恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

比喩としてのウィーン会議

2006年11月20日 | 恐懼とか
先日、他学年で長時間にわたる会議がありました。
どんなことを話し合っていたのかは知りませんが、
その会議に参加していた先生に内容を聞くと、
「いやー、ウィーン会議みたいなもんでしたよ」と。
明らかに世界史の話題を比喩表現にしているのがわかるのですが、
現段階でそっこまで世界史に精通しているとはいいがたい私は、
すぐにその真意を理解することができませんでした。

<ウィーン会議>
ウィーン会議は、フランス革命とナポレオン戦争終結後のヨーロッパの秩序再建と領土分割を目的として、1814年9月1日から開催された。1792年より以前の状態に戻す正統主義を原則としたが、各国の利害が衝突して数ヶ月を経ても遅々として進行せず、「会議は踊る、されど進まず」と評された。
wikipediaより抜粋


つまり、会議の内容がうまくまとまらず、遅々として進行しない様子なんですね。
なんとなくの知識で、イメージはついていたのですが、
こういう表現がぱっと出てくるってすごいと思うなぁ、と。
しかもこの先生、社会科の先生じゃなくて英語科の先生。
世界史を教えている私がこれにすぐ気がつかなかったのは、
まったくもって恐懼に堪えぬ次第であります。
さらっとスマートに、こういうことが言えるといいんだけど。
「ブルートゥス、お前もか!」とか。

恐懼再拝。
コメント (2)
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