移動耳より情報

[しまなみ海運の明石港－小長港航路が廃止へ]
しまなみ海運が運行している広島県の大崎上島明石港－大崎下島小長港のフェリー航路が2023年5月末で廃止されることになりました。収支悪化のためだそうです。

この航路は「第５かんのん」が１日12往復しており、所要15分の短距離航路です。呉市より赤字補助を受けてきましたが、来年度の補助額を巡って折り合いが付かず運航継続は困難として廃止に踏み切る模様です。


[共同フェリーの三角航路復活は来年春以降に延期]
熊本の天草（御所浦）で定期船を運航している共同フェリーは現在運休している三角航路について当初予定していた11月頃の再開を延期し、来春以降になることを明らかにしました。

三角航路はJR三角駅前から直接御所浦に行ける便利な航路でしたが、今年５月末に「スーパーイーグル」が老朽化で引退、船のやり繰りが付かなくなり三角航路を運休しています。後継の中古船は現時点でも確保できていない模様です。


[福本渡船がまた事故]
尾道と向島を結ぶ渡船の一つである福本渡船が12/2に機関故障を起こし漂流する事故を起こしました。錨を降ろして漂流を止め、海保が手配したタグボートで曳航されたとのことです。乗客にけが人はなかったそうです。

福本渡船は過去に何度も大きな事故を起こしており、2007年には車両積み込み中に船が岸壁から離れて軽自動車が海に転落、乗っていた方が死亡する事故も起こしています。他にも渡船がありますので、福本渡船には乗らない方が安心だと思います。


[奥羽本線の板谷駅・大沢駅を冬期通過に変更]
ＪＲ東日本は奥羽本線の板谷駅と大沢駅を冬期通過とすることを公表しました。期間は2023年1月10日から3月26日までとしています。積雪による遅延防止や誤って下車した際の安全が確保できないためとしています。

この区間は福島－米沢の峠越えの区間にあたり普通列車の本数は非常に少なく、峠越え区間で通年営業するのは「峠の力餅」を駅ホームで立ち売りしている峠駅のみとなります。