JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

移動耳より情報

2021-08-10 | シャック便り
[東京湾納涼船は2年連続の中止]
東海汽船の夏の名物「東京湾納涼船」は新型コロナウイルスの影響により今年も中止となりました。新造された「さるびあ丸」が納涼船となるはずだったのですが2年連続の中止となり一度も納涼船に入れない事態となっています。

納涼船は中止ですが片航路(竹芝-大島~神津島)のダイヤは当初予定と変わらず23時発となっていますのでご注意下さい。


[第十一こくさい丸が就航]
両備国際フェリーの新造船「第十一こくさい丸」が7/21に就航しました。「第十一こくさい丸」は藤原造船所で建造された1,200tのフェリーで、船尾マストをゾウに見立てた飾りが付けられています。

新造船の就航により「第三十二こくさい丸(キリン)」が引退しました。


[瀬戸内観光汽船が減便改正]
岡山日生-小豆島大部の瀬戸内観光汽船が6/19にダイヤを改正し、1日5往復から4往復に減便しています。

お盆や年末年始など多客時には5往復に戻すとしています。


[保戸島航路の運航業者が決まらず暗礁に]
現在「(有)やま丸」が運航を担っている大分県津久見市の保戸島航路は、来年9月末で同社が撤退を決めていますが、あとを引き受ける運航業者が見つからないことが明らかになりました。

津久見市では運航業者を募集しているものの応募がない状態で、現状の便数維持の条件を引き下げるなどしているものの反応がない模様です。
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滋賀県大津市(JCC 2301)移動運用報告

2021-08-08 | 移動運用結果報告
8/8(日)に滋賀県大津市(JCC 2301)もたて山に移動運用に行ってきましたのでご報告します。

FDの2日目です。あまりの酷暑で普通の移動地では暑くてやってられないので今回は滋賀県大津市の比叡山から出てみます。比叡山では坂本ケーブルのもたて山駅から少し離れたところにある広場から昨年お試しでQRVしていますが、思いの外快適な環境でしたので今回コンテストでチャレンジしてみます。

この移動地は木陰になって快適ですが、一方で枝が邪魔になるのでコンパクトに設置できるホイップアンテナでまとめてみました。このため144/430/1200MHzとしました。


坂本ケーブルの始発は朝8時です。比叡山坂本駅7時17分着の電車に乗り、ケーブル乗り場に向かいます。徒歩約25分、バドミントンの試合に向かっている中学生の女の子たちに負けないよう坂を上ってゆきます。

坂本駅に7時40分に到着。始発前に試運転列車を走らせているようで、ちょうど試運転が出発してゆきました。

今年4月から1年間戦国BASARAのラッピング車になっています。青が伊達政宗、赤が真田幸村だそうですが、どっちも比叡山に関係がありましたっけ?改札でもたて山で降ろしてもらうようお願いして乗り込みます。

10分ほどでもたて山駅に到着。前回の広場に向かいます。

どうやら昨年と変わってないようです。このように高さは1m少々とそれほど高くはないものの地上高をかさ上げできます。6mの伸縮ポールを持ってきていますので枝をかわしてホイップを上げることができます。

展望台の高さを合わせ7mあるのでまわりの木よりアンテナの方が高くなります。これなら飛んでくれることでしょう。

8時25分に144MHzでスタートです。144.250から上に上げてゆきますが、2エリアが強力です。東海3県がどんどんQSOできます。また大阪のうち河内(生駒山系に近い枚方~河内長野)も強力です。この2方向は面白いように飛んでいます。20県なんかPであってもリアルに59で来ています。

一方で兵庫県はほとんど引っかからず、西は比叡山の山塊でブロックされている感じです。

VFOを回す間にQSOできるよう430のハンディ機も持ってきています。一応展望台でかさ上げされているので近場なら座ったまま1/2λのホイップでQSOできています。

