岐阜の販売店CQオームさんのサイトにコメットの新製品2点の情報がアップされています。
3.5/7/18/21/28/50/144/430MHz用のGPです。先端部で枝分かれをさせるモービルホイップ(コメットだとUHVシリーズ)にラジアルを付け加えたような製品です。全長が2.5mですからUHVシリーズの設計を流用したのかも知れませんね。
特徴はモービルホイップみたいに可倒機能を付け加えていることで、これにより調整時にいちいちアンテナを支柱から付けたり外したりしなくてもよいそうです。GPではありそうでなかった製品ですが、モービルホイップならよくある機能ですね。
トラップコイル入りGPを含めこの手のアンテナは売りはマルチバンドってことだけで性能的には今ひとつというのが定評です。それでも一定のニーズがあるのか昔からずっと売られていますね。売価は4万円前後になりそうとのことです。
7/18/21/28/50MHzの5バンドダイポールだそうです。こちらも先端で枝分かれをさせるタイプです。エレメント長は片側2m。ダイポールなのでバラン付きです。
特徴はエレメントの角度を変えられることで、水平ダイポールはもちろん、V型にもGPにもできるそうです。
エレメント長が2mでは7MHzはもちろん21MHzでも不足気味で、あと1m、譲って50cmでも長い方がよかったかもしれません。特に7MHzでは使える帯域がかなり狭いんじゃないかと思います(うちで使っている片側2.5mのRD-S106ですと7MHzはFT-450のチューナーを併用して60kHz程度の帯域です)。売りの角度可変ですが、V型で使うのが実用上ベターかと思います。売価は3万円弱のようです。
両製品とも12月出荷予定だそうですが、パーツの供給が不安定との理由で出荷が遅れる場合もありそうとのことです。