今日は瀬戸大橋が開通して25周年だそうです。
「世紀のプロジェクト」「夢の架け橋」と言われた瀬戸大橋は本四架橋の中で最初に完成し、唯一道路と鉄道の併用橋です。後にできた明石海峡大橋との競争に押され気味で、当初予定していたような利用には至っていませんが、元々民放テレビ局が同じであった岡山県と香川県を同一の経済圏にするなどそれなりの効果を上げているようです。スーパーのマルナカが岡山にできるとは思ってもみませんでしたし、逆にデパートの天満屋が高松にあるのも昔ではあり得ない話でした。
一方で24時間眠らない街として活気に満ちていた高松はその地位を落としてしまいました。今では信じられませんが宇野と高松を結ぶフェリーは昼も夜も等間隔で出航する24時間ダイヤで、フェリー乗り場の大きなネオン看板が深夜でも明るく輝いていました。名物の讃岐うどん店も明け方までや24時間営業という店がありました。先日訪れたら高松駅周辺で明け方にやっているうどん店はないとのことで残念な限りです。
この瀬戸大橋にはまさに「橋の土台」となった櫃石島・岩黒島・与島の3つの有人島があります。与島は一般の車でもPAに立ち寄ることができますので移動運用が比較的簡単ですが、残る2つの島へは島民や公用車、路線バスなどに限られます。このため意外と移動運用の難しい島のようです。
私なら路線バスで行くことが可能ですので、いつかこれらの島を訪れてみたいと思います。