JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

1/23 福岡市西区(能古島)ミニ移動

2010-01-21 | 移動運用予定

福岡に行ってきますので、短時間ですが移動運用をします。場所はやっぱりですが、福岡市西区(能古島)です(AJA:400105 JIA:40-104 exJIIA:AS-012-066)。

 

 
 日時:1/23(土)12:00~15:00頃

 場所:能古島 能古展望台付近からQRVの予定です。

 バンド:7/21/430MHz帯(430はFM、ほかはSSB)

     季節柄7MHz中心かと思います。

 

[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。

   

・雨天や船が欠航した場合などは中止もしくは一部時間帯やバンドの運用を
 取りやめることがあります。

 

・日曜日(24日)も時間があればどこからかQRVするかも知れません。

 

・もしご連絡/ご要望等ございましたらこの記事の「コメント」でお願いします。
 ↓にある「コメント」をクリックして頂きますと書き込めるようになります。

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FT-817のバッテリについて考える④(ニッケル水素編)

2010-01-21 | JF4CAD技研

FT-817で使うバッテリについての4回目はニッケル水素です。

 

なお、ニッケル水素等の電池においては慣例で容量をmAHで表現しています。1000mAH=1AHです。

 

[ニッケル水素の特徴]

かつてのニッカド電池に近い製品です。標準電圧が1.2Vというのもニッカドと同じです。それでいてニッカドより大容量な製品が作れます。なお、ニッカドは原料のカドミウムが環境問題を引き起こすため、現在は特殊用途を除き製造されていません。

 

アマチュア無線ではそれほど歴史がありません。もちろん、ユーザーレベルではそれ以前からチャレンジした方がいましたが、最初の頃は容量抜けなど製品が安定せず、苦労したと聞いています。現在のニッケル水素は改良が重ねられており、三洋電気のエネループなど大衆向けでも使用されるようになっています。

 

長所としては、

・乾電池サイズもあり、扱いやすい(単1~4、006Pもある)

・最大で13000mAHまで存在するため、選択の幅が広い

・シールドバッテリより軽い

 

一方、短所としては

・そのままではFT-817に使えず、何本かを組みあわせて使うことになる

といったあたりでしょうか。

 

なお、「メモリー効果が怖い」的な記事が今でも見られますが、ニッケル水素におけるメモリー効果は対策が重ねられており、現在の製品ではほとんど気にしなくていいです。

 

 

[選定のツボ]

単3サイズ(~2500mAH前後)

ニッケル水素には単3電池サイズの製品があります。これだとFT-817の電池ボックスにそのまま入ります。FT-817の電池ボックスは単3が8本入りますから、9.6Vとなります。標準品のFNB-85と同じ電圧ですが、電池の容量が大きくなりより長い運用時間を実現してくれます。なお、メーカー非推奨ですが電池ボックスの緑色の線をカットすればFT-817での充電が可能になります。

 

FT-817の電池ボックスに入れて使うのではなく、外付けで電池ボックスを作ったり、タブと呼ばれる薄い金属片が電極に付けられているタブ付き電池を組み合わせて組み電池にして使う方法もあります。これなら内蔵のFNB-85とどちらか電圧の高い電池を自動切換で使ってくれるので運用時間を延ばせます。電池の組み合わせによってFNB-85より高い電圧を実現でき、HIモードを維持できる電圧を実現することもできます。しかし、電圧を上げても容量自体は2AHクラスのシールドバッテリのときと同じです。HIモードでは電池の負荷が大きすぎますから、L3モードでの使用にとどめた方がいいでしょう。

 

単1・2サイズ等(4500~13000mAH)

HIモードを使うならこのクラスになります。サイズ的には外付けのみになります。9000mAHの11個でもケース等込みで2kg前後とシールドバッテリより軽量です。なお、このクラスの急速充電は危険ですので電池の資料をよく読んで行ってください。

 

メーカーGP社のサイトを見ると、13000mAHの製品まで揃えています。これで約12~13時間前後の運用時間を確保できますが、この辺が容量の上限と思われます。さらに容量が必要でしたら複数のバッテリセットを用意するかシールドバッテリになります。

 

 

[何本組み合わせるのがいいか]

1本1.2Vのニッケル水素を組み合わせてFT-817のHIモードで使用することを考えると、

10本(12V)

11本(13.2V)

12本(14.4V)

が選択肢となります。

 

10本の場合はシールドバッテリの充電回路を転用すれば簡単に充電できます。その代わり、HIモードを維持する11.5Vまでの余裕があまりありません。11本や12本ではHIモードの維持がしやすい半面、充電器を自分で設計するなり見つけるなりが必要です。12本の場合は電池の重量やコストも気になってきます。単純に「電圧は高いほうがいい・容量は大きい方がいい」とはゆかないのが現実です。ご自分の用途や技術力、財布の中と相談して決められるのがベターです。

 

私は9000mAHを11本にしていますが、これはそこそこの容量を確保しながら重量を抑えたいという考えによります。1本900円の電池ですから1本のコスト差も結構大きく、11本がいいだろうとの判断に至りました。

 

 

[入手方法]

シールドバッテリ同様、秋葉原の秋月電子が比較的種類を揃えています(通販可)。同店では台湾のGP社製品を中心にタブ付き・タブなしとも取りそろえています。しかし、必ずしも容量が大きいものが高いという風になっておらず、経済的なものもあれば割高なものもあります。個人的には4500mAHのタブ付き(@600円)と9000mAHのタブなし(@900円)、11000mAHのタブ付き(@1300円)がコスト的に良さそうに思います。

 

また、大阪の共立電子では組み電池を製作して納品してくれます(電池の実費+作業費が必要)。

 

 

[充電器]

各種の充電器が市販されています。しかし、組み電池用のものは市販品が限られます。最適なものはキットを応用するか自分で設計するとかになります。簡易的には0.1Cの電流を流して18時間で充電するのがいいです。

 

価格的にも性能的にもニッケル水素が一番扱いやすいと思います。飛行機への持ち込みでも断られたことは一度もありません。

コメント (2)
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