3/11に兵庫県小野市(JCC 2719)小野アルプスに移動運用に行ってきましたのでご報告します。
夜明けまで雨が降っていたようで、出発ギリギリまで行くか判断に迷いましたが、何とか天気が回復してきたのと5月以降のペディションの訓練もあって出発することにしました。このため事前予告なしでの出発となりました。
小野アルプスはJR小野町駅の西に連なる山並みです。山頂に見える中継塔はNTTドコモの白沢中継所で、ここには簡易舗装の車道が通じています。道の途中に車止めがありますが、これは車の通行を止めているだけで、近所の方に聞いたら歩行者はOKのようです。車道なので登りやすく、小野町駅から30分弱で中継塔に着きます。ところがこの中継所は加古川市になるようで、その手前、一段下がったところからQRVすることにしました(衛星写真で小野市であることを確認済み)。
10時過ぎに設営完了。今回はこんな装備です。
Rig: FT-817ND バッテリーは単1型ニッケル水素9000mAHを11本で使用
ANT: 2エレHB9CV(50MHz) SG7900(144/430MHz) アンテン製4.5mHポール
風は強いわ雪は降ってくるわで厳しい状態ですが、いつも通り50MHzからスタート。ところが変なノイズがバンド中に絡んでおり、全然他の局が聞こえません。ノイズの少ない周波数を選んで何度かCQ。ところがさっぱり応答がありません。
こんな状態なので50MHzは早々に諦め、144MHzのSSBにQSYしました。バンドを聞いてみるとこちらも何カ所かでノイズが絡むのですが、赤磐市(約70km)が59で聞こえています。うちの実家の裏山かと思ったのですが、旧熊山町からとのこと。なんとか144が使えそうなのでCQを出すとぽつぽつ呼ばれる状態です。相楽郡加茂町(約100km)とは53-53でQSO。加茂町は今日で消滅し明日から木津川市になるのだそうです。この局も50MHzを持ってこられたものの、やはり50MHzはS9のノイズが絡み使えないそうです。最初はすぐ近くの白沢中継所のノイズかと思っていましたが、空のコンディションに原因があるようです。
何度かCQを出しても呼ばれなくなったので50MHzのアンテナを片づけて430MHzでQRV。この時期でもありSSBは諦めFMですが、こちらも何とか高松市屋島(約80km)までは飛んでくれているようです。モービルホイップのSG7900ならそこそこ飛ぶみたいです。のんびりQSOを続けていましたが、風がさらに冷たくなってきたこと、呼ばれなくなったことから ここが潮時ということで下山しました。
ちなみにこちらが明石海峡方面。生駒山まで見えていました。
某局のサイトで「大阪近郊の局からパイルアップを受けているのを時々聞きます」と評された運用地ですが、ノイズのパイルに遭うという残念な結果に終わりました。
それでも144MHzで6局、430MHzで4局の計10局とQSOできました。どうもありがとうございました。