一通り出ている局とQSOできましたのでCQを出してみます。結構コンスタントに呼ばれます。19や20が続き、3エリア以上のQSOsになっています。これすごいや。


430MHzにも出てみましょう。こちらは24と25が中心。ハンディ機1台で出ているような局もしっかり取れています。前に記事に書きましたが、モービルホイップでも地上高を上げてやると全く違う飛びになってきます。430のアンテナは地上高(地面からの高さ)を上げてやると本来のポテンシャルを発揮します。もう一つ持ってきている1200MHzは伸縮ポールを使っても伸びてゆきません。23ばかりです。これはダメかな。

各バンド特性が試せたので主力の144で稼いでゆきます。やっぱり2エリアとの相性がいいと面白いですね。


なかなか面白かったのですが12時を回ると一気にバンドが静かになりました。今年から時間が21-15時に戻ったのですが12時で終了と思っている局がいるのかも知れませんね。各バンド巡回するものの伸びなくなりました。

麓より5~6度涼しいとはいえQSO相手がいないのであればどうもこうもできません。13時で終了とします。


13時31分発の坂本ケーブルで坂本に戻ります。

やはり麓は焼け付くような暑さです。冷房の効いた電車で引き上げましょう。


本日は144MHzで75局、430MHzで43局、1200MHzで5局の計123局でした。ありがとうございました。やや癖のある移動地ですが面白く快適な移動地です。今は3エリアより2エリアの方がアマチュア局が多いのですから2エリアでQSOsを稼ぐのは合理的なのかも知れませんね。
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8/8 滋賀県大津市移動

2021-08-06 | 移動運用予定
フィールドデーコンテストに合わせて以下の日程で滋賀県大津市(JCC 2301)に移動します。


日時:8/8(日) 9時頃~12時過ぎ頃まで ※雨が降った場合は早く切り上げることもあります

場所:大津市内からQRVの予定です。

バンド:144/430/1200MHz帯(144はSSB、その他はFM)


今のところお天気は問題なさそうですが、台風の進路によっては移動地を変更します。
よろしくお願いします。
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岩手・花巻御朱印&風景印巡り②

2021-08-04 | 御朱印めぐり
岩手・花巻の御朱印と風景印巡り、後半です。

中心部の上町に戻りましょう。マルカンビルです。

元々はマルカン百貨店という小型百貨店でしたが耐震強度問題で閉店、惜しむ声が多いことから「部分的な改修で6階の大食堂だけでも復活させる」というやり方での復活が提案され、上町家守舎という会社が譲り受けて再出発しました。

6階の全フロアが食堂で、食券を買って自分で好きな席に着き、回ってくるスタッフが食券を回収する形でオーダーを取っています。高いビルのほとんどない花巻は遮るものはあまりなく、展望もまた楽しみの一つです。

人気メニューは「ナポリかつ」。ナポリタンの上にとんかつが乗ったものです。結構なボリュームです。食べている間にすごい数のお客さんになってきました。平日の昼前だったのですぐありつけましたが、休日は60分待ちもあるそうです。

そしてもう一つの名物がこちら。

10段ソフトクリームです。花巻の人たちにとってなくてはならない名物であり、このソフトクリームだけでも観光名所になってしまうほどです。この高さに巻くには技術が必要で、マルカン百貨店時代のスタッフにお願いして戻ってきたもらったそうです。「これ、食べきれるの?」と思ってしまいますが、実際にはあっさりしており、しかも中が空洞になっているので何とか食べられます。割り箸で食べるのが花巻流だそうです。人混みを全く感じない花巻で平日にこれだけのお客さんが集まるのは驚きです。満足度が高かったです。

さらに上町家守舎は店を畳もうとしていた市内の餃子店「夜来香」からレシピを引き継ぎ、マルカンビル大食堂で出すようにしています。「絶メシ(絶やしてしまうには惜し過ぎる絶品の町グルメ)」の継承方法としてはこれ以上ないやり方でしょうね。


