「新規航空会社」のAIR DOとソラシドエアが経営統合を検討していることが明らかになりました。今月中の基本合意を目指しているとのことです。ソースはこちら。
報じられている内容によれば来年秋を目処に持株会社を発足させ、その下に2社が入る形になるとのことです。人事経理など管理部門を統合、さらに燃料や機材調達などを共通化しコストを下げるとしています。
スカイマーク・AIR DO・ソラシドエア・スターフライヤーの4社はかつて「新規航空会社」と呼ばれていました。JAL・全日空・日本エアシステムの3社体制が緩和され新規参入した会社です。
しかしながら経営体力が脆弱でいずれも経営が破綻、辛うじて自主独立を果たしているスカイマークを除けば全日空の支援を受け、羽田空港の発着枠をコードシェアの形で全日空に供出し事実上「全日空の下請け」と化しています。加えて全日空本体では採算の取れない路線(例えばAIR DOでは新千歳-岡山線)を引き受けさせられ「生かさず殺さず」の状態に置かれてきました。
ところが新型コロナウイルスの影響でこれらの会社は大きなダメージを受け、全日空への資本支援を求める事態となっています。全日空本体すら大幅な赤字で苦しい中で3社が代わる代わる資金支援を求めてくる状況は耐えられないはずで、全日空が持つこれらの会社の株式を売却する形で資金を得るとともに縁を切る形を考えている可能性もあります。
この経営統合が「全日空の下請け」の枠内でのものなのか、下請けからの脱却を目指すものなのかは現時点でははっきりしていません。スターフライヤーの動向、さらにスカイマークまでも巻き込むのなら大再編につながる可能性もあり非常に注目すべき出来事なのかも知れません。もちろん大再編には巨額の資金を出せるスポンサーが必要になってくると思われます。
報じられている内容によれば来年秋を目処に持株会社を発足させ、その下に2社が入る形になるとのことです。人事経理など管理部門を統合、さらに燃料や機材調達などを共通化しコストを下げるとしています。
スカイマーク・AIR DO・ソラシドエア・スターフライヤーの4社はかつて「新規航空会社」と呼ばれていました。JAL・全日空・日本エアシステムの3社体制が緩和され新規参入した会社です。
しかしながら経営体力が脆弱でいずれも経営が破綻、辛うじて自主独立を果たしているスカイマークを除けば全日空の支援を受け、羽田空港の発着枠をコードシェアの形で全日空に供出し事実上「全日空の下請け」と化しています。加えて全日空本体では採算の取れない路線(例えばAIR DOでは新千歳-岡山線)を引き受けさせられ「生かさず殺さず」の状態に置かれてきました。
ところが新型コロナウイルスの影響でこれらの会社は大きなダメージを受け、全日空への資本支援を求める事態となっています。全日空本体すら大幅な赤字で苦しい中で3社が代わる代わる資金支援を求めてくる状況は耐えられないはずで、全日空が持つこれらの会社の株式を売却する形で資金を得るとともに縁を切る形を考えている可能性もあります。
この経営統合が「全日空の下請け」の枠内でのものなのか、下請けからの脱却を目指すものなのかは現時点でははっきりしていません。スターフライヤーの動向、さらにスカイマークまでも巻き込むのなら大再編につながる可能性もあり非常に注目すべき出来事なのかも知れません。もちろん大再編には巨額の資金を出せるスポンサーが必要になってくると思われます。