JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

JR北海道の車両トラブル自衛策

2013-07-20 | シャック便り

夏の観光シーズンに人気の北海道で、JR北海道の車両トラブルが続いています。

・5/5に函館本線の特急「スーパーカムイ6号」で床下から出火。原因は軸受け付近の過熱と推定。
・7/6に函館本線の特急「北斗14号」でエンジンから出火。同型車両全てが現在運行停止。
・7/15に千歳線の特急「スーパーおおぞら3号」で配電盤から出火。事故車両は原因検証と修理のため当分使用不能。

スーパーおおぞら号の同型車両は2011年5月に石勝線のトンネル内で出火し全焼する事故も起こしています。

今月に入って2件立て続けに出火事故が起きており、車両のやりくりがつかないことから北海道内の一部特急列車が運休しています。当然のことですが運休していない列車に乗客が集まっており、指定券が満席になりやすくなっているようです。

 

今年の夏に北海道に行き、JRを利用予定の方は以下の点ご注意下さい。

 
[札幌-新千歳間]
7/15の出火事故では千歳線で運休や大幅な遅れが出ています。新千歳空港行きの快速も運休や遅れが相次ぎ、新千歳空港から本土方面への飛行機に乗り継げなかったお客さんも多数出ています。

本土方面への飛行機に乗り継がれる場合は以下の自衛策をお勧めします。

  • 遅れにも対応できるよう余裕をもって新千歳空港に向かって下さい。
    大手航空会社では出発時刻の1時間半前くらいに空港に着くようにしていれば何かあっても間に合う可能性が高まります。7/15のように不幸にして事故に巻き込まれ出発時刻に間に合わなかった場合はダメ元で航空会社のカウンターで相談してみて下さい。今回のような大規模な事故による乗り遅れの場合は特別に後続便に乗せてくれる場合もあります(あくまで航空会社の特別な配慮ですから断わられても苦情は言えません)。
  • LCCやスカイマークはこのような特別な配慮を行いません。カウンターに言っても無駄でしょう。搭乗手続き締切時刻(出発時刻ではない!!)の1.5~2時間前には空港に着くようにされることをお勧めします。新千歳空港にはお店やアトラクション施設が多数あり時間はいくらでもつぶせます。
  • 快速が途中で止まってしまった場合はタクシーの利用も考えましょう。北広島・恵庭・千歳といった快速停車駅でしたら駅前にタクシーがいるはずです。
  • 札幌-新千歳間には北海道中央バス北都交通のリムジンバスもあります。万一に備え乗り場と所要時間くらいは控えておきましょう。
  • 道内でレンタカーを利用予定の方は新千歳で借りる/返すのも一つの方法です。

 
[札幌-函館・稚内・釧路間]
相次ぐ出火事故で車両不足となり現在特急列車の本数が減らされている区間です。

  • いずれの区間も飛行機や高速バスの便があります。JRの事故リスク回避にはよい手段だと思います。北海道内には北海道エアシステムという地域航空会社の路線があります。札幌市内中心部に近い丘珠空港からの発着で便利ですから、ぜひこちらの利用も検討してみて下さい。丘珠空港へは札幌市営地下鉄東豊線の栄町駅からバスの便があります。バス・飛行機とも既に満席になっている便もありますから早めの予約をお勧めします。
  • どうしてもJRという方は特急の本数が減らされており、運転する列車に乗客が集まることを覚悟して下さい。指定券の確保は早いうちに済ませましょう。北海道内でなくても全国のJRの駅や旅行代理店で確保できます。東京都内や大阪市内にあるJR北海道直営のカウンターでは指定券に加え北海道パスなどのお得な乗車券も扱っています。

 
[札幌-小樽・富良野間など]
これらの区間は現在のところJRの車両トラブルの影響が出ていませんが万一の際のことは考えておくべきだと思います。

  • 札幌からの高速バスや特急バスがあります。あらかじめ時刻や乗り場をチェックしておきましょう。

 
JR北海道で続く車両トラブルは多くが整備体制に問題があるのではないかと考えられています。体制の再整備には時間がかかるでしょうから当分は先手先手の自衛策が必要と考えるべきです。

コメント
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