お腹いっぱいになり、ソフトクリームで体も冷えたのですぐ近くの花巻郵便局へ。

花巻郵便局の風景印です。

花巻温泉に賢治の「雨ニモマケズ」の詩碑です。


花巻郵便局から少し北に行くと鳥谷崎神社があります。

丘の上にあり、ここはかつての花巻城の跡になります。

創建ははっきりしないものの、鎌倉時代にはあったとされ、1536年に花巻城内に合った神社をまとめて今の形となりました。

鳥谷崎神社の御朱印です。


かなり暑くなってきました。花巻駅に戻りましょう。

道すがらに花巻末広町郵便局があります。

花巻末広町郵便局の風景印です。花巻城の鐘楼と花巻藤沢郵便局の図柄にも出てきた阿弥陀如来像です。

ちょうどいい具合に帰りの電車の時間でした。盛岡に戻りましょう。花巻はまだまだ賢治関連のスポットがありますし、御朱印を頂ける寺社もあります。10段ソフトを味わえますし1日ゆっくり回るのも楽しいと思います。


今回の御朱印情報です(御朱印料は特記ない限り300円)。
鼬幣稲荷神社 1種を社務所で授与。
身照寺    1種を本堂で授与。オリジナル御朱印帳あり。
鳥谷崎神社  1種を社務所で授与。
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岩手・花巻御朱印&風景印巡り①

2021-08-03 | 御朱印めぐり
岩手県花巻市で御朱印と風景印巡りをしてきました。

花巻市は岩田県中部内陸にある中堅都市で人口は約9.4万人。盛岡藩にとっては南の伊達氏との国境を守る要衝で、支藩と花巻城を置いて南の守りとしていました。今や花巻と言えば大谷翔平選手を輩出した花巻東高校で有名ですが、児童文学作家の宮沢賢治の故郷としても知られています。

宮沢賢治は1896年に花巻の商家に生まれ、1918年に盛岡農林学校(現在の岩手大学農学部)を卒業、1921年に岩手県立花巻農学校の教師となっています。その傍らで詩集や童話集を発刊していますが生前はほとんど売れず、生前に得た原稿料は僅か5円だったと言われています。

1926年には農学校を退職し「羅須地人協会」を設立、農業や肥料の講習の傍らでレコード鑑賞会を開くなどしていました。ただこの当時の東北は農業技術の発達遅れや冷害の頻発で農民の生活が不安定だったようです。「羅須地人協会」の建物は賢治の死後に宮沢家の手を離れましたが、移築先が後年偶然にも農学校の後身である岩手県立花巻農業高校の校地となり、高校が管理する形で保存されています(現在は新型コロナウイルスの影響で見学不可)。しかしながら肺を病み、1933年9月21日に37歳でこの世を去っています。

賢治は生涯独身であったため死後に原稿は弟の清六さんに託され、詩人の草野心平らが遺稿を整理し出版、「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」などの作品が世に知られることになります。清六さんは後年賢治の原稿を花巻市に寄贈、現在は市立の宮沢賢治記念館が所蔵しています。その後も2001年に97歳で亡くなるまで賢治作品の校訂に携わっており、清六さんのお孫さんが花巻市内でカフェ兼グッズ販売を行っています。


まずは宮沢賢治記念館へ。花巻駅から岩手県交通の土沢線というバスがあります(賢治記念館口下車)。平日8.5往復、土休日は4往復です。土沢線は新花巻駅を経由しますので新花巻駅からもアプローチ可能ですし、新花巻からはタクシーでもすぐの距離です。

花巻市では土沢線維持のため賢治記念館口で下車すると記念館をはじめ周囲の博物館などがその日全て無料になるカードを発行しています(降車時に運転士からもらえます)。バスの本数が少ないので帰り時間を考えながら見て回るとよいと思います。

