秋月電子より、1.5Vでスピーカーを鳴らすことのできる超小型アンプモジュールが新発売になっています。詳細はこちら。1ユニット300円とのことです。
ロームのBU7150を使用しており、10×10mmのコンパクトサイズです。電圧が1.5Vですと85mW(8Ω負荷)とさすがに出力が小さく小型スピーカーしか動かせないものの、3Vですと460mWと十分な出力です。代表的なアンプICのLM386を動かすには4V以上必要ですからいかに低い電圧で動くかよく分かるかと思います。
加えてLM386で問題になるポップノイズ(電源投入時にするポッという音)を抑える機能もあるようです。
1.5Vでスピーカーを動かそうとすると2SC1815あたりをダーリントン接続してゲインを稼ぎ、山水のST-32でインピーダンスを8Ωに落として、といったあたりがポピュラーな方法ではないかと思います。
これと比べるとトランスを使わない分非常にコンパクトですから、同じく1.5Vで動くLA-1050(または互換品)のストレートラジオとかに使えそうですね。