にいってるやつがいるんです。
明らかにあれは携帯いじってるなぁとはわかるんですが、
私が教壇からおりていくとぱっとその動きをやめるので、
しっかりと証拠を掴むことはできないんですがね。

とはいえ、私としてもあまりこういう取締りを血眼になってやりたくない、
というのが正直なところだったりします。
もちろん校則違反をやらかしている上に、
無礼にも私の授業中に携帯をいじっているのだから、
まったくもって弁護の余地はないんですが、どうもねぇ。
ただ、そのまま黙って黙認しているっていうのも癪だったので、
授業が終わった後でその生徒には、半ばカマをかけて、
「次にやったら二度目はないからな」と脅しをかけておきました。

てっきりしらばっくれるのかと思いきや、
その生徒は「え、ばれてた?」と開き直る始末。
ばれてたじゃねーよ、って話なんですが、そこはこっちも大人なんで、
しっかりと携帯をいじってた姿と携帯も見えてたからな、
と釘をさしておきました。一見すると懲りてないようにも見えましたが、
こうやって釘をさしておけば本人も気をつけるかなぁ、と。
ま、温情裁定ってやつですな。
あまり抑圧的にいくのではなく、婉曲的に気づかせてあげるのが一番。
「教育とは、はたらきかけである」とはよく言ったもんですよね。
この対応が果たして正しいのか間違ってるのかは皆様の価値観にお任せします。

恐懼再拝。
コメント
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