こちらが宮沢賢治記念館です。清六さんから託された賢治の原稿や同人誌、書簡などが展示されています。

花巻市博物館なども見て回っているといい具合に帰りのバスの時間となりました。上町バス停で下車、東北本線のガード下をくぐります。

少し歩くと花巻藤沢町郵便局があります。花巻市内ではほとんどの郵便局で風景印が配備されています。

花巻藤沢町郵便局の風景印です。銀河鉄道の夜と重文の阿弥陀如来像です。


さらに暑い中を進むと鼬幣稲荷神社があります。「いたちべいいなりじんじゃ」と読むそうです。

1681年に南部重信が創建しています。賢治と親交のあった英文学者で元高知大学長の阿部孝さんはこちらの神主を代々務める阿部家の出身だそうです。

立派なご神木があります。雷の被害に遭いてっぺんは切り落としたもののまだまだ元気なのだそうです。社務所に神主さんがいらっしゃったので御朱印を頂けました。

鼬幣稲荷神社の御朱印です。


次は身照寺です。元々は南部政光が1394年に八戸に創建した日蓮宗のお寺です。

政光は日蓮を身延に招いた南部実長の末裔で、南朝側について奥州に下り土着しています。身照寺は1591年に焼失し廃寺となりますが、政光の子孫にあたる身延山鏡円坊の日実が再建を発願、これに応えた賢治の叔父である宮沢恒治らが花巻の現寺地を寄進し、1928年に再建が叶いました。その後1946年に正式に身照寺を名乗ります。

宮沢家は元々浄土真宗でしたが、賢治は青年時代に法華経に触れその教えに傾倒、以後亡くなるまで国柱会(日蓮を宗祖とする在家信者団体)の活動に共鳴していたとされています。賢治の創作の中には(我々が法華経を読んでも分かりませんが)法華経の世界が反映されているのだそうです。宮沢家も1951年に浄土真宗から日蓮宗に改宗し、賢治を含め一族の墓所も身照寺にあります。

上人がいらっしゃったので御首題をお願いすると快く引き受けてもらいました。「賢治さんのお墓にお参りしてはどうですか」とのことで線香をあげてきました。

いろいろ話を聞くと、花巻近辺は曹洞宗や浄土真宗が圧倒的に強く、日蓮宗は非常に少ないそうです。とりわけ日蓮が阿弥陀信仰を強く否定したため「改宗すると村八分になったケースもあった」とのこと(浄土宗・浄土真宗と日蓮宗はともに下級武士や庶民を主な布教相手としていたためライバル同士となったのは確かです)。「(日蓮宗の信徒が多い)千葉とか鎌倉とか岡山ではあり得ない話でしょうが」と話されていました。

身照寺の御首題です。身照寺ではオリジナル御朱印帳(御首題帳)を用意しています。

裏面は「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」という賢治の言葉が入っています。普段はオリジナル御朱印帳を買わないのですがこちらの御首題帳は見事ですので買い求めました。


長くなってきましたのでこの辺で。御朱印情報は最後にまとめてご紹介します。
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浄土宗京都教区の特別大公開は10/1~24で開催調整中か

2021-08-01 | 御朱印めぐり
毎年10月に開催されている浄土宗 京都教区の特別大公開について、10/1(金)~24(日)の開催で調整が行われている模様です。

昨年は新型コロナウイルスの影響で残念ながら中止となりましたが、『お寺が門を閉じるのではなく、こんな時だからこそ門を開き、「お寺として今出来ること」を共々に考えてゆければ』との考えから可能であれば開催したいとしています。

現在のところ以下の通りになる模様です。
・御朱印は書き置きとして接触機会を減らす
・近隣の寺院と共同で堂内や門前にスタンプを置いてスタンプラリーを実施
・堂内の拝観は一部で事前予約や人数制限を取り入れる
・Webでのリモート参拝やリモート念仏会も検討する

なお状況によっては中止またはリモートのみとなることもある、とのことです。


普段は門が閉じられている街中の小さな寺院なども公開され、貴重な文物が公開されたりお話も聞けるので面白いイベントです。何とか開催したいとの思いが伝わってきます。開催にこぎ着けられることを祈念したいと思います。
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