JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

沖縄移動運用報告⑥

2014-10-28 | 移動運用結果報告

10/20(月) 那覇→渡嘉敷島→那覇
今日は渡嘉敷です。土日でも何でもない平日なのですが、渡嘉敷です。

今年4月下旬に中学までの同級生だったI君が渡嘉敷でのダイビング中に不慮の死を遂げました。彼の冥福を祈るため当初4日だった予定を1日長くして渡嘉敷に行くことにしました。

 
行きは高速船、帰りはフェリーとしました。

いつも通り泊埠頭のターミナルで乗船券を購入。とまりんには新聞やお弁当を売っている売店がありましたが、とうとう2軒とも閉店してしまったようです。幸いなことにマーミヤかまぼこの販売店で弁当を多数扱っていますので引き続き弁当は買うことができます。ちなみに手前の方は450円以上の高い弁当ですが、店の奥の方には沖縄価格である300円台の弁当が並んでいます。

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今日は平日なのでマリンライナーとかしきはお客が少ないです。

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35分で渡嘉敷港に到着。

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慶良間諸島は今年新たに国立公園となりました。一番古い瀬戸内海・雲仙・霧島の指定以来80年目での指定となりました。ちなみに「ニイタカヤマノボレ」でおなじみ台湾の新高山(現在の玉山)も国立公園だったそうです。

 

小学校・中学校で一緒に遊んだI君は体が強い方ではなく、時折学校を休むこともあったのですが明るく楽しい友人でした。

彼は他の多くの同級生と同じく旧赤磐郡内の高校に進学し、一方の私は岡山市内の高校に進学したため中学時代の同級生と高校時代の同級生は片手で数えるほどしか重なっていません(ちなみに重なるうちの1名は家業の内科を継いでうちの親が通ってます)。

その後I君はおじいさんの興した会社の三代目として弟さんと両輪で頑張っており、立派な社長になれる人だっただけに残念でなりません。

海の方向を向いて黙祷しました。

 
渡嘉敷に来る目的は果たしましたので帰りのフェリーまで渡嘉敷からQRVしてみます。

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この中腹にある展望台に向かいます。この時間ならハブは出ないでしょうけど注意しながら登ってゆきます。

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10時15分に準備が終わりました。最初に18MHzにしてみましょう。今日も1エリアから5エリア付近まで開いており、よく呼ばれます。

「ぷちアワード」の期間が残り少なくなったこともあり、渡嘉敷を残していた局からも結構呼ばれます。大いに話題となったぷちアワードですが、間もなく終了ですね。これだけアワードが乱立したら期限を切って展開させる方がやりやすいだろうと思っています。

ぷちアワードのリクエストとして渡名喜を頂くことが多かったのですが、あそこは日帰りができないためお断りせざるを得ません。年内に渡名喜に行く局が出てきますかねぇ・・・

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11時過ぎに「フェリーとかしき」が入港してきました。慶良間の海は晴れれば晴れるほど美しく輝きます。今日は雲一つない快晴で最高です。

11時20分頃で18MHzを切り上げて21MHzにQSYします。こちらも強力に入感しており、7エリアも聞こえてきます。

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お腹がすいてきましたので泊で買っていた330円のお弁当にします。このどっさり感が大好きです。野菜はチャンプルーなど炒め物になっていることが多いのですが、生野菜のサラダが入っているのが珍しいです。おいしいですよ。

お昼を済ませたら28MHzに出てみます。28は7・8エリアが開いています。これもF層伝搬と思われますが59で強力です。聞いている人が少ないのか4局のみでしたが、珍しい28での渡嘉敷だったろうと思います。ちなみに7MHzは鹿児島の局がわずかに聞こえるのみ。7MHzより28MHzの方が使い物になるようです。

今日は15時30分発のフェリーに乗ることにしています。そのため残り時間は1時間少々です。最後21MHzに戻ってQRVしてみます。先ほどよりはのんびりペースになるもののまだオープンしていました。

 
フェリーの時間になりましたので引き上げましょう。最後にもう一度海の方を向いて冥福を祈りました。さぞかし無念だったろうと思います。この世界でもお世話になったOMさんの訃報に接することが多くなりました。寂しいものですね。

 
「フェリーとかしき」に乗船します。疲れたので座敷で横になって寝ておきます。まだ新しい船なので快適です。

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ちなみに先代の「フェリーけらま」はインドネシアのバリ島付近で「KMP.RHAMA GIRI NUSA 」という名前で第二の人生を送っていますが、車両甲板を2層にするなどの大がかりな改造を受けているらしいです。先代の「フェリー波之上」みたいなことが起きなければと思います。

日本の船がトップヘビーの無理な設計をしないのは戦前の海軍で起きた「友鶴事件」の教訓だとされています。水雷艇(魚雷を主装備にした小型艦船)「友鶴」は戦闘力を上げるため重装備にしたことが仇となりバランスを崩して転覆、多くの犠牲者を出しました。事故以降日本では船の重心を下げることが重要な設計ポイントとなっています。海軍は敗戦で解体されましたが、日本の造船には今でも海軍の蓄積した様々な教訓が生かされているそうです。

泊に到着。宿に引き上げます。

最後の夜ですから観光客らしく国際通りでお土産を買ってみます。最近は繁体字のガイドブックを持った台湾の観光客が多いです。那覇と台北ではそう気候が変わらないわけで買い物以外に目的があるんかいなとは思いますが彼らにとっては近くて安くて安全な海外の観光地なのでしょうね。

 
一区切りついたら今夜も白ヒゲのおじさんのお店です。今日はのんびりムードでおじさんものんびりでした。お隣が福岡から来た母娘さんで福岡の話が普通に通じるのでびっくりされていました。

「また来年よろしくお願いします」とお店を後にしました。

 

最後に故人を偲んでゆっくり飲みたかったので安里にある「バーボンクラブ」というバーで飲むことにしました。名前の通りバーボンがずらりと並び壮観です。しかもほとんどが1,000円以内なのでリーズナブル。長ーいカウンターですが月曜日の夜なので途中からは私だけでした。

ウイスキーはゆっくり飲む酒ですからぴったりと思ったのですが・・・バーテンダーさんが宮古島、しかも昨日乗った八千代バスの沿線ご出身で話が盛り上がってしまいました。まぁそこは沖縄なんでしょうねHi

故人を偲ぶどころかすっかり酔っ払いとなり千鳥足で宿に戻ったら午前2時でした。シャワーを浴びて歯を磨いたらベッドに直行となりました。おやすみなさい。

 

あ、本日は18MHzで58局、21MHzで92局、28MHzで4局の計154局でした。ありがとうございました。

コメント
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