JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

ハムフェア2007報告② 第一電波&マルドル

2007-08-26 | インポート

ハムフェアのレポートの続きです。今回は第一電波とマルドルの紹介です。


 


第一電波は新製品・参考出品を含め多くの製品を出展していました。まずはモービルアンテナです。




手前に並んでいるのが3.5MHz~28MHz帯のモノバンドモービル用アンテナです(参考出品)。現在のFXシリーズ(HF80FXなど)からCLシリーズ(HF80CL)にモデルチェンジするのかも知れませんね。奥のアンテナは↓



この太いものがHF用のオートチューニングアンテナATX30だそうです(参考出品)。かなり径が太いしエレメントも長い(2mを軽くオーバーする)ので実用上車載は難しいんじゃないかとは思います(走行時の風の抵抗が大きくなり応力が無茶苦茶かかりそうです)。もう少し改良されて商品化されるかも知れませんね。




その隣の銀色のぶっといエレメントがCR10Hという26~29MHz用センターローディングのアンテナだそうです(参考出品)。ハイパワー対応で、昔の違法CBのアンテナを思い出させてくれるような仕様ですね。

 

次に固定/移動用のアンテナです。こちらもHF用を多く出展しています。



一番左が3.5/7MHzの固定/移動用バーチカルKV2です(参考出品)。太い棒状エレメントに短縮コイルやキャパシティハットを取り付けたバーチカルです(容易に想像がつくでしょうから上部の写真は省略しました)。ここのところ各社が力を入れてきた進行波型ではないのでアースが必要です。全長6mくらいだった思いますが、これらのバンドでは短縮率が高くなるのでアンテナの調整が鍵になりそうですね。



左側が3.5/7/14/21/28(29)MHz用のバーチカルKV5です(参考出品)。先ほどのKV2に似ていますが、5バンド用だそうです。これはKV2よりさらに調整が難しそうです。右側が7/14/21/28/50MHz用のGPでCP5HSだそうです(参考出品:11月出荷開始予定)。よくあるトラップコイルGPなんですが、アパマン向けに設計変更したとのことです。

 

アンテナだけでは面白くないので周辺機器を1件紹介します。



クロス式のSWR計でSX240Cです(参考出品)。HF~430MHzまででハイパワー対応だそうです。

 

 

次にマルドルです。こちらもアンテナから。



各社から多くの製品が投入されているブロードバンド進行波型HFモービルアンテナのマルドル版です(新製品)。型番は見えにくかったのですがMHM-200だと思われます。他社よりエレメントが太いですね。

 

あと写真を撮れなかったのですが、移動用ポールHP-5300の後継HP-5500が新発売になっています。従来より20cmですが長くなっているものの材料費の高騰で値上げしているそうです。以前のHP-5300は上部のしなりが気になりましたし、加工用の油がべっとり付いていて評判は決して良くなかったのですが、この辺改良できているのか気になります(展示ではこういった問題点は見えないようにしますからHi)。

 

 

ご覧の通り、各社ともHFのアンテナに注力している感じですね。サイクルのボトムを通過した模様ですので、これからHFの需要が伸びると判断しているのではないかと思います。長くなりましたので今回はここまでにします。次回はコメット&Radixのブースをご紹介します。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする